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The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

”The Lord of the Rings” ドラマ化決定ニュース

2017-11-18 | The Lord of the Rings/The Rings of Power


既に色々報道されているのでご存知の方も多いかと思いますが、数日前に米CNN,Varietyその他の
複数のメディアにより発表された記事によれば、J・R・Rトールキンの長編小説「指輪物語」
”The Lord of the Rings”のTVドラマ化の権利をAmazon が得た事が発表されたとの事。
(11月13日Amazon発表)

Amazonはトールキン財団、出版社ハーパーコリンズとの話し合いの結果、同作の複数シーズン
にわたる製作権のほか、スピンオフを製作する権利も得たとの事で、権利売却額は2億5000万ドル
(約285億円)ひぇ~~!ですね。 権利の金額だけで!ですよ。
今回権利を得て映像化されるTVドラマシリーズは、映画第一作でも描かれた「旅の仲間」の前日談、
「ホビット」よりも前の時代を描いたものになる様ですが、中つ国を舞台にした「シルマリルの物語」
は契約に含まれていない様です。 そして、トールキンの死後に出版された作品だとの事ですね。

今回の企画は、世界的に人気を博したHBOの「ゲーム・オブ・スローンズ」の様な壮大なスケールの
高品質なファンタジー巨編を作りたいとのAmazonの意向がある様です。

ピーター・ジャクソン監督によるあの独特な世界観と壮大なスケールがTVの画面で描き出せるだろう
かとも思うが、「ゲーム・オブ・スローンズ」でも十分に匹敵するスケールが描かれていたので、
その点は大丈夫だろうけど、監督、出演者も重要な要素になって来ると思えますね。
ただし、脚本もこれから、ということらしいので、実際に動き出すのはまだまだ当分先の事になる
のでしょう。

今回のシリーズの製作はAmazonをはじめ、トールキン財団、ハーパーコリンズ社のほか、映画シリーズ
を手掛けたニュー・ライン・シネマも関わることになる様です。
そして、権利売却額だけでも桁外れの上、製作費に関しても一部メディアによれば 1シーズンだけでも
1億~1億5000万ドル(約114億~171億円)は下らないだろうと言われています。何やら壮大なスケール
の作品が出来そうで楽しみです。

「指輪物語」”The Lord of the Rings”は大好きで原作も読みましたし(かなり昔の事で記憶もアヤ
フヤ)、映画も何度も観ています。
お粗末ながら大分前に概略も拙ブログに書いた事があります。
”Game of Thrones”は大人向けのファンタジーと言う感じですが、”The Lord of the Rings”は大人も
子供も楽しめる壮大なファンタジーだと思うので より多くの視聴者が期待できるでしょうね。

これから少しづつ情報も出て来るかと思いますが、又追って取り上げて行こうと思います。

ところで、Amazonの製作ってことは、当然ながらAmazon Primeでの配信になるんでしょうねぇ。(当たり前!)








The Lord of the Rings Review (6) : 最後に

2014-12-24 | The Lord of the Rings/The Rings of Power
ー The Lord of the Rings Review (6) : 最後に -









最初に「旅の仲間」を見た時に、イライジャ・ウッド達ホビット族に扮している方達は本当
に「小さい人」なのかと思ってしまったバカな私ですが、その後の撮影映像を観てやっと納
得した次第で全く冷汗モンでした。


三部作を通してのテーマは、第一にフロドとサムの固い友情と絆の物語なのだと思います。




のんびり平和に暮らしていたホビット族のフロドが 予想もしなかった目的を持つ旅に出、
誘惑に負けそうになりながらも 仲間達とサムの助けにより悪を滅ぼす為に過酷な運命に
流されながらも 次第に強くなっていく過程と、中でもフロドとサムの友情、サムのフロド
に対する無私の献身に感動させられるのです。




↑ ホビット庄、ビルボとフロドの家の内部

旅の途中食料も尽きてきた際に サムは自分は食べたと嘘をついてもフロドには食べ
させようとする姿などは もう泣けてきます。
これはもう「サムの物語」なのではないかと思っていたところ、図らずもdicoさんから
も副題は「サムの物語」だとのコメントを頂きました。
色々なサイトでも、主役はサムなんだと書かれていた様です。
サムは偉い!


