先週金曜日に放送された「にっぽんの芸能」(Eテレ)は昨年11月に行われた「京舞井上流」の東京公演の模様。五世家元の井上八千代さんは別として、京舞井上流の頂点に君臨するのが名取芸妓のまめ鶴さん。今回は、能「葵上」をもとにした地唄「梓」を舞い、圧倒的な存在感を示した。
彼女が16歳で舞妓デビューした時の様子を写したNHKの「新日本紀行」の映像を憶えている。今日、NHKの「新日本紀行・放送全記録」で確認してみると、放送されたのは1975年5月12日。「都をどりのころ―京都・祇園―」と題して「都をどり」が近づき準備に余念がない祇園の女性たちを映し出した。その中で、見世出しを前に男衆に連れられて関係先を挨拶回りをするまめ鶴さんの初々しい姿が印象的だった。あれから45年、大御所となった今日の姿にはなかなか結びつかない。

都をどりでのまめ鶴さん(黒の衣装)
そして、番組を見ながら気になったのが、芸妓として復帰したまめ藤さん。復帰間もないので東京公演には間に合わなかったようだが、祇園甲部の大先輩まめ鶴さんのような偉大な芸妓を目標に、いずれはメインキャストとして舞台を飾る日が来ることを祈りたい。

まめ藤さん(竹中邦彦さん撮影)
彼女が16歳で舞妓デビューした時の様子を写したNHKの「新日本紀行」の映像を憶えている。今日、NHKの「新日本紀行・放送全記録」で確認してみると、放送されたのは1975年5月12日。「都をどりのころ―京都・祇園―」と題して「都をどり」が近づき準備に余念がない祇園の女性たちを映し出した。その中で、見世出しを前に男衆に連れられて関係先を挨拶回りをするまめ鶴さんの初々しい姿が印象的だった。あれから45年、大御所となった今日の姿にはなかなか結びつかない。

都をどりでのまめ鶴さん(黒の衣装)
そして、番組を見ながら気になったのが、芸妓として復帰したまめ藤さん。復帰間もないので東京公演には間に合わなかったようだが、祇園甲部の大先輩まめ鶴さんのような偉大な芸妓を目標に、いずれはメインキャストとして舞台を飾る日が来ることを祈りたい。

まめ藤さん(竹中邦彦さん撮影)