クリスマス・イヴの日、二代目と鍋を囲みながら見ていたニュースで、シリアの爆撃のことを伝えていました。数日ぶりに街に小麦が届いたというので、パン屋さんに行列していた市民を攻撃。多くの方が亡くなったと。今改めてそのニュースを検索してきたけど、亡くなった方が、60人とか100人とか300人とか、ニュースソースによって全然違うことを言っています。それだけ混沌とした状態なのでしょう、現地は。
慌ただしい日々の中で、イヴだからといって特別なことをしたわけでもなかったけれど、何となく二代目とあたたかい鍋を囲んでいることに幸せを感じていた時だったので、そのニュースはとてつもなく悲しくて、気持ちがふさいでしまいました。こんなに豊かな、平和な、安全な日々を送っている私たちから、そんなに遠くないところで、危険を覚悟の上でパンのために並ぶ人がいる。その事実に、イラついた気持ちになって。
国が違うとか、時代が違うとかの些細な偶然でいま、満たされた日々を送ることが出来ていることに改めて思いを寄せて。新たにやってくる2013年、世界の不条理が1つでも2つでもいいから、減る年になりますように。