若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

敬語の壁

2008-07-26 12:53:45 | その他
留学中に、これはいいな、と思っていたのは、年齢・立場に関係なく、とりあえずの挨拶が『ハーイ!』だということ。

日本語だと、まず最初は敬語でスタートしますよね。そして、どのタイミングでソレを友達言葉(分かりやすく言えば『タメグチ』)にするかの判断が難しくて、迷ってしまうときが多々あります。

例えば、もともとは写真館のお客様、だけどプライベートな面でも共通点が多く、段々お友達になった5歳年上の人がいたと仮定します。最初は最高級の敬語でスタートしますが、途中から話が盛り上がった時だけ何となく友達言葉になり、それでも毎回会って最初の言葉は「お世話になってまーす」だったりする。難しいのです、その辺りの使い加減が。

それと、「こんにちは」も使い勝手がなかなか難しい。朝はいいのです。「おはよー」とか「おはよーございまーす」とか意外にフレンドリーに使えます。でも、「こんにちは」とか、「こんばんは」って何となくよそよそしくないですか?プチ丁寧みたいな?幼馴染と、道でバッタリ夕方4時頃会ったら、挨拶は何だろう?「こんにちは」(何だか固い)、「やっほー」(妙に明るい)、「どうしたの?」(何が!?)、「ちゃお!」(イタリア人ではない)……そんなコトを考えて、ふにゃふにゃ笑ってごまかしてしまうのです。そんなとき、英語の「ハーイ!」って凄い便利だなって。

ただテレビで旅番組を見ているといつも思うのです。漁師の皆さんはみんなレポーターに対して、最初っから友達言葉なんですよね。「どこから来た?」とか、「船、乗ってくか?」とか。そういうのって、一気に見知らぬ人との壁がぶち壊れる感じがして、いつも羨ましいんだな。
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