ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろのセイ!ヤング21(9/24)その2

2016-09-25 12:38:00 | メディア
「こち亀」終了についての投稿に
甲斐さんご自身はまだお読みになってないものの

売り切れが続出する中、発売日の2日前に発売される本屋さんで
ご家族がゲットなさったそうですが
この世田谷の本屋さんのことは以前にも話されてましたよね?

他の連載作家陣が、ご自身の漫画に
「両さん眉毛」を描かれていたことに触れられ
秋本さんと小林よしのりさんの担当でいらしたホリウチさんが
「今、社長になってるから、社長に気を使ってる(笑)」と甲斐さん(笑)

「その頃にホリウチさんが[ぺーぺーなんだ]って言ってた2人が
どっちも編集長になってるんだもんね」と
秋本さんが、それだけ長きに渡って描き続けて来られたことを
改めて実感なさってるようでした

甲斐バンドが登場する「こち亀」コミックは、10巻と24巻だと発表された後
「でも、細かいトコにはもっと…
チャーリー小林(笑)に関連して、俺が出て来た」とおっしゃってましたが

奥さんもストーリーより「背景」にばかり
目をやってしまう時期があったんだとか…(笑)

同日に発売されたジャンプ42号とコミック200巻は
同じストーリーなのに「話(のオチ)が違うらしい
秋本君エライねぇ」と話されてたけど

甲斐さんだって、同じライブでも
ラジオ、テレビ、CD、DVD等によって
別の音源を流されたり、収録なさったりしてますよね

「あんなに俺たちと飲んでて、帰ってから描いてたってこと?
[もう帰るの?]って、結構な時間まで引っ張ってたけど」と話されると

松藤さんが「何があってもいいように
描きだめしてたみたいですよ」と説明なさってました
まあ、その飲み会のためのストックだったかどうかは別にして…(笑)

以前にもこの番組で話されていた
「アグネス・ラムに会った」話も登場(笑)
でも「秋本君がハワイでアグネス・ラムと対談するって言うから
日にち合わせて、ハワイに行った」って…(笑)

なのに「【ビューティフル・エネルギー】を書かなくちゃいけなくて
アグネス・ラムに会えなかった」松藤さん…残念!(苦笑)

「秋本君の悪口、聞いたことがない
小林はよく言われるけどね(笑)」とおっしゃった後に
ティアーズ・フォー・フィアーズの【ルール・オブ・ザ・ワールド】(笑)

曲が終わって…「スピードスケートの岡崎朋美が長崎に行って
アジを食べる」BS2の番組をご覧になったと甲斐さん

「フリルのついたカワイイ洋服着てるんだけど、背中がガッチリしてる
料理に目が行かない(笑)」と話されると
松藤さんから「悪口言っちゃダメって言った(ばかり)でしょ(笑)」とツッコミが…(笑)

その松藤さんをお見かけしたという方からの投稿に
「[環八を颯爽と南下]…って、チャリンコでしょ?(笑)」から
またお二人で【Bicycle】を歌っておられました(笑)

ただ「[束ねた髪をなびかせ]って
束ねた髪はなびかない(笑)残念!」と…(笑)

ここで、押尾さんとのツアー告知があり
「MEETS RETURN…帰って来たってことですね(笑)」と松藤さん

でも、福岡は「MEETS」が、嘉穂劇場での「スペシャル」になってて
「AGAIN」で「初めまして」だったんですよね(笑)

そうそう!前々から閉鎖されると言われていたZepp福岡
ソフトバンク・ファンの甲斐友さんが
夏休みに福岡ドームに行ったら
見事に解体されていたらしく(汗)

その写メを見て「寂しい…」と奥さん
ホントに小屋事情は大変なことになってるみたいです

それはさておき…前回の放送で、甲斐さんがお好きだとおっしゃっていた
メイプル超合金のカズレーザーさんにまつわる投稿があり

二階堂ふみさんが「カズレーザーさんの顔がタイプ」だと話されていた件と

お嬢さんのバイト先の喫茶店に
普段も赤い服で来店される(笑)ことや
「紅葉まんじゅうと軟膏のフタを忘れてませんでしたか?」と
戻って来られたことを読まれて

「かぞ出身らしいんで[かぞレーザー]だろ」と甲斐さん
すかさず松藤さんが「[チン!]忘れただろ(笑)」と
相変わらずのラブリーパートナーぶりでした(笑)

