米サウス・カロライナ大学の生物学者、チモシー・ムソウ氏が学会誌「エコロジー・インディケーター」に発表した。フクシマ被爆地における昆虫や動物の生息調査の結果が、ニューヨーク・タイムズで紹介されている。
→ http://green.blogs.nytimes.com/2012/07/12/fukushima-vs-chernobyl-how-have-animals-fared/
フクシマでは鳥や蝶、蝉が放射線量の増大に伴い減少。
マルハナバチやトンボ、バッタには影響がみられない。
驚くべきことに蜘蛛は、放射線量の増大にもかかわらず、逆に増えている。
この点についてムソウ氏は、餌になる被曝地の虫たちが弱いのと、蜘蛛が被曝の影響をとくに受けないかもしれない――ためと推測している。
しかし、こうした状況も当面のことで、蜘蛛もトンボもバッタも、長期的には減少していくものと、同氏は予測している。
チェルノでは虫の減少で秋になっても実の姿がない森があるという
これから自然界で起きる変化を
耳にし、目にして生きていかなければならに
どうにもできないことと理解していても
辛さは軽減できない