キャブも部品取車から取ったやつを掃除して移植した。
こんで、ガソリンタンク・燃料ポンプ・キャブを移植したことになる。
旧キャブで気になってた油面もちょっと高い気がするけど、前みたいに回転数が上がってもこれ以上高なることはあらへなんだ。
カウル等を装着後、試走したけど回転の上がりに息付きが若干あるもんの普通に走れる。
今のとこやけど・・・
こんで完了にして、早よ引き渡ししたい。
キャブも部品取車から取ったやつを掃除して移植した。
こんで、ガソリンタンク・燃料ポンプ・キャブを移植したことになる。
旧キャブで気になってた油面もちょっと高い気がするけど、前みたいに回転数が上がってもこれ以上高なることはあらへなんだ。
カウル等を装着後、試走したけど回転の上がりに息付きが若干あるもんの普通に走れる。
今のとこやけど・・・
こんで完了にして、早よ引き渡ししたい。
ここまで来たら、どこが悪いんやら見当も付かんようになってきょった。
圧縮比がちょこっと低かったんは、ピストンリングが固着してる可能性も?
ある晩、ふと思いついたんやけど・・・
多分そんなことあらへんのやろけど、原因究明のためシリンダーを開けることに。
結果、異常なしやった。
逆にベースガスケットが巧いこと剥がれんと、破れてまいよった。
今回の修理は、『手間をかけて、金をかけんと』がコンセプトやさかい、ガスケットは素材の端切れから作成や。
破けたガスケットを張り合わして、複写の原型に。
時間はかかったけど、銭はかからなんだ。
シリンダーの組み立て完了。
エンジン始動の準備が整うたさかい、どんなぐわいになっとんか、確認ですわ。
キックしたら、何事もなかったようにすんなりエンジンがかかった。
アイドリングも安定しとる。
しゃぁけど・・・
こっから回転が上がれへん。
じわっじわっとアクセルを開けていったら、回転が付いてきょるようやけど、非常に調子悪い。
試走をしたんやけど、スタート時に全然前へ出えへん。
プラグを見たら、べちゃべちゃやし。
エアクリ関係を再点検したんやけど、詰りもあらへん。
エアクリを外した状態やったら回転の上がり方も幾分こましになっりょった。
混合気がめっちゃ濃いようや。
念のため圧縮を測ってみた。
ちょこっと暖気してからの測定やけど、9kgf/㎠や。
規定値が10kgやさかい、ちょっと低い。
キャブの詰りの再点検をしたんやけど、不具合をよう見つけなんだ。
後、気になんのが油面や。
マニュアルにはフロートレベルが8mmと記載したる。
どっからどこまでの数値なんかよう分からん。
フロートチャンバーとキャブ本体の合わせ面から油面の上面までなんか?
そこで油面を測った。
この画像やったら合わせ面よりか下になっとんねんけど、回転を上げていったら、オーバーフロー程の油面になっりょる。
原因がよう分かれへんさかい、部品取車のキャブと換えことしてみよ。
念のため冷間で圧縮を測ったら、
規定の10kgf/㎠あった。
こんだは駆動系の点検や。
以前にもベルトだけは見てたんやけど、本格的にWRも点検することにした。
ベルトを裏返して見たけど、まだまんいけるわ。
WRは結構ちびっとる。
純正品のくせに樹脂の材質が柔いんか、そこそこちびっとる。
換えことすんのも銭がかかるさかい、このまんま組み込む。
ついでに錆が気になとったマフラーもお化粧直し済み。
ちょっとでも見てくれが良うなっりょった。
整備が完成して引き渡したDioやったんやけど・・・
エンジンのかかりが悪いし、回転が上がれへんちゅうことで、再度入院することになりょった。
難儀なこっちゃ。
取りあえずエンジンの調子を見ようと思たんやけど、かかりが悪いどころか、うんともすんとも言いよれへん。
ゴミでキャブが詰まった可能性が大なんで、バラしてみた。
あんじょうフロート室の底にちょこっとだけやけど、ゴミが溜まっとる。
こんだは徹底的にガソリンやエアの通路の点検をせなあかん。
先ずはチョーク関係を調べてみた。
自動チョーク本体は通電もあって、あんじょう作動しよるみたいや。
通路を点検しもって掃除をしてたら、ちっこい穴が詰まっとんのに気が付いた。
フロート室からチョークへガソリンを供給する通路や。
前回は気付けへなんだ。
ここを貫通させたさかい、始動時にはちゃんと濃い混合気が行っきょることやろ。
次はゴミを出しとる根源を突き止めなあかん。
怪しいんが燃料ポンプ付近や。
ポンプをバラシにかかったら、燃料フィルターとポンプを繋ぐホースからビチババみたいなカスがぎょうさん出てきょった。
こいつが原因のようや。
