世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

沖縄の 県民性 と ホスピタリティー

2006年04月07日 | Weblog
沖縄を語るに、定番語に「いちゃりば、ちょうでー」(逢えば皆、兄弟)<赤の他人でも何かの、ご縁で出逢ったのだ!その御縁を大事にしようじゃないか!!>。「出逢えば皆、兄弟だ!」。そのスタンスが古から語り継がれた祖先の叡智・心情・県民性(人間性)として培われてきた。小島国で四方、海に囲まれた ”島嶼性” は、ややともすれば閉鎖的で排他性の強い負のイメージが先行する。わが祖先は、意識的か無意識的なのかは別にして、見果てぬ夢を追い求め、 地の果て 水平線の彼方 まで雄飛し一大貿易立国を築いた。島国、島嶼性を克服したのである。天性の大らかさ屈託のない明るさは他国・他民族との、そういう交流で培われた賜物であり、その気概は大陸的でさえある。その<県民性>を今風に表現すれば「ホスピタリティ=hospitality」に該当し準えるのではなかろうか。・・・曰く、「お客様を親切にもてなす気持ち」とある。”サービス”に該当する ラテン語 の語源も<相手に隷属する者>とある、のに対し”ホスピタリティー”は<客人の保護者>とある。つまり、サービスを提供する側の主体性を強調している。ホストとゲストの相互理解と信頼が基本となっている。・・・かかる意義を理解し鷹揚に解釈すれば ”いちゃりば、ちょうでー” は「ホスピタリティー」の語源そのものの意義に解釈でき看做す事が可能であり援用できるのではなかろうか。今風の私的解釈であるが、如何なものであろうか。識者のご高説を賜りたい。(自在な遊び心を・・・)