二日目も天気がようて、連れに起こされたら、 朝日が出とった。
奇麗な日の出を見たんは、久しぶりや。
串本の右っ側が大島で、左っ側が橋杭岩で丁度
真ん中から出てきょった。
朝風呂に入ったもんの、残念やけど、露天風呂
からは朝日の高度が低過ぎて、見られへん。
今日は、紀州鉄道ですねん。
ここの鉄道の経営状況は、悪いらしいさかい、営業してる間に乗んに来た訳ですわ。
JR御坊駅の0番線から出とる。
乗り口が分からへんさかい、駅員にきいたら切符なしでJRの改札を入るらしい。
JRのレールと比べたら、ちびっとるし、いがんどる。
列車がホームへ入ってきょった。
走り始めたら、結構左右へ揺れよる。
途中の「紀伊御坊」駅には、古い車両が置いたる。
この駅には、紀州鉄道鉄道部事務所があって唯一の有人駅や。
横にある車庫には、別の車両が入っとった。
終着駅の「西御坊」駅
過去にこの先の「日高川」駅まで営業されとったらしいけど、レールなんかが残っとる。
この次にわかやま電鉄に乗ると思てたんやけど、連れは、電車も普通のやつやさかい、はなから乗る気はあれへなんだようや。
タマ駅長を見るとか言うとったんやけど、今日は公休日らしい。
良かった。ど猫は、嫌いやさかい会われんで良かった。
トロッコ電車に乗んに行きましてん。
最近、軽便鉄道に興味が出てきて、HPを検索し
てて、見つけましてん。
特段、鉄っちゃんやないんやけど、連れが以前
から、紀州鉄道が営業してる間に乗りたいらし
んで、ついでに行くことになった訳ですわ。
行き先は、熊野市紀和町にある「入鹿温泉 瀞
流荘」と「湯の口温泉」間で運行されてまんねん。
もともと、昭和53年まで稼動してた紀和鉱山で使われてた、隧道の一部を観光用に使てるらしい。
1kmそこそこを約10分で到着しょる。
最近、テレビで紹介されたさかい、ぎょうさん客が来とるんかと心配したけど、気にせんで良かった。
客は、わしらだけや。
「入鹿温泉瀞流荘」駅
選鉱場方面への隧道
坑内の温度は6℃程やった。
駅舎の横にある車庫には、別の車両が保管されとる。
湯の口温泉方面への隧道入口
「湯の口温泉」駅
ここで、折り返し運転してる。
この先、隧道はまだ3km程続いとるらしい。
時間があったら、じっくり先を見んに行きたいねんけど、湯治場の温泉で我慢ですわ。
この後は、選鉱場の近所にできたる「鉱山資料館」へ移動ですわ。
施設前の広場には、当時の機関車が展示したる。
こいつの前には、マンホールの蓋みたいなちっこいターンテーブがある。
こいつは、バッテリー駆動やないみたいや。
施設内は、こんなやつが展示したる。
施設内のレールは、外の展示車とつながっとる。
施設から選鉱場跡が見える。
ちょっと離れたとこに赤木城ちゅう城跡がある。
藤堂高虎ちゅう、築城技術に長けた武将が築城したらしい。
ここが主郭や。
こっからの眺めがえぇ。
2日目へ続く
連れからハイキングに誘われましてん。
近鉄と南海が開催してる「金剛生駒紀泉ハイキング」ですわ。
今回は、シリーズのいっぺん目で「南海レトロ路線を繋ぐ、紀泉の山をゆく」ちゅうイベントですわ。
なんやら健脚向きの14kmの行程ですわ。
しょっぱなから、健脚向きやし、降水確率50%でほんまに行くんかいな?
て、思てたら、誰も止めとこなんて言うよれへん。
コースは、南海多奈川線の多奈川駅から高森山~四国山を経由して、淡嶋さんがゴールになりまんねん。
多奈川線と加太線に乗ってみたかったさかい、行ってんけど・・・
多奈川駅を出発する頃は、200人程が来とった。
電車に乗っとる客が全部参加者や。
雨が降ったり、止んだりで登山道は、ぐっちょっぐちょやんけ。
せやさかい、急なとこは、よう滑る。
下りで前の方を歩いとったおっさんが、坂を仰向けに3m程どまくれとった。
尾根にある広っぱで、昼飯を食うたんやけど、見晴らしがえぇとこやった。
眼下に加太と友ヶ島が見える。
最後の5km程は、舗装された一般道やけど、こっちの方が足と腰にくるわ。
ゴールが、ここ淡嶋神社ですわ。
腰が痛い。