NYボックス「GOLD」から【ボーイッシュガール】が流れ
蓮舫さんの二重国籍疑惑の話…ではなく
デーヴ・スペクターさんが、埼玉とアメリカの二重国籍だとの投稿(笑)に
埼玉は国じゃないだろ(笑)

甲斐さんは「昔、大島渚が[FBIかCIAだろ!]って言ってた(笑)
今、考えるとスゴイよね(笑)」と…

野音ライブは、WOWOW生中継が入っていたから
定刻を3分過ぎただけで始まってビックリしたとのメールに

「シンフォニーの直前に生中継だということを忘れたんで
甲斐バンド・ルール・オブ・ザ・ワールド(笑)いつも通りで…」

ちなみに、その投稿者の方は
野音に忘れ物をなさって「電話で問い合わせたら
その日の忘れ物は一つだけだった」らしく
お子さんに「一人野音2DAYSか!」と言われたんだとか…(笑)

「NHKでやってて良かったんで」と
ハリー細野&ティン・パン・アレーの【香港BLUES】
これは「70年代に中華街でやったライブの再現」だそうですが
この夏は「再現」が流行ってたんでしょうか?(笑)

テレ朝の番組で、草野仁さんが「博多めぐり」をなさっていたとの投稿で
照和に立ち寄られた際に、秋吉恵介さんが甲斐さんのお名前を挙げられ

「洋楽と加山雄三のカバーをやっていた」と話されてたらしく
甲斐さんいわく…加山雄三のカバーはやってない
楽屋ではやってたけど…(笑)

他にも「照和には、デビュー出来なかったり、売れなかった人たちの
[生霊]が漂ってるかも知れない」とか(笑)
当時の長渕剛さんは「身体が華奢で弱かった」とおっしゃってたそうです(笑)

野音ライブの前に押尾さんのライブを観に行かれた方のメールを読まれて
「だから押尾君、現れなかったんだ」とナットクのご様子

「Wヘッダー」でご覧になって「スゴイね」と甲斐さん
そういえば、奥さんもZepp福岡でのライブ前に
キャナルシティに行って、kainatsuさんのライブを観たことが…(笑)

同じ市内とはいえ、時間的にタイトだったようで
夕方のラッシュ時にタクシーの中で焦りながらも

いざとなったら、ゲットしたばかりのkainatsuさんのアルバムを
顔の前にかざして入場してやる(笑)と思っていたらしい(笑)
…って、当時は「父」の名前を出さずに活動なさってたんでしょ?(笑)

そうそう!kainatsuさんが出演される予定だった野外での公録イベントが
天候不良のため中止になってしまったみたいで

「(デビュー以来)10年間で初めて」の中止に
「晴れパワーが足りなくて…」と謝っておられたんだけど
「晴れパワー」のDNAは受け継がれてるんですね(笑)

そのDNAの元(笑)の方は
野音ライブ当日「セミの声」に悩まされておられましたが
この日は、観客が蚊に悩まされなかったのか?気にされ

「僕ね、誰も蚊に刺されない空間で
最低5ヶ所は刺される」と甲斐さん(笑)
「スタジオの中なのに、眉毛のトコ刺されてる」とおっしゃっると
「ホントだ、赤くなってる(笑)」と松藤さん
「生霊の仕業かも(笑)」に爆笑しました(笑)

奥さんは「体温高くて、(アルコール飲んでたりして)酸性で
黒い服着てたら刺されるよ(笑)」と…

「またまたまたなんですが…」との前置きから
小芝風花さんの「甲斐バンドファン」投稿(笑)

今回は(笑)【そばかすの天使】がお好きだと話されたみたいで
どんな曲かと訊かれ、口ずさんでおられたんだとか…
…って「あたしを捨てて行っちまった」ですよね(笑)

