この時期だけの風物詩
阿蘇山の野焼きです
枯れ草を燃やして人畜に有害な虫を駆除し、牛馬の餌の草を育てます
山道にも、煙が流れ、灰になった草も飛んで来ました
真っ赤な炎が舐めるように枯れ草の上を走り、黒い大地へと変えていきます
この野焼きが終わって1週間もすると、緑の絨毯に変わって行くそうなので
この短い間の黒い大地を見ることが出来たのもラッキーでした
大観峰から見渡す周囲は
靄って見えるのは黄砂なのか野焼きの煙なのか
でも、市松模様の田畑と焦げた山のコントラストは面白い
中岳のロープーウェー乗り場まで来ましたが、車でも登って行けます。
ところが、ゲートが閉まっていて通れないのでどうしようかと思っていたら
5分後に開きました。
山頂に噴出するSO2.二酸化硫黄のガスが多いときはゲートが閉まるそうです。
ゲートで喘息、気管支疾患、心臓疾患体調を確認された上で、無事通過。
山頂に行くと、ガス臭い!
ちょっと咳き込んでしまいました。
ハンカチで鼻と口を押さえながら展望所に登り、周りを見渡しました。
しばらくすると、ガスが濃くなってきたので緊急退避の放送があり、
係員に急かされて、登ってきたばっかりの人たちも車に戻って降りなければいけなくなりました。
阿蘇の大地の鼓動を感じます。