非正規の賃金格差最小 15年、なお正社員の6割
行政・政治 2016年2月19日 (金)配信共同通信社
厚生労働省が18日発表した2015年の賃金構造基本統計調査によると、フルタイムで働く人のうち、正社員の平均月給(残業代などを除く)は32万1100円、非正規社員は20万5100円だった。正社員を100とした場合の非正規の月給は63・9と前年より0・9ポイント上昇し、賃金格差は統計のある05年以降で最小となった。
人手不足で非正規の月給が前年より2・4%増え、正社員の伸び(1・1%増)を上回った。それでも非正規の月給は正社員の6割強にとどまる。調査には賞与が含まれず、年収では差が広がる可能性が高い。安倍政権は賃金格差解消を目指す「同一労働同一賃金」を掲げており、どこまで改善が進むかが焦点だ。
フルタイムで働く労働者全体の月給は1・5%増の30万4千円で、2年連続で増加した。春闘の賃上げや人手不足が影響した。
1カ月以上働いている人が10人以上いる事業所のうち、約5万事業所の回答を集計。15年6月の給与のうち、残業代などを除く所定内給与を比べた。
男女別では、女性が1・7%増の24万2千円で、2年連続で過去最高だった。部長・課長級社員のうち、女性の占める割合が8・7%と過去最高を更新するなど女性管理職の増加や勤続年数の延びが女性の賃金増につながった。男性は1・7%増の33万5100円だった。
男性の月給を100とすると女性は72・2となり、男女の賃金格差は過去最小だった前年と同水準だった。
行政・政治 2016年2月19日 (金)配信共同通信社
厚生労働省が18日発表した2015年の賃金構造基本統計調査によると、フルタイムで働く人のうち、正社員の平均月給(残業代などを除く)は32万1100円、非正規社員は20万5100円だった。正社員を100とした場合の非正規の月給は63・9と前年より0・9ポイント上昇し、賃金格差は統計のある05年以降で最小となった。
人手不足で非正規の月給が前年より2・4%増え、正社員の伸び(1・1%増)を上回った。それでも非正規の月給は正社員の6割強にとどまる。調査には賞与が含まれず、年収では差が広がる可能性が高い。安倍政権は賃金格差解消を目指す「同一労働同一賃金」を掲げており、どこまで改善が進むかが焦点だ。
フルタイムで働く労働者全体の月給は1・5%増の30万4千円で、2年連続で増加した。春闘の賃上げや人手不足が影響した。
1カ月以上働いている人が10人以上いる事業所のうち、約5万事業所の回答を集計。15年6月の給与のうち、残業代などを除く所定内給与を比べた。
男女別では、女性が1・7%増の24万2千円で、2年連続で過去最高だった。部長・課長級社員のうち、女性の占める割合が8・7%と過去最高を更新するなど女性管理職の増加や勤続年数の延びが女性の賃金増につながった。男性は1・7%増の33万5100円だった。
男性の月給を100とすると女性は72・2となり、男女の賃金格差は過去最小だった前年と同水準だった。
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