記念館の裏山
「地元の人は福寿草山と呼んでいたんだよ
40年前裏山から数株持ってきて
俺が植えたんだよ」
記念で庭仕事をしていた今は亡きМさんと
入り口に腰を掛け
お茶を飲みながらそんな会話をしたのは十数年前
先日館の近くに住む年配の人
「昔は裏山が一面黄色に染まるぐらい福寿草の花が咲き
何度か掘ってきて庭に植えたけど消えてしまう、
記念館はキット環境があっているんだね」
Мサンが数株植えたのは事務所の裏
それから50数年の歳月が流れ
見事な群生地となり
種はあちこちに飛んで
川の斜面・石の間・石段の下で
1つ2つ3つ・・・・
福寿草の種は発芽率が悪く開花までには4,5年かかるとか
種は風に運ばれたのか
それとも虫が運んだのか
石組みの間から伸びたシノの根元でポッポッ黄色の色を発見
篠をプッンプッンと切り払い
アーチ形の石組みが現れた
入植が始まったのが明治17年
敷地内で資料に記載されている
一番古い建物は明治25年
石組みもそのころに作られたものなのかな?
手頃な石を一つ一つ拾い集め
コツコツと積み上げ・・・・・
今ではシノや草に埋もれてしまっているものも多いけれど
明治大正昭和平成令和と時代は変化して
それでも変わらずこれから先も
時を刻み続けるんだろうな
フト気が付くと
ショウジョバカの花芯がピンク色
でも先っぽも葉っぱも鹿がムシャムシャ
鹿対策なんとかしなくては~~~~~~~~~