このホースは元々この単車に使われとったやつで、ちょっと掃除しただけで詰まってそうになかったよってん、再使用したやつや。
どうやら、ガソリンが通るうちに固着したカスがふやけて出てきょったようや。
乾燥してからも砕けたカスがなんぼでも出て来るわ来るわ。
こんなけ出てきょってもまだ、詰まって貫通しょれへん。
ポンプもバラして点検したら、ちょこっとだけカスが溜まっとった。
ホースの方は、こんな状態のやつは使いもんになれへんさかい、さらと換えことや。
鼻から気いようさらっぴんに換えことしとくんやった。
ポンプからキャブへ繋がるホースも詰まりを点検しようとしたんやけど、外ししなにちぎれてまいよったさかい、いっしょに換えこと。
後はポンプのエア抜きをしてから、エンジンの調子をみるだけ。
ところが・・・
バッテリーとエアエレメントが届きょよった。
本体に取り付けて、最終チェックや。
バッテリーを換えことして
エレメント装着。
本来やったら、この奥にスポンジの固まりが入っとるんやけど、吸気を濾過しとるようやないんで、入れてへん。
ここまで準備が整うたら、エンジンをいのかしてキャブ調整や。
しゃぁけど、セルスイッチを押してもセルがいのきょれへん。
とりあえず後回しにして、キックでエンジンを始動して調整。
一通り調整した後、セルの原因を調べな。
取り付けたカウルを再度外して、各コネクターの通電確認や。
端子を磨いて接続しても解消せぇへんさかい、こんだはスイッチの確認や。
セルボタンから。
スイッチを外して、接点の確認。
接点はかちまったグリスと錆がちょこっとあったんで、磨いといた。
こんで、セルはいのくようになったんやけど、こんだはライトが点けへん。
おんなし様にスッチの接点磨き。
この当時の単車はまだ、ライトのオンオフがでけた。
ライトが点くようになったら、ロー側が点けへん。
また、接点の磨きの繰り返しや。
取りあえず作動を確認して、カウル全部を戻して完成。
ボディも奇麗になって見違えるわ。
一応こんで完成やさかい、引き渡しを待つのみや。
オイルポンプをいのかすには、普通はエンジンをかけて回すしかあらへん。
しゃぁけど、ガソリンは混合にせなあかんし、燃料タンクに一旦入れてもうたら、ポンプが回復してもオイルがよけ濃いなって燃えよる。
まぁ暫くエンジンの本調子は出ぇへん。
そこで無い頭を使て考えたんがドリルにポンプシャフトをくわえて強制的にいのかす方法や。
ポンプのレバーは全開で固定。
最初は回転方向を間違うて一向にオイルが出てけぇへなんだけど、左回転で回したら出てきょりましたわ。
この調子でポンプからキャブまでのホースを満タンにオイル充填。
ポンフ本体も奇麗に掃除して、エンジンに装着。
キャブに直接混合ガソリンを入れて様子を見てみた。
その間に燃料ポンプの再確認。
ポンプの中で燃料を循環させたら、ゴミが結構出てきょる。
あらかたゴミが減ったのを見計ろうて、えぇとした。
こんで後は、エアフィルターとバッテリーを段取りして、完成をまつだけや。
摘出したタンクは中も奇麗でフィルターの詰りもあらへん。
十分使えるわ。
患者へ移植済み。
燃料ポンプもあんじょう規定量を吐きだっしょる。
後はオイル経路のエア抜きや。
しゃぁけど、こいつのオイルポンプにエア抜き用のドレンがあらへん。
しゃぁなし掃除もこめて、取り外した。
まぁきちゃないこと!
まず、タンクからのホースにオイルを充填さいといて、ポンプ本体に繋げる。
へてからシャフトを回してキャブへのホースから出てくんのを待つ算段や。
やっぱしシャフトを手で回すぐらいやったら、屁のつっぱりにもならへん。
エンジン本体に取り付けて、エンジンで回してみるもんの、オイルが出てきょるまでちょっといかんわ。
なんど他の方法を考えなあかん。
中途半なまんま、ほったらかしのDioのドナーがやっと来ょった。
使えそうなパーツを物色したんやけど、バッテリーは死んどるし、エアクリも型式が違て使われへん。
ほんなんで、燃料タンク一式を取り出した。
外観は汚れとるけど、中は奇麗や(たぶん)。
オイルポンプがいのいたことやし、古いオイルを抜いとかなあかん。
ポンプからホースを外したんやけど、なかなかオイルが出てきょれへん。
ストレレーナーが詰まっとるかもしれへんさかい、念のため外して掃除せな。
ここにストレーナーが入っとるんやけど、詰りはあらへなんだ。
中と外っ側を掃除して完了や。
あかん部品のガソリンタンク・燃料フィルター・燃料ホース・バッテリー・エアクリーナーを本格的に探さなあかん。