徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「6.26水害」から60年!

2013-06-25 17:46:07 | 熊本
 昭和28年(1953)の「6.26水害」から明日でちょうど60年となる。この水害は熊本県内だけでも537名の死者・行方不明者を出す大災害となった。僕が経験した自然災害の中で最大のもので未だに強烈な思い出となっている。わが家は高台にあり浸水の恐れはなかったが、裏庭の崖崩れの危険にさらされた(幸いその時は崩れなかったが、数年後の大雨で崩れた)。6月26日朝の熊本市内の光景は今でも鮮明に覚えている。新坂の上から眺める坪井から子飼方面はまるで海で、あちこちに屋根の部分だけが水面から顔をのぞかせ、その上に救助を待つ人々の姿も見えた。そんな人々を助けるべく何艘かの川舟が行き交っていた。そして水が引いた後は夏の暑い太陽が照りつけ、残された汚泥が強烈な悪臭を発した。わが家には家を失った知人一家が避難してきて、ただでさえ狭い家で窮屈な生活が1か月ほど続いた。
 その後、「6.26水害」を超えるような大災害には幸い遭遇していないが、熊本にも再び、カタストロフィーの影がしのびよっているような気がしてならない。

▼大水害直後の「通町筋電停」付近の様子


▼最近の「通町筋電停」付近の様子


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