The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

The Lord of the Rings Review (6) : 最後に

2014-12-24 | The Lord of the Rings/The Rings of Power
ー The Lord of the Rings Review (6) : 最後に -









最初に「旅の仲間」を見た時に、イライジャ・ウッド達ホビット族に扮している方達は本当
に「小さい人」なのかと思ってしまったバカな私ですが、その後の撮影映像を観てやっと納
得した次第で全く冷汗モンでした。


三部作を通してのテーマは、第一にフロドとサムの固い友情と絆の物語なのだと思います。




のんびり平和に暮らしていたホビット族のフロドが 予想もしなかった目的を持つ旅に出、
誘惑に負けそうになりながらも 仲間達とサムの助けにより悪を滅ぼす為に過酷な運命に
流されながらも 次第に強くなっていく過程と、中でもフロドとサムの友情、サムのフロド
に対する無私の献身に感動させられるのです。




↑ ホビット庄、ビルボとフロドの家の内部

旅の途中食料も尽きてきた際に サムは自分は食べたと嘘をついてもフロドには食べ
させようとする姿などは もう泣けてきます。
これはもう「サムの物語」なのではないかと思っていたところ、図らずもdicoさんから
も副題は「サムの物語」だとのコメントを頂きました。
色々なサイトでも、主役はサムなんだと書かれていた様です。
サムは偉い!


↑ こんなに無邪気な表情をしていたのに・・


↑ こんな厳しい試練に会って・・・


↑ 灰色のガンダルフ


↑ 白のガンダルフ(ガンダルフに拘ってますね)



この作品は壮大なファンタジーではありますが、現実の世界にも当てはまる事を
描いているのではないかと考えます。
世界を我が物にする為の指輪(権力)を手に入れたいが為に悪に魅入られてしまい
結局はその為に身を滅ぼしてしまう者がいる一方 一人では弱い力の人々過酷な
試練を経ながら立ち向かいし成長しながら、力を合わせ対抗し、そして最後に勝利
する力は友情とか個人の努力なんだと言う教訓の様なものを感じました。(偉そう
に固い事を書いてしまいましたが・・)

公開直後はフロドとサムの関係はXX(?)なのではないかと言う意見も多かっ
たのですが、サムはあっさり結婚してしまって・・・でも、その時のフロドの
寂しそうな顔も忘れられず・・・
やはりシャーロックのThe Sign of Threeでジョンの結婚式のシーンが重なって
しまったりするのです。





最後に、SWと同じく時系列は逆なのですが、やはり Hobbit三部作を見る前に
Lord of the Ringsを観る方が楽しめるのではないかと思います。
あくまで私見ですが。
機会があればDVDででも鑑賞して頂ければ 私の雑なあらすじからは見えなかった
複雑な内容も理解して頂けると思います。



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