外は風が吹いて寒い。一旦外に出てみたが、首をすくめた。これじゃ農作業が憚られる。冬将軍様が天空で唸り声を上げておられる。さぞさぞ恐い顔をしておられるだろう。風がやわらぐのを待っているが、こちらの思惑を聞いてくれそうにはない。はて、困った。今日の予定が崩れてしまう。
お昼はインスタントのカレーうどんを一人作って食べた。適当な長さに切った青葱をうんといれて。スープまで飲んでしまった。体があたたまった。汗が出た。着ているものを一枚又一枚脱いで最後の一枚になった。ここで汗が引いていった。今度は寒くなる。反応が早い。大慌てでまた着ぶくれた。
風はいよいよ強くなった。あれこれ物音がする。日は当たっている。13時半を過ぎた。炬燵の中が、どうやら今日一日の終の住処のようだ。反抗をこころみたい気もするが。