↑ こんなに無邪気な表情をしていたのに・・


↑ こんな厳しい試練に会って・・・


↑ 灰色のガンダルフ


↑ 白のガンダルフ(ガンダルフに拘ってますね)



この作品は壮大なファンタジーではありますが、現実の世界にも当てはまる事を
描いているのではないかと考えます。
世界を我が物にする為の指輪(権力)を手に入れたいが為に悪に魅入られてしまい
結局はその為に身を滅ぼしてしまう者がいる一方 一人では弱い力の人々過酷な
試練を経ながら立ち向かいし成長しながら、力を合わせ対抗し、そして最後に勝利
する力は友情とか個人の努力なんだと言う教訓の様なものを感じました。(偉そう
に固い事を書いてしまいましたが・・)

公開直後はフロドとサムの関係はXX(?)なのではないかと言う意見も多かっ
たのですが、サムはあっさり結婚してしまって・・・でも、その時のフロドの
寂しそうな顔も忘れられず・・・
やはりシャーロックのThe Sign of Threeでジョンの結婚式のシーンが重なって
しまったりするのです。





最後に、SWと同じく時系列は逆なのですが、やはり Hobbit三部作を見る前に
Lord of the Ringsを観る方が楽しめるのではないかと思います。
あくまで私見ですが。
機会があればDVDででも鑑賞して頂ければ 私の雑なあらすじからは見えなかった
複雑な内容も理解して頂けると思います。



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 


← The Lord of the Rings Review (5) :  The Return of the King




The Lord of the Rings Review (5) :  The Return of the King

2014-12-22 | The Lord of the Rings/The Rings of Power
ー The Lord of the Rings Review (5) : The Return of the King ー


The Return of the King(王の帰還): 2003年公開




指輪を捨てるため滅びの山を目指すフロドとサム。 だが彼らを道案内するゴラム
は、 二人の仲を裂こうと目論んでいました。 ゴラムの策略によりフロドはサムを疑
い始め、彼らは別の道を行くことになってしまいます。 
ガンダルフとピピンはゴンドールの都ミナス・ティリアスに到着し、執政デネソールに
会い、ピピンは近衛兵として彼に仕える事になります

又、ローハン軍はミナス・ティリアスの救援に向かうことになり、メリーはセオデン王
の家臣になります。





一方、冥王サウロンの軍が人間の国ゴンドールに襲いかかります。 ここが陥落す
れば中つ国も滅んでしまう為、 旅の仲間は勿論、ローハンの人々も、長らく国交
が途絶えていたゴンドールを救うために立ち上あがります。 ガンダルフの必死の
指揮にもかかわらず劣勢が続くのですが、そこに海賊船を奪ったアラゴルン率いる
亡霊 の大軍が現われて驚くべき力を発揮し、多くの犠牲を出しながらもゴンドール
は勝利する事が出来たのです。 








その頃、サムは巨大蜘蛛に襲われていたフロドのもとに駆け付け 彼らの信頼は
再び戻ります。 しかしサウロンはたちまち兵を補強。 アラゴルンはフロドを少しで
も助けようと、サウロンの目をそらすためにモルドールの黒門へ攻め込 むことを決
意します。


そして遂にフロドとサムは滅びの山に辿り着きます。 指輪はだんだん重くなり 
サムは疲れて歩けなくなったフロドを背負って火口に進みますが 辛く厳しい道のり
でした。
何とか火口に到着したフロドは又もや指輪に魅入られ 指輪は自分の物であるの
で火口に捨てる事を拒否、自分の指にはめてしまいました。 その時突然現れたた
ゴラムがフロドを襲い指輪を奪い取ります。が、結局指輪はゴラムと共に火の中へ
落ちてしまいます。










