再発 其の参

カバーが外れへなんだ原因は、やっぱしダウエルピンのうちの一本やった。

こんだは、こいつがケースから抜っきょれへん。

 

 

かなり錆で固着しとるようや。

プライヤで掴んでこじたり、しばいたりしてもびくともしょれへん。

無理かりしばいたら、ケースが割れよるよってん無茶でけへんし・・・

当初は、再利用を考えてたんやけど、傷いっきょるし変形するわで諦めた。

ケースを温めてこじるか最悪、割を入れて潰すか覚悟を決めたんやけど、数日置いといたら、ちょっとしばくだけでいのいてくれた。

 

外れたカバーのベアリングから抜くことにしたんやけど、痛んどるんで念のため、温めてからベアリングプーラーで抜いた。

 

 

いっちゃん問題なんがプライマリシャフトや。

ベアリングがげらい削れとって、インナーレースがげなげなや。

アウターレースにプーラーのツメをかけて引き抜くんやけど、うっかりしたらベアリングがばらけて、インナーレースがシャフトに残りょるかもしれん。

そないなってもうたら、ギヤとインナーレースの外径がおんなしやよってんツメをかける出っ張りがあらへん。

ちょんちょんに刃を削ったタガネか何かでしばかなしゃぁない。

こいつも結構温めてからプーラーにかけて、ちょっとずつ抜きにかかった。

 

 

どないかばらけんと、巧いこと抜けてくっりょった。

 

改めてベアリングを見たら、こんなけセンターがずれよる程、ちびっとる。

 

再発 其の貳

ギヤケースのカバーを外しにかかったんやけど、ボルトを外してもびくともいのきょれへん。

何か外すコツがあるんか？

サービスマニュアルを見ても、ネットで検索してもカバーを外す書き込みは、出てきょれへん。

カバーの三ヶ所にツメが出とって、引っ掛けられるようになっとるんやけど、手持ちのギヤプーラーはちっこてかかれへんし、ツメに引っ掛けた工具を手前に叩いたりクラッチをしばいたりしてもあかんわ。

何べんか引っぱり出しては、叩き込んだりしてるうちに、一部がちょびっと開いたようや。

そんでも左下がびくともしょれへん。

そういやぁ、ここたら辺にダウエルピンが入っとるようや。

ボルトを抜いた時にげらい錆とった。

多分ピンも錆びとんやろうちゅうことで、CRCを噴きながら引っぱる、叩き込むを何べんか繰り返したら、ようようちびっといのきょった。

 

そこで、こじたらやっと外れましたわ。

ケースの中は、こまこい鉄粉がぎょうさん溜まっとる。

 

ギヤにも

 

 

幸いベアリングのアウターレースは、がたついとれへんみたいやさかい、ケース本体まで削れとれへんのやろ。

再発 其の壱

Axisの故障が再発しよった。

ここんとこ、比較的調子良かったのに。

 

前から、押した時にクラッチアウターの回転音がちょっとおっきんかな？

とは思てたんやけど、数週間前からその音がさらにげらなった気がする。

気のせいやちゅうことで、誤摩化してたんやけど、走行中に振動と異音のレベルになっりょった。

用があっての移動中やさかい、引き戻す訳にもいかへぇず、帰りはかなりの振動でさすがにゆっくり目に帰ってきた。

 

でけたら、クラッチのシューが変形したぐらいで済んで欲しいと願たんやけど・・・

ケースを開けたら、クラッチ回りに異常があらへん。

ほんで、クラッチを左右に揺すくってみたら、ガタがあるわ。

それにギヤオイルも漏れとるやないけ。

 

クラッチ回りを外して、シャフトを触ったら、やっぱしガタがある。

ベアリングが砕けとるんか？

オイルシールにも隙間が空っきょる。

 

 

せめて、ケース側が削れてませんように。

あいつが来よった Ⅱ

加減悪いとこもあんじょうならん内に、名義変更ですわ。

こんで、正式にわがの愛車となっりょった。

長かったわぁ。

 

 

この後、差し当たっての不具合を直してもろて、一旦うちに帰って来よる。

暫く見せびらかしなんかして楽しんだら、次の車検まで乗れるよう、入院して危なっかしいとこに手を入れることになっとる。