知る人ぞ知る
因幡屋
迎えに来たタクシーでさえ、食事処と知らない一見普通の民家にそれはあります
宣伝もなし
電話帳にも載せていない、口コミだけのお店
美しい奥様とそのお嬢さん2人だけでやっています。このお嬢さんも綺麗なので、天は二物を与えたのですね~
一日、昼と夜に一組ずつのみで定員は8名
そんな隠れ家に、料理教室のお友達8人で行って来ました
なんと、去年の11月に予約を入れ、やっと取れたのが今日なのです
派手ではないけど、厳選した素材と、細かな心配り、型にとらわれない自由な発想
このメニュー、すべて美味しく誰一人として残しませんでした
《立秋のころの前菜》
抹茶生麩田楽 筍 銀杏 白和え
そばずし ゴマ豆腐 栗の渋皮煮
びっくりしたのは、生麩も手作り
《先付け》
葉月のお造り 中とろ 剣先いか
いちじくの胡麻みそ焼き
秋の蓋物 松茸うにしんじょ
《向附》
和牛フィレ ほおずきトマト マイクロトマト
白うりと鶏の撫子のせ
ほおずきは食用のもので、甘酸っぱくキウイのようなお味
マイクロトマトも初めて食べました。見た目ルビーみたいです
松茸は長野産。今年初です。東を向いて笑わなくっちゃ!
《強肴》
秋の吹き寄せ ホタテ 生ハム
ほおずきに見立てたプチトマトは、もちろん皮が剥いてあり、中にカニサラダが射込んであります。その細かい作業にびっくり!!
生ハムも特注で、塩分控えめの厚切り
なんと、プチプチのマスタードまで手作り
《おしのぎ》
おばんざい 留椀
留椀はお雑煮 月に見立てた丸もちに、うさぎを型抜きした柚子が乗っています
青小梅の甘露煮とシャーベット
《八月のデザート》
珈琲 or 紅茶
デザートはパンナコッタ、この盛り付けがおしゃれ
珈琲のお砂糖はベルギーやアメリカの棒付き粗目 食用バラも浮かせて、遊び心の演出も楽しい
紅茶だとバラの香りが楽しめたのだそう・・・紅茶にすればよかったよ
長い時間をかけゆっくりいただきました
一言では言い表せないのだけれど
美味しいものは喜びや感動や幸せを与えるものですね
この中の一つにでも近づけるように、料理に心を込めたいものです
一人だけ贅沢させてもらったのに、笑顔でどうだった??と家族に迎えられ恐縮で~す