するとモルドールは崩壊し始め サウロンは完全に滅びます。


その後、フロドとサムはミナス。ティリアスに無事することになりました。


アラゴルンは中つ国の王となり、アルウェンを妃に迎えます。




ホビット庄に 帰還した後、サムは結婚し子供も生まれますが、フロドとの絆は強
親友としての関係は続きます。






フロドは旅の体験を『指輪物語』として執筆し始めるのですが、旅で負った呪いの傷
や指輪の闇の記憶に苦しんでいました。全てが暗く空虚で、一生癒えることのない
喪失感に襲われていたのです。
そんなある日、ビルボ、エルロンド、ガラドリエルが海を越えて「精霊やエルフの住
む西の国アマンの地(不死の国)」へ旅立つことを知る事になります。
苦しんでいたフロドは彼らと一緒に旅立つことを決心し、全ての財産と書きかけの
「指輪物語」ををサムに与え ガンダルフ、ビルボらと共に旅だって行きます。







これで Lord of the Rings 3部作の大雑把あらすじは終了です。
今回は山場のシーンが多く、特に滅びの山でのフロドとサムに関しては感動ものなので
画像が多くなってしまいました。

このシリーズは何度も書きますが、壮大なファンタジーで映画も一度見ただけではなかなか
把握できない部分もあるかと思います。


あともう一回纏め及び感想等を書こうと思います。



← The Lord of the Rings Review (4) : The Two Towers
→ The Lord of the Rings Review (6) : 最後に





The Lord of the Rings Review (4) : The Two Towers

2014-12-20 | The Lord of the Rings/The Rings of Power
ー The Lord of the Rings Review (4) : The Two Towers ー
 


The Two Towers (二つの塔):2002年公開




遥か昔の中つ国。 旅の仲間は3手に分かれてしまいます。
先を急ぐフロドとサムの後をゴラムという奇妙な生き 物が執拗に尾行していました。
彼は前の指輪の持ち主で、以前はスメアゴルと言う名前でしたが 指輪の魔力に魅入られ
姿形が変わってしまいったのです。
指輪を狙うゴラムを捕らえた2人ですが、哀れに思ったフロドはモルドールへの道案内を命じます。




途中霧が立ち込める死者の沼地では、死者の顔に誘い込まれ沼に落ちたフロドをゴラムが助けます。
その時指輪を探し求めるナズグルが翼を持った巨大な獣(龍?)に乗って飛んで来て襲って来ますが、
この時も又指輪の誘惑に負けそうになるフロドをサムが励まし助けます。

一方、さらわれたメ リーとピピンはオークの手から逃れて森に迷いこみ、樹木の牧者エントに会います。


又フロドとサムと離ればなれになったアラゴルン、レゴラス、ギリムの3人はメリーとピピンを追っていました。
アイゼンガルドのオルンクの塔を拠点とする魔法使いサルマンは 手始めに人間の大国ローハンへの攻撃を
開始します。
ローハンの騎士団と遭遇したアラゴルン達3人は ローハン王セオデンが相談役にして実はサルマンの配下
である蛇の舌グリマに操られていることを知らされます。



そしてメリーとピピンの痕跡を追ううちに太古の不思議な森ファンゴルンに入って行った時 バルログとの戦い
に打ち勝ち より強いパワーと知恵を持った「白の魔法使い」となって蘇ったガンダルフと再会し、共に
ローハンの都エドラスに向か事になります。




ゴラムは約束通り フロド達をモルドールの黒門まで案内しましたが 見張りの兵が監視している為
中に入れない中、ゴラムは秘密の入口への道へ連れて行くと申し出ます。

ローハンのエドラスでは、サルマンに取りつかれ正気を失っていた魂をガンダルフによって救われて
かつての高貴な王の姿に戻ったセオデンは国民と共にヘルム峡谷の要塞に避難します。
そして、ガンダルフは伝説の白馬「飛翔」に乗りエオメルを探しに行きます。
(「白のガンダルフ」と「飛翔」、美しくて素晴らしいです。)


一方殺されてしまったファラミアの父でゴンドールの執政デネソールは指輪を手に入れたいと願って
いた為、フロド達2人はファラミアの軍隊に捕えられオスギリアスの砦に連行されてしまいます。 


やがて、ローハン軍とサルマン軍 の戦いの火蓋が切られ、ウルク=ハイの軍勢は圧倒的で、大量の
死体が積もる壮絶な戦いになります。


絶望的な状況の中、エルロンドから遣わされたハルディア率いるエルフの軍隊が到着し、又駆けつけた
ガンダルフとエオメル率いるロヒアリムの助けにより、見事に勝利します。



