若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

特等席

2007-12-24 11:20:00 | その他
23日は足利の第九演奏会でした。私は合唱団の1人として、舞台にあがりました。

客席からは指揮者の後姿しか見られませんが、私達は1~3楽章まで、指揮者を間近で迫力満点で見ることができます(まさに、砂かぶり席!)。

そして、昨日は更に楽しいコトに気がつきました。ホルンの方が息を吸う音や、コントラバスの方が弦を弾くときの、指と弦のかすれる音など、通常の「音楽」としてではない「音」が聴こえてくるのです。もしかしたら、それって音楽を作っている側としては聞かれたくない音かもしれません。でも、妙に感動しちゃった。「作っている側」にいる感じがして。

そして、4楽章は・・・どうだったかというと、えーい、この際断言してしまえ。『大成功』でした~!

というのも、全体としても良かった(多分)のですが、私個人的に今まで5回ほど色々な場所で第九を歌いましたが、一番、冷静に歌えたのです。前奏の間に、合唱指揮の初谷先生の教えや、昨日の指揮者の高関先生のご指示などが、頭をめぐり、具体的に「あそこと、あそこに集中して歌うぞ」みたいに考えながら歌えたのです。今までは、全て頭真っ白、ただ「第九歌いました~!おー!」みたいな感じだったので、自分的に大躍進!もしかして、ちょっとだけ、『演奏者』側の人間になりつつあるのかも!?(きゃー、本番翌日のハイテンションでそんなこと言っちゃったりして)

そして、翌日の私に残っているのは、深い満足感と、もっと上手に歌いたい欲望と、1~3楽章間、木の山台に座り続けたことによるお尻の筋肉痛でした・・・

今年来られなかった君!来年は聴きにきてね!(あるいは、一緒に歌っちゃおう)

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1 コメント

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Unknown (元ベース弾き)
2007-12-24 22:50:11
細かい観察力と感性ですね。
演奏する側の客観的な描写は、歌いたい人を増やすのではないでしょうか。お疲れ様でした。
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