合唱団の練習に参加しました。予想以上に大勢が集まってきて、嬉しかったなぁ。役員さんの女性が、「ほんの2週間会わなかっただけなのに、何だか今日は会えたのがとても嬉しいわね。」と仰っていて、本当にそうだなーって。各駅停車で頑張って足利までいらしてくださった先生のちょっとおかしいレッスンや、ガソリン欠乏の恐怖と闘いながら1時間かけて練習にやってきた友人による、先生への小声突っ込みとか、上手に歌えない自分へのジレンマとか、『積み重なっていく』みんなの声の厚みとか、そういった全ての、『いつも通り』が、本当に嬉しくて。
練習(音楽)を楽しめないかな、という私の不安は全くの当て外れでした。真っ白な気持ちになって、罪悪感を覚えることなく笑顔になって歌えました。
今日、被災地から群馬県のご実家にいらしているご家族が、急遽スタジオ撮影にいらしてくださいました。お産で偶然ご実家にいらしている時に地震があり、帰れなくなってしまったそうです。ご主人は行ったり来たりされているようでした。「本当はあっちでお宮参りって思っていたんですけど。」と、ジーンズにトレーナーでカメラの前に立ったご家族は、本当にキラキラしていました。お兄ちゃんがウチのぬいぐるみと一緒にふざけている様を見て、「わっはっは」と笑っているパパとママの明るさが、とても素敵だなーって。
普通通りの生活を送れる私たちがめげた顔なんか、しちゃいけない。明るくいつも通り、多少無理をしたって、『いつも通り』に笑っていなくっちゃ。
高校生の時から、20年くらい?歌い続けていたのに。
もちろん、学校では音楽を教えているから、全く歌っていないというは違うけど、やっぱり、みんなと息を合わせ、声を聴き合い、重ねていくこととは違うしね。
東日本大地震を経験し、東北の方々の状況とは比べものにならないけど、立ち入り禁止の赤い紙をはられた校舎、地震以後、授業ができずに、休校のまま春休みに入ってしまった今。
敷地に残る、たくさんの地割れを見るたびに、つらい気持ちになってしまっていました。
おぐのブログ見ながら、元気出さなくちゃなって思ってたよ。
そして、私も、久しぶりに歌いたくなりました。
そして、私、歌が大好きだったんだって、思い出しました。
歌っちゃえ。
喘息はキツい。
けど、歌声の中にいるだけでいい時もあるよね。合唱にしかない幸せ感があるよね。
頑張れ!!