世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

絶世の美女マムヤの”悲恋岬”に白百合が招く

2004年10月07日 | Weblog
宮古島東平安名崎(みやこじまひがしへんなざき)を「ぴゃうなざき」とよんでいる。その昔、村に住む絶世の美女、人呼んで(マムヤ)が、そこに住んでいた。評判を聞きつけた役人たちは、われ先にと恋心を訴えた。輩の役人達から身を守り隠すため断崖絶壁の洞穴に逃げて身を潜めた。そして機織をして、その日その日を暮らしていた。時の権力者、野城按司(村の長老)と家来たちは、マムヤを探すため松明を翳して東奔西走した。その様は、恰も岬全体を埋め尽くし夜空を焦がす様な光景だった、という。怒涛渦巻く海上に、蛇状の細長い岬は太平洋に突き出て海風と灼熱の太陽に曝され波風の轟音で諸人を寄せ付けない。悲恋の美女は、今も語り草になり、若人の逢引の場、“悲恋岬”となって煌めく星空の下に往時の痕跡を残している。その伝説の遺跡を後世に残すべく県指定をも受けている。・・・亜熱帯の植物群落が現存するマムヤの墳墓一帯は白百合の一群で覆いつくされ恒例の宮古島、全日本トライアスロンの猛者達をテッポウ百合の白い花で、恒例の様に毎年、出迎えている。”ワイドー!ワイドー!”の掛け声と共にアスリート達を声援し祝福している。・・・

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