The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『Dr. Who 』S5E14 "Christmas Carol” あらすじ:(1) 

2017-12-12 |  ∟Doctor Who
『ドクター・フー』S5E14 クリスマス・スペシャル ”クリスマス・キャロル”:(1)

(2010年12月25日 英国初放送)

監督 トビー・ヘインズ
脚本 スティーブン・モファット
キャスト
マット・スミス : ドクター
カレン・ギラン : エイミー・ポンド
アーサー・ダーヴィル : ローリー
マイケル・ガンボン : カズラン・サーディック、エリオット・サーディック
キャサリン・ジェンキンズ : アビゲイル 
ローレンス・ベルチャー : カズラン子供時代
ダニー・ホーン : カズラン青年時代

先日も書きました様に、毎年クリスマス時期に放送されているクリスマス・スペシャルですが、どの
エピソードもクリスマスに相応しい心温まる、ホッコリする内容であったり、胸が切なくなる様な
内容であったり いずれもこの時期に相応しいテーマ、内容で製作されています。

過去のクリスマスス・ペシャルのリストはこちらに書きました(2015年時点のリストです)

幾つか好きなエピソードはあるのですが、今回取り上げる”クリスマス・キャロル”は 個人的にその
中でも1.2を争う好きなエピソードです。
何年か前から取り上げようと思いながら、やはり”季節モノ”ですからふさわしい時期に・・・と思い
つつ毎年時期を逸していた為随分遅くなってしまいました。
今年はやっとタイミングが合いそうです。

この”クリスマス・キャロル”は『ニュー・ジェネレーション』 マット・スミス版ドクターとしての
初クリスマス・スペシャルとなっています。

今回のテーマは、タイトルからすぐに気づく様に、チャールズ・ディッケンズの「クリスマス・キャロル」
をモチーフにした内容です。 ひねくれモノの因業ジジイのスクルージを彷彿とさせるカズランを演じる
のはマイケル・ガンボン。『ハリー・ポッター』シリーズでダンブルドア校長(2代目)を演じた名優です。
あ、それから 先日書きました『キングスマン:ゴールデン・サークル』にも出演していますね。
それから、当初は全く知らなかったのですが、アビゲイルを演じているのが美人ソプラノ歌手として良く
知られる(スミマセン、私は知らなかったんですけど)キャサリン・ジェンキンズです。彼女の心に染み
入る美しい歌声がこのエピソードを一層盛り立てています。

このエピソードが放送された12月25日、英国での視聴者は100万人以上、同じく米国では72万人以上だった
との事。


さて、ストーリー概略は :


4千人を超える(実際は4,003人と言っています)乗客を乗せた巨大宇宙クルーズ船が不思議な雲に覆われて
制御不能となり墜落の危機が迫っています。そこには新婚旅行中のエイミーとローリーが乗っています。
エイミーがドクターに助けを求めると宇宙船のフロントガラスの前にターディスが。
そして、フロントガラスには ”COME ALONG POND” 「がんばれポンド」の文字が。


(新婚旅行中なのに 何故かエイミーは警官のコスプレのまま、ローリーは古代ローマ兵士の衣装のまま。
↑ これは前のエピソードの絡みのままなのですが 理由は書く余裕がないので・・・)


雲の下の惑星エンバーに不時着の許可を求めるが、惑星の雲を制御する有力者カズラン・サーディックはこの
求めをはねつける。

クリスマスなんか大嫌いだというサーディック




エンバーでも丁度クリスマスを迎えるこの日、カズランの元に住民家族が訪ねて来て クリスマスの時だけ
妹に会わせてくれと懇願している。
カズランは貧しい住民の借金の担保として家族を冷凍保存していたのだった。



(冷凍されているのがアビゲイルなんですが、この時点ではカズランにとって彼女は単なる人質、担保で何の感慨
も持っていないことに注意!)



そんな時、突然暖炉の煙突を伝って落下して来たドクター(サンタクロース?)は全身ススまみれ。



雲を操る機械で霧をコントロールして宇宙船を着陸させるように説得するドクターに ガンとして協力を拒否
するカズラン。 ドクターがスクリュードライバーをもってしても機械を作動させることは出来ない。カズラ
ンだけが機械を動かせるのです。


その時、意気消沈して帰ろうとしていた家族の子供が自分に危害を加えようとしたのに気付いたカズランは怒
り 子供を殴ろうとしてもどうしても手を下せなかった。
その姿をみたドクターは、カズランが子供の頃父親を恐れていた事(壁には父親の肖像画が掲げてあるが幾つ
もある椅子は全て背を向けておかれている)、そして父親にぶたれた事がトラウマになっているのだろうと推
理します。

そんな中、宇宙船からドクターに必死に助けを求めるエイミーとローリー

街に出たドクターはクリスマス・キャロルキャロルが流れるなか、残り一時間のうちに宇宙船を救わなければ
ならない事に気付き、カズランの元に戻り説得する為彼の過去の映像を映し出して見せるのです。


老カズランの目の前に映し出される過去の映像では、

幼いカズランは父親に冷たい仕打ちを受け クリスマスにも拘らず一人ぼっち。 父は家庭教師を手配すると
云うのみ。 
泣きじゃくる幼いカズランの元に窓から飛び込んできたドクター。

カズランの目の前に投影している過去の映像の中にドクターが現れると、実際には無かったことだ、ありえない
事だと驚く老カズランに映像の中から話しかけるドクター。
ドクターはカズランの過去に干渉して彼の心を変えようとしているのです。
(過去に干渉したり、変えたりすることはドクターにとっては禁じ手なのですが・・・)




・・・・・to be continued です。



→ 『Dr. Who 』S5E14 "Christmas Carol” あらすじ:(2)






2 コメント

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懐かしいです~ (Misty)
2017-12-12 19:56:28
こんばんは。
本当に季節にぴったりですね。私もこのエピソードは大好きです!しかもマイケル・ガンボンだったんですね。これを見た頃は意識してなかったのですが、その後Γアメイジング・グレイス」から気になりだしました。そう言えば、ハリーポタは炎のゴブレットを途中まで見たまま、今録画を落としたDVDが行方不明になってて続きを見損ねています。

ともあれ、12月はΓクリスマス・キャロル」で心静かに過ごすのがいいかもしれませんね。原作も好きだし、そう言えば以前紹介してくださったディケンズの映画も楽しみです。
>懐かしいです~ (Yam Yam)
2017-12-12 21:32:38
Mistyさん、早速有難うございます♪
実はね、Mistyさんもこのエピソードがお好きな事覚えていたので一緒に懐かしもうとお誘いに行
こうかと思っていた所だったんです(笑) なので、ナイスタイミングで嬉しいですぅ。
この時期になると”クリスマス・スペシャル”を観直す事が良くあります。何度観るのやら・・・

なんだかこのところマイケル・ガンボンの名前がちょくちょく出て来る様な気がしていますよ。
やはりこの時期は原作も含め「クリスマス・キャロル」が心に浮かびますね。
そうそう、そうなんです! 例の”The Man who Invented the Christmas Carol”ね。
その件も最後に書こうと思っていた所なんですよ。 この時期にこそ観たかったのに 日本では時
期を逸している、って言うか日本で公開されるのかどうかさえ不明ですね。とても観たいのに残念
です。 又DVDかしら?

それより、このエピソードについて時期を逸しない内に書き終える様頑張りますので又お付き合
い頂ければ嬉しいです。

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