今回の患者は、鈴木スカイウェブさん。
駆動系で、プーリーとベルトの移植手術や。
きんのから2泊3日の予定で入院しゃぁはる。引き取りにちょっと乗ったんやけど、予想外に走れへん。250のスクーターやったら、もっと加速もえぇやろと思てたけど、音だけでダラ~っとした加速しかせぇへん。これやったら、うちのAxisの方が早いかも。
そんなとこで、今日の午後から手術開始。まずは、サイドカバーの取り外し。
続いて駆動系カバー。
開腹後はプーリーへ。特殊工具でプーリーフェイスを固定して、ナットを緩める。試しに締付トルクを測ったら、約7.5kgf/mやった。結構きつう絞まっとる。
プーリーを外したついでにケースの中をエアーで掃除したら、げらい埃が出てきよった。ベルトかクラッチのカスやろう。プーリーもフェイスも結構ちびっとる。でけたら、フェイスも交換した方がえぇんやけどなぁ。
プーリーは、ノーマルの加工品のようで、WRがより外まで移動でけるよう削ったる。せやけど、プーリーの裏っかわにはストッパーみたいなやつが着いてて、ノーマルでもランプレートが当たっとるのに加工してもプーリーは動かんやろ。プーリーにさらのオイルシールをつけて付属のWRを入れる。WRは21gでノーマルを測ったわけやないけど、見るからにだいぶと軽そうや。
これもまた、さらっぴんのベルトを入れて、組み付ける。
ケースは10本のボルトで留っとるけど、2本がちょっと怪しい。なんぼ閉めこんでも絞まりけれへん。おっかしいと思いながら、締めてたらあんじょねじ切ってしもた。幸いボルトが折れてケース側にダメージがなかった。その上、ボルトも頭を残して折れてたさかい、直ぐ抜けた。あと1本かて、折れんうちに締めるのをやめた。
サイドカバーを付けて、完成。
そたら辺を試走したみたら、変則回転数が5000から6000rpmに上がってちょっと加速がようなった気がする。
今日は、家族が迎えに来られへんので、退院は明日になる。