その頃メリーとピピンは樹木の牧者「木の髭」エントに助けを求めます。 
他の樹木の牧者達と協議の結果行動を起こさないと結論に達したエントでしたが、
2人は木の髭を南へ導いて行きました。 サルマンの手により無残に荒廃してしまった状態を目の当たり
にした木の髭は怒り、他のエント達を呼び集め アイゼンガルドのオルサンクの塔を襲撃、敵地の破壊に
成功しました。




一方ゴンドールでは、サムから指輪に魅入られたボロミアの裏切りの経緯をを聞かされたファラミアは 
それでもフロドを父に引き渡そうとしていました。
その時指輪を狙い空からフロドに襲い掛かったナズグルを何とか追いかわすことに成功したファラミアは
死罪覚悟でフロド達を解放したのでした。





アラゴルンとアルウェンのエピソード等々述べていない部分がかなりあります。
何とか短く纏めようと思ってはいるのですが、壮大な物語のエピソードを一話一回で納めるのは
どだい無理がある事でかも知れません。
難しいです。


次はE3 The Return of the Kingになります。



・・・・to be continued



← The Lord of the Rings : Review (3) The Fellowship of the Ring
→ The Lord of the Rings : Review (5) The Return of the King




The Lord of the Rings : Review (3) The Fellowship of the Ring

2014-12-17 | The Lord of the Rings/The Rings of Power
ー The Lord of the Rings Review (3) : Fellowship of the Ring あらすじ -



Lord of the Rings 及びHobbit三部作は全てPeter Jackson監督によって 殆ど全ての
シーンがニュージーランドで撮影されました。


旅の仲間 (The Fellowship of the Ring)  : 2001年公開



時は中つ国第3紀、ホビット庄。 111歳の誕生日を迎えたビルボ・バギンズは村を出ようとする
が、村を訪れた旧友の魔法使いガンダルフに 持っている指輪を残していくよう説得されます。
それは全世界を闇の支配下に置くことのできる冥王サウロンの指輪でした。


ガンダルフの助言の下 闇の支配から解放するには”指輪”をモルドール国の滅びの山の火口に
投げ込み破壊する方法しかないと言われます。

ビルボのいとこで養子でもあるフロド・バギンズが親友のサムその他の友メリー、ピピンと共に
モルドール国への旅に出る事になりますが、ビルボはかつて使用したエルフの短剣とミスリルの
鎖かたびらを譲ります。


出発直後から一行はブラックライダーに襲われますが、何とかガンダルフとの待ち合わせ場所
ブリー村の宿屋にたどり着きます。 そこで野人の風貌をしたアラゴルンと出会い、救われま
すが、彼は人間の王の末裔でガンダルフの友でもありました。
そして、アラゴルンと共にエルフ族のエルロンドの館に向う事になります。
途中フロドはモルグルの剣に刺され瀕死の状態になりますが、エルフのアルウェンの助けで命を
救われます。

因みに、アラゴルンとアルウェンはエルフ語で会話をします。
STのクリンゴン語やエルフ語を考え出す人は何語を参考にしているのでしょう。
凄いと思います。(話がそれました)。


エルフ族のエルロンドは中つ国の危機に対処すべく あらゆる種族の仲間を集め会議を開いて
いました。 そこにはドワーフ族、エルフ族、指輪を持つフロドを始めとするホビット族、人間の
参加者としてゴンドールの執政の長男ボロミアも参加していました。


指輪の処置について論争が繰り広げられますが、フロドが指輪破壊を宣言し、一同がそれに賛同。
フロドを助ける為に アラゴルン、エルフ族のレゴラス、ドワーフのギリム、ボロミア、ガンダルフ、
メリーとピピンからなる9人の”旅の仲間”が結成されます。





指輪をめぐり選ばれた9人の旅は過酷なものでありました。サルマンの手による妨害のため、一行は
危険な坑道“モリア”を通ることになります。モリアはかつてドワーフの住む美しい宮殿であった
が、今やオークに支配され まるで墓場のように荒廃していました。





