若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

創るひとびと

2009-04-30 13:04:17 | 音楽(足利市民合唱団)
直接的な方法でしか、思いや感情を表すことができません。具体的に言うと、『泣く』とか『笑う』とか『口に出して言う』とか『書く』とかそういう方法です。それに対して、私が憧れる方法は間接的な方法。具体的に言うと、『描く』とか『写す』とか『歌う』とか『創る』とか、そういうことです。

先日、ある女性の書を見せていただく機会がありました。私の中で彼女は楚々とした、それでいて明るい、パステルレモンイエローというイメージでした。でも、見せていただいた書は、力強かったり、遊び心が見え隠れしたり、どうやら奥が深そうな、コレは一筋縄ではいかない女性らしいぞ、と思わせる作品でした。そういうコトを間接的に表現できちゃうのって、すっごい羨ましい。ちょっと悔しい。

昨日は、俄か観光地化した足利の街を歩いて、ある小さなお店に行きました。いつも撮影でお邪魔している足利工業高校のお店。男子の多いその高校の中で、いつもそこだけキャピキャピ明るい産業デザイン科の女子生徒さんが、自分達でデザインした商品を販売していました。

「どうして、I LOVE Ashikagaの台詞から、この絵を描こうと思い至るのかなぁ」と、いつものようにゼロから何かを創りだす人へのジェラシーを抱えながら、Tシャツやマグカップを購入しました。

将来は、日本を代表するデザイナー?あるいは幼稚園で人気ナンバー1の手作り自慢ママ?どの方向に行っても将来有望であることに変わりはない、ニューヨークのSOHOを思い出させるようなデザイナー集団の小さなショップは、足利学校近くのサウスウエストパラダイス(私達が仲間と夜中まで飲んだくれて、大騒ぎするお店)のテナントスペースで、ゴールデンウイーク中(5月2~5日)限定開催です。