のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1307

2017-10-27 00:45:14 | 新しい子猫たち 

ところが この訪問は、単なる訪問にはならなかった。挨拶程度では済まなかった


 


事前に話している時に、奈津美はお母さんは大体、家にいるので、家の方に来てくださいと言っていた


 


家は香奈の家で事務所も兼ねている、デッカイ家だった。社長も緊張して行った。


 


奈津美の部屋、香奈オフィスの社長室で奈津美に挨拶すると、簡単に挨拶を交わされ、母も待っているからといわれ、会長室へと一緒に行った


 


奈津美は、自分より相当年上の筈が、まるで若い姉ちゃんのような容貌、世界のエネルギー、資源業界を牛耳っている人とは思えなかったのにビックリしていた。


 


会長室に行くと、奈津美とは歳はそんなに変わらん姉ちゃんが二人いた。奈津美が祖母の香奈です、母の瑠璃ですと二人を紹介されて、又ビックリしていた


 


まさか世界の経済を牛耳る香奈に会えるとは、予想もしてなかった。香奈は挨拶はいいからと云って、色々と聞いた。これが香奈の簡単なテストだった。この会社のあらゆるデータは全て香奈の元に集まっていた。


 


香奈は、


ジブの管理の常務に連絡を取って会ってね、瑠璃と奈津美にたいして、ジブも入れた協力体制を作るので、話し合いのための人選を進めてね


と云って、瑠璃も奈津美も判りましたといって、おとなしかった。


 


香奈は


これからジブに行くので私は中座しますが、後は宜しくね


と云って出ていった


 


 


あまりの事にナニも言えず、ハイハイとしか言えなかった。若そうに見えるが、たいした迫力と云うしかなかった


 


天下のハゲタカといわれた瑠璃でさえ、オトナシク見えた。