大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

賞品の分配

2009-06-04 09:38:14 | Weblog
先日の新聞にこんな内容の記事が出ていました。

『イギリスの子供たちにあるゲームをしてもらい、その結果1位になった人にたっぷりのご褒美(賞品)をあげた所・・・、
1位の人がとても喜んだのは言うまでもなく、1位になれなかった他の人もその人に惜しみない称賛の拍手を送ったそうです。

これと同じことを日本でしてみた所・・・、
「1位の人が賞品を独占するのは不公平だ!」と大ブーイングが起きたそうです。
そこで、順位に合わせて賞品を配り、下位のほうの人には「参加賞」と称し結局全員に何か行き渡ることにしたら子供たちはみな大満足。』

「勝者が富を独占するのはよくないことで、公平に皆で分かち合うことをよしとする」という日本の文化的価値観がしっかりと子供の頃から根付いていると感じられるエピソードではないかな・・と思いました。
そして同時に、欧米との価値観の違いがはっきりと出ていると思います。

確かに大儲けをしてお金をがっぽり持っている人は、どこか妬まれる風潮がなきにしもあらず。
そして、「お金持ちになったら所得の一部は貧しい人に還元しましょう」的な発想もありますよね。

昨今のリストラや派遣切りなどにまつわる問題も、ちょっと振り返ればライブドアさんに関わる一連の問題も、この日本文化の伝統的価値観が“元”となっている気がします。
もちろん、それらの問題の善し悪しは別として。
コメント
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