フウセントウワタ

先日の俳画教室の折、生徒さんがお庭のちょっと変わった植物を持って来て下さいました。
「フウセントウワタ」というものです。
いつか先生のお手本で見たことがありますが、実際の植物を目の当たりにするのは初めてでした。
まるい風船のような実がぷくぷくついています。
以前「風船カズラ」というツル状の植物を育てたことがありましたが、ちょっとそれに感じが似ていますが、実の大きさが４，５センチあって、かなり大きいものです。
表面には針のような細いトゲがいっぱいついていて、見た目は痛そうな感じですが、実際には軟らかい毛のようなものです。

わざわざ持ってきて頂いたので、上手く描かなければ！と思いましたが、結局こんな絵になりました。
ネットで調べてみたら、いくつか写真のページが見つかったので URL を入れておきます。クリックしてみて下さい。

http://www.ne.jp/asahi/kumagaisan/flowers/fuusentohwata.html
http://www.heartfullunch.com/flower/sb.cgi?eid=81
http://www.hana300.com/fusent1.html

頂いた時にはもう少し薄緑の部分が多かったと記憶していますが、絵に取りかかった時には、紫色が多くなっていました。
その紫にインパクトを与えたくて、実際よりもきれいな紫色にしました。
といっても、写真に撮ると、発色はあまり良くないです。
こうして見てみると、紙風船のようなふんわり感や丸みがイマイチ表現できていないと反省しています。
まだ部屋の片隅に飾っていますが、もう少し時が経って、風船が割れて、中から綿毛が出てくるのを見守ってみたいなぁ。

こんな珍しい植物に出会えるのも、俳画をしているお陰です。
持ってきて頂いたＡさん、どうも有難うございました。