若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

音楽会の撮影

2009-11-23 19:00:41 | マツモト写真
日曜日は、足利市の市民音楽祭でした。市内の音楽団体が集まって、日頃の練習の成果を発表し合います。当然、私の入っている『足利市民合唱団』(足唱)も出演するのですが、昨日はいくつもの仕事が重なっていたため、わたしが市民音楽祭の撮影担当になり、同じ会場にいるにも関わらず舞台に上がれないという、ちょっと切ない状況でした。

とはいえ、最近全然練習に参加できていないので、いきなり舞台に上がるなど許されるはずもなく、ゆっくり仲間の歌を聴くことができる貴重な機会だな、と少し楽しみにもしていました。

が、私は甘かったのです。二代目や義姉が「撮影してると音楽って聴こえない」と言っていた意味が初めて分かりました。1団体のパフォーマンスが終了するまでに満足のいく撮影を終えることで精一杯。特に人数の多い足唱は予想以上の難敵で(帰宅後にそのことを話すと、義姉が「そーなんだよー。足唱が一番キツイの~」と苦笑してました)、汗びっしょりになりながら奮闘していたら、あっという間に足唱の『南国のバラ』は終了していました。

終演後に、「どうだった?」の嵐が襲ってくるだろうに、感想も言えないなぁ、と残念に思いつつ、一番近くで(望遠レンズですから客席よりも大きく見えています)みんなの『歌い顔』を見ている限り、とっても幸せそうだったので、そのみんなの顔を称えて、大きく拍手を送りました。


今週金曜日からは(今度こそ)練習に復帰します。さて、遅れを取り戻せるかな。

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一期一会

2009-11-23 00:06:32 | マツモト写真
数日前に、一期一会というタイトルでブログを書こうとして、電話か何かで中断。結局止めてしまった日がありました。

七五三撮影で、5歳の男の子が緊張して(ある意味かたまって)撮影を終えました。撮影中に道化に徹した私に対し、撮影を終えた安堵感からか、お子さんたちが急に仲良しビームを発してくることがよくあります。その5歳君も、突然わたしのそばに寄ってくるようになり、「あとでゲキレンジャーのお面見せてやるよ」とのこと。「え?ゲキレンジャー?今も売ってる?」と聞くと、パパさんが「そうなんですよ。今はシンケンジャーなんですけど、さっき露天で目ざとく見つけてしまって……」とのこと。笑ってその場は終わったと思っていたのですが、その後ウチの駐車場で、彼はパパさんに「ねぇ。ゲキレンジャー見せてやろうよ。帰りに寄って見せてやろうよ」とおねだりしていたのです。

5歳君は通常、次は成人式まで写真館にやってくる機会がないので、撮影日以降、会うことは滅多にありません。だから、今日の「ゲキレンジャーを見せてやろうかと思った写真館のおばちゃん」のことも、きれいさっぱり忘れてしまうだろうけど、一期一会、この出会いを大切に、その撮影に全力を尽くそうと思います。


……そんな感じで書こうと考えていました。


でも今日。一期一会は勿論大切だけど、未来に向けて「たった一回の出会いでもなくなるんだな」と改めて気付きました。今日の七五三でいらした3歳ちゃんのママさん。7歳の七五三写真をウチで撮影したそうで、なんとその写真を持って来て下さったのです。主役の3歳ちゃんは臆することなく、「ママと同じように撮るんだ!」と元気にカメラの前に立ってくれました。

嬉しいねぇ。こういうの。

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