香奈が大規模にジブとして 社会福祉に寄付をするようになって 恩恵を受けたのは
ジブ直結の企業 ジブ傘下の企業群だった
社会貢献している企業と見做されて 消費者好感度はぐーんとアップしたし 各国政府からもナンダカンダと優遇処置を受けた
ジブ関連企業もジブ本体 そして関連ファンドも タックス・ヘイブン に資産管理会社群を作っているとは 密かに知られていたが、今ではジブ自身が公言するようになっていた。その国でも利益の範囲内ではあるが、社会福祉に対する寄付をしだしたからだ。
実際 ジブとして出す 寄付の主体は 企業群は ほんの一部にしかすぎず、運用などのファンドからの寄付がもっとも多い、利益自身も大きいが 利益の中で設定している寄付に回す比率も大きかった
各国政府も ちゃんと知っていて、 ジブ関連へのファンドが有利になるように有形無形のサポートをしていた。
みんな 知っているが 各国の社会福祉のより一層の充実のためには必要なのだ との理屈が 強い影響力を持っていた。