日本一を賭けての名勝負だった。稀に観る接戦に日本中が湧いた。4対3の互角の戦い、誰の目にも、そう映ったに違いない。先勝、後勝の交互勝戦で手に汗握る新人監督の総力戦だった。軍配は西武オリオンズに挙った。伊東監督は名将に学んだ勝利だと断じた。最近の世知辛い世相に食傷ぎみの日本国民に一服の清涼剤を与えてくれた功績に感謝したい。まずは「優勝おめでとうございます」。ごたごたの多い最近のプロ野球界にフレッシュマンの両新人監督の鬩ぎ会いは新風を巻き起こした。ありごとう。感謝。・・・かつて三冠王を二度も手中にした落合監督の胸中は如何?過去の栄光の座にあった実力派名選手の監督力量を云々する御仁も居られるがセントラルで新人監督として優勝。そして今回、日本一を賭けて接戦で惜敗した。あっぱれ!というほかはない。来期を期して日本一の座を奪還しリベンジを胸中にしていることだろう。試合中ポーカーフェースで無表情を繕っていたが落合氏の事だ、無念の想いを胸内深く秘めていたに違いない。来期も他球団を制して又、再度の名勝負を期待したい。
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