お盆の連休が終わって広島に帰る息子から、自分の自転車を広島に送って欲しいと頼まれました。
大学3年の時にバイト料を貯めて買ったロードレーサーです。
二つ返事で引き受けたモノの、これが結構大変だと分かったのは後になってのことでした。
前輪とハンドル、サドルを外しコンパクトにまとめ、プチプチで包んで、分解した段ボールでくるみヒモをかけたのです。
ここまではオットと息子がしました。
そこそこ良い感じで梱包出来たつもりだったのですが
実際に宅急便に電話をすると、そのサイズは大きすぎて宅急便では取り扱わないとのこと。
大きい物は※ヤマト便として取り扱うのだけど、きちんと立つ形で梱包しなければ受け付けられないと言うことでした。
※《ヤマト便は、宅急便のサイズ(縦・横・高さの合計が160cm、重さ25kg)を超えるお荷物や、一梱包あたりの価格が30万円を超える場合にご利用いただけます。》
残念ながら二輪の自転車なので立てかけないと駄目な形になってしまい送れません。
万が一壊れたときの保証が出来ないとなると、十数万かけた自転車は適当に扱うわけにはいきません。
自転車の形のまま、送る方法もありますが、送り賃が1万2千円くらいかかるそうです。高いよ~(泣)
ちょっとしたママチャリが買えるじゃないの!
他の運送業者にも聞いて見ましたが、微妙な値段の差こそあれ、、きちんと立つような段ボールに入れないとダメなのは何処も同じでした。
まずは段ボール探し。
一番良いのは自転車の入った段ボールですが、近くの自転車販売店では段ボールに入れて送ってこないことが分かりました。
打つ手は無しか・・・
そうだ、息子が買ったスポーツデポの自転車コーナーに聞いてみよう!
すると、ロードレーサーは、段ボールに入れて運ばれ、店で組み立てられることが分かりました。
そこで、段ボールを分けてもらえるか聞いたところ、新しく自転車が売れたときに段ボールが出るのでその時連絡をくれることになりました。
1週間後連絡が入り、段ボールを取りに行きました。
すると、幅を狭くして入れるため、ペダルを取り外さなくてはいけないとお店の人に教えてもらいました。
取り外すためのレンチを購入し(1300円ほど)、家に帰っていよいよ作業開始。
レンチでペダルを外す方向が普通のネジと違うことをお店の人に教えて貰ったのですが・・・
《左ペダルは時計回りでゆるみ、右ペダルは反時計回りでゆるむ。》
一難去ってまた一難!
一生懸命外そうとするのだけど、固くて外れない。
オットもレンチの端をハンマーで叩いてくれたけどダメ。
潤滑油を差しておけば染みこんで回りやすくなるかもしれない。
時間をおいて、毎日トライするけどびくともしません。
潤滑油以上にこちらの汗が流れました。
もうあきらめて、自転車の形のまま送ろうかと思ったのですが
最後にオットが、自転車屋さんに持って行ってみることになり、近くのイオンの自転車店に修理として持ち込み預けてきました。
プロも苦労するほどの堅さでしたが、無事外すことが出来、修理代としての料金は525円で済みました。
そしてやっとの事で、幅20センチ、長さ128センチ、高さ72センチの箱に収めることが出来たのです。
ついでに空気入れも中に収めることが出来、一つにまとまりました。
これで、やっと荷物を送る段階にたどり着きました。
(1) 〔容量換算式〕 縦(メートル)×横(メートル)×高さ(メートル)×280=容量換算重量(キログラム)
上の計算式で容積換算重量を計算すると 51.6キロ
(2) 実際の重さ=15キロ
この(1)と(2)のどちらか重い方を料金表に当てはめるそうなので、今回の場合は(1)の51.6キロとなります
福岡から広島までだと、1930円のようです。
実際に測って貰ったら誤差があるかも知れませんが、工具や、修理費としての出費と合わせても、頑張った甲斐あって4000円前後で収まるのではないでしょうか。
実際に送って違った場合は、また訂正したいとおもいます。
ヤマト便の場合到着は通常より1日多くかかるそうです。
土曜日に届けたいので、週中頃発送することにしました。
高い送料を惜しんだために、かなりの時間と作業がありましたが、これも経験と思えば面白いですね。
楽しめました。
《後日談》9月2日 自転車を発送しました。自転車の保険代金含めて送料1970円でした |
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