坑道の中ではトロルに襲われ、フロドは槍で刺されてしまうのですが、ビルボから譲り受けたミス
リルの鎖かたびらのお蔭で一命をとりとめます。
トロルとの戦いの中、悪鬼バルログと立ち向かっていたガンダルフは裂け目に落ちてしまうのですが、
悲しみに打ちひしがれながらも他の仲間は旅を続けます。


モリア脱出後、一行はエルフの森ロスロリアンにたどり着き森の主、エルフの妃ガラドリエルによ
りかくまわれ、ガラドリエルは不安に陥るフロドを勇気づけます。





その後、一行はエルフの船で大河アンドゥインを下り旅を続けますが、途中ボロミアが指輪の
魔力に取り込まれ、フロドに襲い掛かります。
全てが信じられなくなったフロドは アラゴルン達からも離れ1人旅を続ける決心をしますが、
それに気づいたサムが後を追います。



色々複雑で込み入っているのでなかなか分かりにくいとは思います、以上が「旅の仲間」の
ごくごく大雑把なあらすじです。


次回E2の「2つの塔」のあらすじを続けます。



・・・・to be continued


← The Lord of the Rings : Review (2) Charactors & Casts
→ The Lord of the Rings Review (4) : The Two Towers



The Lord of the Rings : Review (2) Charactors & Casts

2014-12-15 | The Lord of the Rings/The Rings of Power
ー The Lord of the Rings : Review (2) Characters & Casts ー






次に 各ストーリーの内容概略を書こうと思っていたのですが、この物語に登場する
キャラクターは色々な種類の種族が出てきますので 取りあえず各種族の説明と 
キャラクター/キャストを先に書いて置こうと思います。

☆ ホビット :
中つ国の北西部にあるホビット庄(the Shire) に住んでいる 身長約60~120cmで
わずかに尖った耳を持つ。 足裏の皮が厚く靴を履くことがない。
人間より若干長い寿命を持ち平均寿命100歳。 平和と食事を愛するが、いざとなると
驚くべき芯の強さを見せる。

☆ エルフ :
エルフとは外見は人間と似ているが 人間ではない種族であり、人間と比して多くの
長所を持つ。エルフは老いて死ぬことが無く寿命がない。
病を得る事も老いることも無く、肉体を著しく傷つけなければ死ぬことはない。
博識、聡明、善良であり、その外見も美しい。

☆ ドワーフ :
背の低い頑健な種族であり、女性も含め全員が髭をはやしている。ホビットに対しては
友好的な場合もあるが 多種族に対しては親密とは言えない。
典型的なドワーフは鍛冶や石工を職業としており その作品は優れたものがある。

☆ 魔法使い :
人間の老人の様に見えるが 実際は人間ではなく、西の海の果ての神々の住むアマンから
冥王サウロンに立ち向かう勢力を一つに束ね、彼らを助けるべく遣わされた5人の賢者で、
常に放浪の旅を続けており 人脈の広さも力の1つとなり人々に力を貸して歩いている。

以上が主な登場人物ですが、この後各キャラクター/キャストに付いて述べていきます。

フロド・バギンズ(ホビット) : Ilijah Wood

冥王の邪悪な魔力を秘めた指輪を義父ビルボから受け継ぎ、破壊する運命を
背負い仲間と共に滅びの山への過酷な旅を続けるホビット族の青年

サムワイズ・ギャムジー”サム” (ホビット) : Sean Astin

元々はビルボの袋小屋屋敷の庭師。
フロドの友人であると同時に、彼を主人として敬う。
フロドを献身的に守ると誓い、旅の仲間の1人となる。

メアリドク・ブランディバック ”メリー” (ホビット) : Dominic Monaghan

ホビット庄の中で最も有名で裕福な一族の一員であり、フロドの友人。
フロドの旅の仲間になる。

ペレグリン・トゥック ”ピピン” (ホビット) : Billy Boyd

メリーのいとこであり、旅の仲間になる。仲間のホビットの中で一番年下。

ビルボ・バギンズ (ホビット) : Ian Holm

フロドの従兄であり養父。
ゴラムから取り上げた指輪を隠し持っていた。
111歳の誕生日にガンダルフの助言により指輪と手放しフロドに託す決心をする。
(因みに、Hobbit三部作ではMartin Freemanが青年期を演じています)

