野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

果物

2010-04-05 08:16:38 | 藍染
幼い頃から果物が大好き、特にスイカだ好きだった
夏の夕食後には決まってスイカが食卓に上がった
いつも両手でスイカを持ってパクツク姿を見て
父は「ほ~ら足でも抑えて」と言ってからかった
梨は長十郎、桃は大久保、リンゴは国光・・どれも硬く酸味と甘みがほどよくあった

結婚して住んだ大宮の別所はブドウ、梨の果樹園が回りに沢山あって
ダンボールで買ってきて食べていた
あれほど好きだった果物なのにフト気がつくと
滅多に買う事がなくなった

食べすぎで飽きてしまったのかな?・・・と思ってい、

30年前頃かな?飯坂温泉へ出かけたとき泊まったホテルで
従業員の人が地元の人が食べているアカツキ
市場には出ていないけど、糖度があって日持ちが良い
そこで1箱送ってもらった
実がしまって硬く、糖度はバッチリ

7,8年前出かけた栗駒、露天で小さな桃が売られていた
10数個で300円、あまり安いのでジャムにでもしょうと買ってきた
硬い桃を皮を剥いて生食してみたら・・・懐かしい味
結局ジャムにはせずに全て生でお腹に収まった
桃は以前食べたアカツキ、
きっと農家の庭に植えてある昔ながらの桃なのかもね~

最近になって、そんな話を福島の知人にしたら「アカツキ売っているよ~」
そこで1箱買ってもらった、ところが大きな立派な桃で果肉はやわらかく
以前食べた桃とはまるで違う、品質改良されたアカツキでした

栃木に住むようになって
回りにはイチゴ生産農家、リンゴ、ブドウ、梨、果樹園が沢山あるけれど
滅多に買って食べることはない
1度イチゴを買いに出かけたら、
作業所にイチゴに使う農薬が一覧表になって貼ってあった
あまりの多さにビックリ・・・それ以来頂き物以外買って食べることはなくなった
初夏に畑で収穫する我が家のイチゴ見かけも日持ちも悪いけど
昔、食べた懐かしい味

リンゴはバラ科で農薬ナシでの栽培は不可能とかで
回りのリンゴ畑はいっも薬で真っ白
農家のおじさんは「石灰だから害はないよ~」と言うけれど
でもね~・・・

信州の祖父の庭にあった大きなリンゴの木(切られてしまったけれど)
葉っぱが落ちて完熟したものは買ったリンゴでは味わえない美味しさ

あれほど好きだったスイカも最近は滅多に買うことがなくなった
糖度は増したけど、果肉が荒くなって口の中に残るような気がする
そんな話を直売所のおばさんにしたら
「台木にカボチャを使うようになったせいでは」

果物がきらいになったわけではなくて
果物が美味しくなくなった・・・これが原因ということに気がついた

よりジューシーで、より甘く品質改良を重ね・・・結果
より農薬が必要になる・・・それを消費者が望んでいるのかな?

友人の広い庭には100本の色々な果樹の若木、苗木が植えてある
触発されて私も苗木のカタログを借りてきた
あまりの種類の多さにビックリ
どれも実は大きく、ジューシー、糖度は高く・・・の説明が
その中で実は小さめ、硬く、酸味があるというものを見つけ出して数本送ってもらった

2,3年後には収穫可・・・だそうだけど
さて私の口にあった果物なってくれるかな?








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
食べてみたいです (ヒロ)
2010-04-06 21:38:58
私も是非試食させて下さい。
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果物 (のらり)
2010-04-07 22:11:48
首をなが~く、ながくして待っていてくださいね、籠いっぱい収穫できる日が来ることを
私も辛抱強く待っていますが
待っているのは他にも色々いそうです。
カラス、ヒョドリetc・・・とね
返信する

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