若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ブックカバーチャレンジ Day 5

2020-08-14 09:42:45 | 映画と本
反則します!!(笑)

どうしても絞りきれず、Day5として3冊載せてしまいます。完全に「2020年夏 私ふりかえり作業」と化したこの作業、暗礁に乗り上げ反則技です。

そして、Day 6 と Day 7 には一瞬の迷いもなく、まず頭に浮かんだ2冊をご紹介してフィニッシュしようと思います!

正直、遠藤周作さんならどの本でもよかったんだけど、ここ数年マリー・アントワネットに興味を持ってTVや読み物に手をだしているので、コレにしました。

多分最初は両親の影響で読み始めたんだろうと思いますが、「沈黙」や「海と毒薬」のような作品に若い頃ショックを受け、具体的に何を悩んだという訳でもなく心に重いものを抱えたような気持になったこと。そういう「やみくもに暗い気持ち」も必要な通り道だったんだろうな、とぼんやり思う50歳の自分です。

勿論、狐狸庵先生のコミカルな本も好きだし、この本や山田長政について書いた歴史ものなんかも大好きです。


カズオ・イシグロさんも30代だったかなぁ?一時期どハマりした作家さんで、どれにするか迷ったけど「一番好き」といったらコレか、と選びました。有名な『わたしを離さないで』も夢中で読んだけど。

自分の中では珍しく「原作も映画も両方だいすき」な作品です。だから大切なのかな。

因みにここ数年で、「映画が素晴らしかったので原作に手を出したらガッカリしてしまった」のは(そんな情報いらんか)、『マリーゴールドホテルへようこそ』と『IKEAのタンスに閉じ込められたサドゥーの奇想天外な旅』です。翻訳本の難しさかもしれない。

カズオ・イシグロさんも、原語で読んだら感想が変わるかな。『退職したら挑戦することリスト』に加えよう!

正直、20代に読んだきり全く近づいていない落合信彦作品なので、今回入れるのに一番迷ったんですがー。

私は20歳のとき10か月アメリカのワシントンD.C.に留学させてもらったのですが、多分その帰国後に読みふけったのだと思います。ボブ・グリーンも同じ時期に読んでいたかと。大尊敬していた教授がケネディ暗殺の謎に一生をかけて挑んでいらっしゃったことにも強く影響を受けていたのかもしれません。

今ではアメリカの政治も歴史も、私にとっては外国のひとつ、になってしまいましたが、この頃落合さんを読みふけった経験は「自分の暮らす国の政治や経済に無関心ではいけない」という姿勢を自分に植え付けてくれた、と感謝をしています。

理解が足りなくても、間違っていたとしても、必ずいま自分の国で起きていることを、知ろうと努力をして自分の意見をきちんと持つこと。その信念みたいなものを与えてくれた時期だと思い、代表作として1冊載せました。

(けど、内容ぜんぜん覚えてなーーーい(笑))。




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