ガンダルフ (魔法使い) : Sir Ian McKellen

前日談のホビットシリーズでも若き日のビルボと冒険を共にした友人であり、
フロドを守り邪悪な指輪を葬る旅に出るフロドと旅の仲間になる。
「灰色のガンダルフ」と呼ばれていたが、後に蘇り 「白のガンダルフ」となる。
 
レゴラス (エルフ) : Orlando Bloom

名前のレゴラスはエルフ語で「緑の葉」を意味する。
広大な北部闇の森の大国を収める王スランドゥイルの息子でエルロンドの会議に
出席。フロドの旅の仲間に加わる。 弓の名手。
レゴラスはHobbit三部作にも登場しているので ビルボとも一緒に冒険をしていた
のですね。

アラゴルン (人間) : Viggo Mortensen

イシドゥア王の末裔。 エルフのアルウェンの恋人でもある。
ガンダルフの友人でもあり、フロドの旅の仲間になり 9人のリーダー的存在にもなる。

ギムリ(ドワーフ) : John Rhys-Davies

ドワーフ族の戦士で斧の達人。 強靭な肉体と精神を持っているが喜怒哀楽が激しい。
ドワーフ代表としてエルロンドの会議に出席していた経緯で フロドの旅の仲間になる。

ボロミア(人間) : Sean Bean

ゴンドールの執政デネソールの長男。
指輪を破壊する事に疑問を抱きながらも 旅の仲間としてフロドを守る。


エルロンド(エルフ) : Hugo Weaving
ルフの王であり、アルウェンの父親でもある。
サウロンに抵抗するために全種族が集まる「エルロンド会議」が開かれ、そこで指輪を
破棄する為にフロドを始めとする9人の仲間が結成されることが決められる。

アルウェン(エルフ) : Liv Tyler

エルロンドの娘で、金の森の王妃ガラドリエルの孫娘でもある。
モルグルの剣に刺され瀕死のフロドの命を救う。
後に人間のアラゴルンと結婚することになる。

ガラドリエル (エルフ) : Cate Blanchett

最も美しいエルフの王国ロリアンの森を治める美しい王妃。
アルウェンの祖母で、偉大なる指輪の1つ 「ネンヤ」と呼ばれる指輪を保持する。
苦悩するフロドを導き、危険な旅に出る勇気を与える。

サルマン(魔法使い) ; Christpher Lee

白の会議の主宰者の1人だったが、悪の誘惑に負け裏切り者になり 同じ白の賢者
サルマンを苦しめる。「鉄の砦」と言う意味のアイゼンがルドに建つオルサンクと
呼ばれる高い塔に住み、地下で自分の軍隊を作っている。

ゴラム又はスメアゴル(原作ではゴクリ) : Andy Serkis

↑こちらがスメアゴルの時      ↑こちらがゴラムになった姿
サウロンの指輪を奪い霜ふり山脈に隠れ住んだ500年の間に見にくい怪物となる。
指輪をなくした後も 指輪に執着し追い続ける。 
良心を持つスメアゴルはフロドを慕うが、ゴラムの闇の心との間で葛藤する。

因みに、ゴラムが指輪の事を 「愛しいシト」と呼びますが、これは原作で ”My precious"
で本来は 「愛しい人」なのですが、発音が ”Precioussss” と摩擦音が多い
事から訛りを表す感じで「愛しいシト」と表記されるようになった様です。
日本語翻訳本で既に「愛しいシト」と表記されていたので、映画字幕でもこれに
順じたのではないかと思われます。

冥王サウロン : Sala Baker

冥府モルドールの支配者

デネソール (人間) : John Noble

ボロミアとファラミアの父で、ゴンドールの執政官。

セオデン (人間) : Bernard Hill

ローハンの王であるセオデンは、筆頭顧問の蛇の舌のぐリマの毒の言葉に
惑わされ、心身ともに毒されて状態だったのを ガンダルフによってサルマン
の魔法から解放される。

ファラミア(人間) : David Wenham

デネソールの次男で、ボロミアの弟

アングマールの魔王

冥王サウロンの配下の魔物。 9人の指輪の幽鬼の首領。

ブラックライダー (The Ringwraiths)

