<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

これこそが空即是色の空なのかもしれない

2017年12月11日 15時45分56秒 | Weblog

天(あめ)が下に満つる玉より黄金(こがね)より春のはじめの君がおとづれ   良寛禅師

貞心尼に宛てた年賀の歌。良寬様はほんとうに彼女が好きだったんだなあ。ちっとも己の恋心を恥じておられない。堂々と発露しておられる。あまりにも溌剌としているので、とても、色即是空の空に辿り着いた禅僧には思えない。いやこれこそが空即是色の空なのかもしれない。

年が改まった。福島に帰っておられる貞心尼はまだ来訪がない。だから催促の歌。早く早く早くと急き立てておられる。地上に黄金・宝玉は満ちてはいない。たとい満ちるようなことがあったとしても、それよりもなおなおあなたが顔を見せてくれることが嬉しい、と。此の歌を受け取った貞心尼もさぞさぞ嬉しかったであろう。

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言霊 言葉に宿っている不可思議霊威

2017年12月11日 15時02分42秒 | Weblog

耕して畝を作って、北の畑にラッキョウ苗を植え付けました。霙のようなものの降る中を。寒くて縮み上がりました。でもやり遂げました。わははは。老爺にしては上出来。いまは炬燵に入っています。寒い畑では出なかったのに、あたたかい炬燵の中ではハクションが何度もでます。

死者生者なさけ知る者朗々と歌うたひ合ふ言霊虚空     薬王華蔵

こんな短歌を作りました。此の「歌」は相聞歌です。言霊の行き交う虚空では、生者も死者もないかもしれません。形ある者は大地に根ざして虚空を仰ぎ、形なき者は虚空に上がって遊んでいます。歌を歌うのは情け。肉体そのものではありませんから、こういうこともできるはずです。虚空に朗々と響き渡る相聞歌を想像してみました。まず言葉があって、それが事象を案内して来るという考え方が古代にはありました。

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ここまで老いたなんて立派じゃないか

2017年12月11日 09時37分44秒 | Weblog

寒いなあ。おまけに雨までが降って来た。これじゃ、何処にも出られない。畑には行けない。老爺の皺だらけの手指が悴(かじか)む。ゴシゴシ擦る。皺が穏やかな入江の小さな波のようだ。それが四角三角に波打つ。老いたなあ。ここまで老いた。ここまで老いたなんて立派じゃないか。とかなんとか慰めてみる。冬はもっぱら炬燵の中。バッハのメヌエット・ト短調の曲を静かに聞いている。

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おはようわたし 目覚めたわたしがいる

2017年12月11日 07時52分54秒 | Weblog

わたしにおはよう。目覚めたわたしがいる。それを嬉しがってやらねばならない。でもここにはわたし以外誰もいない。わたしにその役をやらせる。わたしは堂々の役者を演じる。おはようわたし。今日を目覚めたね。でかしたぞ。今日が待っててくれたよ。日が昇ってきて窓の外が明るくなっている。ヤッホーヤッホーヤッホー。

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