世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

清廉な空が泣き大地が号泣し海原が怒号するオキナワ・沖縄

2004年10月04日 | Weblog
原初は人間らしい生活を謳歌した島。平和で、のどかな小島であった。大らかな大陸的な気質を原初から内包した人集団であった。人の世が進化発展していくに従い様相は一変し複雑多様化していく。同時並行的に、この小島にも文明文化という名の荒波が押し寄せ侵食してきた。狩猟時代を経て石器文化を保有する様になり原始的な支配・被支配の上下関係が成立していく。弥生の治水を支配する頭が出現し、後に按司時代が到来する。そして城<ぐすく、ぐしく>が南部を中心に中部そして北部まで築城されていく。三山統一を経て琉球王国が成立する。資源が皆無で貧困な小島、琉球国。・・・時の為政者は生来の屈託のない大陸的な気概で世界を視野にサバイバル”生きる術”を模索し展開して行く。”三角貿易”という離れ業を編み出す。そして巨万の富を手中に収める。文字通り琉球国の黄金時代を築いていく。・・・時は流れ近世に薩摩に侵略され、その統治下になる。その時期を基点に”生きる・生き残る術”の生活術を獲得していく。忍従の選択、苦渋の歴史、あらゆる選択肢から負の遺産を強いられる。正に歴史に翻弄された日本国の中の一県、沖縄・・・。全ネガティブな負荷を一身に背負い、恰も今日まで流浪の民として流れ着く所まで流れ、行き着いてきた。もう我慢の限度も、とっくに過ぎ去った。・・・沖縄の清廉な空は泣き、大地は号泣し海原は怒号する。・・・ああ!!オキナワよ!おまえは何処に???。

E-mail
masa-ty@mco.ne.jp