写真展の準備段階の折、意外な発見がありました。出力を担当して下さった方(足利市内のアドテックさん。大変お世話になりました)に、二代目が意外とうるさいことを言わないのです。勿論、テストプリントは出していただき、最終OKは自分で出していましたが、色見本を付けるでもなく、ほぼ一任状態。いつも、結婚式のアルバム等を発注する際は、見本を付けたり、ガツンガツンやり直し!にしたり、大変やかましい人なので、意外でした。
あるとき、「作曲されたあと、長年の間に様々な歌手や指揮者によって、演奏されていく。それによってお客さんの耳に届くときは、かなり違う味付けになっちゃうよね。曲って、どの過程が、完成なんだろう?」という話しになったのです。
すると二代目が、「僕は、自分の作品の場合、撮って加工したら、出来上がりはある程度プリントマンに任せたいんだ。」と言いました。勿論、それは信頼があってのことなのでしょうけど。でも、アドテックさんとは今まで何回か小さなお仕事をお願いすることはあっても、ガッツリ作品をお願いしたことなどありませんでした。だから、そのコトバを聞いたとき、作品創りって、生き物を扱うような側面があるのかなーって、想像しました。自分の手を離れた場所や時の中で、化けていく可能性があるのかなーって。
で、今回の私たちのコンサートに置き換えて考えたとき、我々合唱団員一人一人が、ちゃんと『作品を創るんだ。』という想いをもって、望みたいな、と思いました。佐藤さんや、ハマースタインさん等が、創りだしてこの世に送り出した素晴らしい曲の数々。田舎の片隅だって、アマチュアだって、この曲たちの演奏歴史の中の1つになることに変わりはなく、そういう責任みたいなものが、やっぱりあるんだよな、舞台に乗せる限りは、と。
へへへ。そんなこと考えてると、武者震いがきちゃうやね。がんばらな!
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