思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

加計へ行って来ました

2011年11月13日 09時48分51秒 | 風景・散歩・旅
えー、先ずここで書いておこうと思う事は、今年の秋の紅葉前半戦(広島県北部)は、正直言って色づきが「近年稀にみる悪さww」であります。10月下旬に氷点下を記録する場所が有るなど、一気に冷え込みすぎました。ここで霜枯れしちゃったのが多かった。そして、その後は11月とは思えない温かさが続いています。紅葉の目安としては、10℃以下の日が続くと色づきが進むと言われますが、カエデは3℃程度まで冷えて行かないと鮮やかな色とならない様で。

折角台風の被害も殆どなく、秋の長雨も回避出来たのにね。今後は平年並みの気温となるそうなので、広島県南部(沿岸部)の紅葉は期待出来るかも知れません。但し、12月頃になるかもなぁ見頃が。

そんな訳で、前々から楽しみにしておりました「秋の加計・吉水園一般公開」を訪れた訳ですが・・・

 

もうね、すっごい緑っぽいww ココへ入れる日は決まっていまして、今年は先週の土日と、この土日のみ。色づきが進まなかった訳なんですね。去年の状態が、あまりにも素晴らしかっただけに、訪れた方の多くはガッカりして帰っていましたですわ。オイラがボチボチとカメラと三脚持って上がっていると、どっかのオイサンが「あー、全然色づいてないからダメよw」と言って来たのですわ。

んー、いやね、オイラもね、今年は色づいてないってのは知ってるんですよ。でも、カメラ道具持って歩いて上がってるからと言って、道中に、この様な言い方をするってのは何でしょうかね。「行くだけ無駄だよw」と暗に言いたいだけなんでしょうが、小さな親切大きなお世話っていうか、ここまで来てオイラがですよ、「じゃ、止めた!」なんて言うとでも思ったんでしょうかね。悪くても、悪い年なりに撮って帰る。それがオイラの考えなんですけどねぇ。

さて、吉水園を後にして、直ぐ近くに有る長尾神社へ向かいます。ここで石見(芸北)神楽の公演が行われると聞いての事であります。午前中の回には間に合いませんでしたから、午後の回を見る事に。

 

この神社の天井は、龍が描かれておりました。周りを様々な動物の絵で飾ってあります。良い雰囲気なんですなぁ。



奏楽が始まります。大太鼓に締太鼓、銅拍子に横笛で構成されており、大太鼓は口上や掛け声等も担当します。軽快なテンポで話が進んでいきます。これが、石見(芸北)神楽の特徴なんですなぁ。



演目は「八岐大蛇(大蛇・おろち)」です。この演目は大変人気が有りまして、大蛇という大変な装束が特徴です。基本的に、神楽の題材は日本神話です。

  

冒頭部で娘が大蛇に獲られてしまうシーンから始まり、そこへ素戔嗚尊(すさのおのみこと)がやって来ます。翁(おきな)と媼(おうな)が嘆いている所に出くわし、8人の娘のうち、7人まで獲られた所へ持って来て、今度は末娘の櫛名田比売(くしなだひめ)までも獲られるという。そこで、強い酒を飲ませておいて、スサノオが大蛇を退治する事としました。※櫛名田比売は、後にスサノオのヨメさんとなります。

    

ケンカしながら酒を飲む大蛇たち。この一連の舞が、この演目の見所です。とぐろを巻いたり、絡み合ったり、立ち上がったり。うーむ、オイラはコレを連想しちゃったなぁ。酔っぱらって、大蛇は眠りにつきます。

    

そこへスサノオが登場。十拳剣(とつかのつるぎ)で大蛇へ戦いを挑みます。酔っぱらって眠っていたとは言えども相手は大蛇。スサノオと大蛇の激戦が描かれます。そして、大蛇たちはスサノオに首を獲られて退治されたのでありました。

 

大蛇から出て来たのが、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)です。だから、勝利を喜ぶ舞い(神楽の締めとしての形式です)は、2本の剣となっている訳ですな。

しっかしまぁ、決めポーズを見てると、またまたコレを思い出した(1分あたりをご覧ください)のであります。昔の番組製作者ってのは、こういうのを子供の頃から見る環境が有ったんでしょうね。



そんな訳で、神楽も終わって皆良かったね!と帰って行きましたとさ。子供からお年寄りまで、幅広く人気が有るのも納得ですな。特に、石見(芸北)神楽は、戦闘シーン辺りから非常に激しい奏楽となりますし、舞自体も動きが非常に大きく激しい訳です。演者は本当に体力を要求されるんですね。だから、観ている方もダイナミックな演技に魅了される訳ですな。














コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする