
東京オリパラ組織委の高橋治之理事が開催を1~2年後の夏に延期すべきだと、内外の有力メディアに述べたり、さらに今日になってアメリカのトランプ大統領が「東京五輪は1年間延期したほうがよい」などと言い始めたところをみると、裏では既に延期への流れを作る動きが始まっているものと見える。組織委の森会長が高橋理事の軽率な発言を叱ったなどと伝えられているが、こんな大事なことを一理事がメディアに対して軽々に発言するはずがない。
現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況を見れば、疫学統計的に見ても7月までに終息するのは極めて難しいと思われるし、仮に終息したとしてもその後遺症がしばらくは続くので予定どおりの東京オリパラ開催は厳しくなったと考えるのが自然だ。まぁ予想としては1年以内の延期に落ち着くのではないだろうか。個人的な希望としては2021年の4~6月の間に開催すれば酷暑の問題もある程度避けられるし、アメリカのプロスポーツとの競合も秋ほどではないだろう。2年延期というのはサッカーのワールドカップとぶつかるので現実的ではない。はたしてどういう形に落ち着くだろうか。