父が、知り合いに呼ばれて出かけたところ、こういうものをいただいたのだそうです
お寺の蔵を片付けていたら、篆刻に関する本が出てきて、篆刻を趣味とする父にもらって欲しいといわれたのだそうです。
昭和2年に作られたようで、印刷と、篆刻の部分は印を押している様子。
表紙の字ははがれていたので、この写真は中表紙です。
伯爵田中光顕閣下 と右上に小さくありますが、
土佐藩士武市半平太の尊皇攘夷運動に傾倒してその道場に通い、土佐勤皇党に参加した人のようです。
吉田東洋暗殺実行犯の一人だったとも・・・
いま、龍馬伝で放送されているまさに、龍馬と同じ時期に生き、龍馬の死後も活躍、第一次伊藤内閣の書記官長にもなったようです。
壬生水石という人の印を集めた印譜集で、沢山の印が押してあるのですが、山内容堂公の印が最初にありびっくり!
残念なことに裏のほうが数枚ぼろぼろ
それをどうしようかと思い、私も色々調べたのですが、普通の本の修理と違うし、あまりにも古文書の専門だと専門過ぎて高くなってしまいそうだし、そこまでする価値があるものかも良くわからないので、直接修理してくれるところを探すより、古書を取り扱っているところに聞いてみることにしました。
昨日電話でお話して、今日実物を持って行き、見てもらったところ、古書店が出している表装やさんに出してくれることになりました。おそらく1万円くらいで修繕をしてもらえそうです。
もし、これがきれいな状態だったら5~6万円の値段をつけるところですよですって!
それにしても、田中光顕伯爵をWikipediaで見たらびっくりで、龍馬とかなり絡んでいたことがわかり、感激でした。