かつては人間の王であったが、指輪の魔力にとらえられ恐るべき不死の
存在ブラックライダー(幽鬼)となり、サウロンに使える身になっている。
正式名称は ”ナズグル” 「指輪の幽鬼」と言う意味で、ナズグルの
首領が持つ剣はモルグルの刃

壮大な物語であり、その他にも、”オーク”、”ウルク=ハイ”、”トロル”、”木の髭”
等々色々な人物、種族が登場しますのでかなり複雑です。


これで大体のキャラクターについておさらいをしたので、次に各エピソードの
概略に移ろうと思います。



・・・・to be continued


← The Lord of the Rings : Review (1)
→ The Lord of the Rings : Review (3) The Fellowship of the Ring




The Lord of the Rings : Review (1)

2014-12-14 | The Lord of the Rings/The Rings of Power
ー The Lord of the Rings : Review (1) ー








Hobbitの最終章が公開されましたので、SWの時と同じ様にLORからおさらいをして置こうと思います。

ロード・オブ・ザ・リング「Lord of the Rings」の原作はJ.R.R.トールキンによって書かれた長編小説
で1954年に出版されました。 日本語翻訳本は1972年~1976年にかけて出版発行されました。
又、映画版ホビットの原作(ホビットの冒険)「The Hobbit, or There and Back Again」は「Lorg of the
Rings」の前日談ですが、出版は1937年にされています。
私自身もLORの公開後 原作本を読んだのですが かなり分厚い本で大作でした。
その後文庫本も出版されている様です。


こちらが原作本



こちらが翻訳版。私が読んだのがこれです。 






概略内容を書いていこうと思いますが、まづ最初に Lord of the ”Rings” とRingが複数になって
いる理由から始めようと思います。


「中つ国」の地図です




「指輪物語」は遠い昔、中つ国(ミドルアース)の歴史で第三世紀と呼ばれる時代の物語です。
その前に「指輪の伝説」の由来からですが、かつてモルドールの冥王サウロンが20の指輪を
使って世界の支配を企んだのは第二世紀の事です。

3つを不死の妖精族エルフの王達に、7つを地下の小人族ドワーフの王達に、9つを人間の王達
に贈り、それぞれの王達を不幸にし、自ら持つ「1つの指輪」ですべての種類を支配しようとし
ました。

それ故彼を「指輪の王」(Lord of the Rings)と言う事になります。
人間の9王達は愚かな欲望の為幽鬼となり 冥王の下僕にされてしまいました。
エルフ族は賢明にも指輪を隠しました。 ドワーフに贈られた指輪のうち3つは冥王の元に戻り
4つは龍が焼き尽くしたと言われます。


サウロンと「1つの指輪」です



中つ国は戦乱にまみれ 西方の大海に浮かぶ大国ネメノールは海に沈んだと言われます。
エルフ、人間の同盟軍は冥王に立ち向かい大決戦の末、人間王のインドゥアは父の剣で冥王サ
ウロンの指輪をはめた指を切り落とし、結果サウロンは消滅しました。

この「1つの指輪」がインドゥアを裏切り死をもたらす事になりました。 
その2500年後、アンドゥインの大河に沈んでいた行方知れずだった指輪は ふとした事から新し
い持ち主ゴラム(スメアゴル)を得 彼に500年という長寿をもたらすことになりましたが、洞窟
に潜んで暮らし指輪の魔力に魅入られたゴラムもやがて指輪に見捨てられます。
次の持ち主は、ホビット荘に住むホビット族ビルボ・バギンズでした。



以上が指輪の由来と 「ホビットの冒険」に至るまでの経緯です。
Lord of the RingsはSWと同じ形式で 後日談から先に映像化された作品です。

映画版は、
”ロード・オブ・ザ・リング”
1. 旅の仲間 (The Fellowship of The Ring)  : 2001年公開
2. 二つの塔 (The Two Towers) : 2002年公開
3. 王の帰還 (The Return of The King)  : 2003年公開



次はLORの概略、あらすじに掛かりたいと思います。



・・・ to be continued


→ The Lord of the Rings : Review (2) Characters & Casts