「基本的に、自分の歌声を人に聴いてほしいという願望がない。というか、どちらかというと恥ずかしくて、聴かれたくない。」
なら、なんで合唱なんてやってるのーーー????と、よく不思議がられるんですが、ココは何の不思議もなく回答可能。歌いたいだけなんだもん。で、一人で歌うんじゃなくて、人の声が重なり合っていくのがぞくぞくするほど好きだから、一人カラオケでは解決しない願望なわけで。
とはいえ、やっぱり前の席の人や隣の席の人には自分の声が聴こえてしまうし、実際上手に歌えなければ、周囲にも全体的な出来上がりにも迷惑をかけてしまいます。自分が予想以上に、歌が上手じゃなかった、と知ってしまった数年前以来ずっと考えてきたけど、今の合唱団の中で、自分が果たしている役割って、本当に何も無くて、時々そんな自分がこの合唱団にいたら迷惑?とか考えてしまいます。先生も、仲間も、みんな上手に歌うための努力を惜しまないし、実際どんどん上手になっていくから、自分が上手に歌えないことが情けないし、とても残念で。家族が全員出掛けると、「それ!」と練習して、自分の声を密かに録音したりしてみますが(しかも、2割増し上手に聴こえる撮影スタジオで歌ってみる)、泣きたくなるほど進歩がありません。色々試しているんだけどねぇ、はぁ。
なーんて、練習終わりに落ち込んでいる日に限って、後方に座っていたテノール男子(私より若干お兄さま)2名がやってきて、
「ちょっと、松本さーん。お酒飲みながら練習してんじゃない?って後ろで噂してたんだよー。なんだよ、これ~?」
なんて声を掛けてくれたりするもんだから、一気にテンションが「泣」から、「笑」になっちゃって、『楽しいから、辞められない。単純なハナシか。』なんて、納得して来週も練習に行っちゃうんだな。こういう居場所を見付けた自分は多分、かなり幸せなんだろうな。
因みに、男子たちの噂の元は、コレ。中身はもちろん、お茶でございます。
だって面白いじゃーん。
なかなか自信持て歌えたってことはないですよ。
ただ練習有るのみ!
私たちもよく駐車場で喋ってるけど・・・。
真面目にがんばりまーす。