甲斐さんは「有り難いけど、マジ、ヤバイぞ」と
いつものように若い女優さんの将来を心配なさってましたが
小芝さんのお名前が出ると必ずセットで(笑)

二階堂ふみさんが、プロフィールの「好きなアーティスト」欄に
「甲斐バンド、セックス・ピストルズ」と書かれていたのが
いつの間にか、そっと消されていた…話が登場しますね(笑)

でも、小芝さんが出演なさっていた「あさが来た!」と
「花子とアン」を勘違いされたついでに(笑)

「[とと姉ちゃん]終わりますよ、ヤバイですよ」やら
「次の次(の朝ドラヒロイン)は、有村架純ですから(笑)
ナンで次のこと言わないんだ(笑)」やら
「オーディションなしで決まったの2人目なんですよ」と朝ドラ話へ…(笑)

朝ドラ観ない派の奥さん的には
有村架純さんは「ミヤビちゃん」なんですけどね(笑)
次の次の朝ドラに、竜雷太さんが出演されるなら観るかも知れません(笑)

ラストは、再びビルボード・ライブの音源から【夕なぎ】
奇しくもツアー中、奥さんが座って聴くのがツラかった2曲です(笑)

次回の放送は、11月23日(水)勤労感謝の日
21時〜22時の1時間生放送
「こんな深い時間帯、珍しい」と甲斐さん

(23日は)ブルーライブ広島終了後、サンプラ前か…と奥さん
おそらくサンプラで実施されるであろうシューティングの前に
甲斐さんの体重増加を心配してるようでした(苦笑)
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甲斐よしひろのセイ!ヤング21(9/24)その1

2016-09-24 21:17:54 | メディア
知らない内に今年から「2ヶ月に1回」が決定してたと思ったら
今回は約3ヶ月ぶりの放送ですね(苦笑)
それでもまた「改編」をクリアし、継続されて良かった♪

もっとも、例の月イチFM番組がなかったら
季節のご挨拶みたいになっちゃうんじゃないかと…(笑)

甲斐さんご自身も、この長いご無沙汰の間に
オリンピックが終わって、広島カープが25年ぶりに優勝して
「BIGGIG AGAIN」にすら触れてません(笑)
売り切れたって言っただけで…と笑っておられました(笑)

冒頭の大相撲の話題では「決まった瞬間にスゴい騒ぎになったんですけど
いかに日本人力士の優勝を待ち望んでいたか」と話され

リオ五輪については「LEGENDS」と同じく
開幕「冒頭に柔道でメダルを取るのがいかに大事か」とおっしゃってました
松藤さんも「その時間にテレビ見る癖がつきますよね」と…

「(タカマツペアは)松友さんだけ見ればいい(笑)」に始まり(笑)
「高橋(選手)に抱きつこうとしたら寝転んでた(笑)
[先輩と抱き合いたかった]って…いつも[先輩]って言ってますよね」

…と「松友フェチ」ぶりを披露されると
松藤さんいわく…僕も[甲斐しぇんぱい]って言わなきゃダメかな(笑)

「伊調(馨)4連覇!大好きです」は新ネタでしたが…(笑)
以前に「吉田沙保里はファンで、ゴマキはマニア(笑)」だと話されてたけど
伊調選手のお名前は、聴いたことあったっけ?(笑)

「サラメシ」をご覧になって
カヌーの羽根田卓也選手に注目なさっていた話も登場♪
「日本にいる時は[神]と呼ばれてた
日本には人工コースがないから、神でさえもメダルが取れない」ことや

「お父さんがナンでもカンでも喋ってね(笑)」は
我が家も見た(五輪関係の番組が多過ぎてタイトルは覚えてマセン)番組で

羽根田選手のお父様が、羽根田選手は「ドイツ人女性とつき合ってる」やら(笑)
「ヒステリックに叫ぶ人じゃなかったら良いです」やら(笑)
かなりバンバン暴露なさってたんだけど(笑)

「何でも見てますね(笑)」とおっしゃってた松藤さんも
何でもご覧になってますよね?(笑)
「ハネタク良いですよね」とおっしゃってたし…(笑)

「[監督メシ]で勉強してましたから」という甲斐さんに
「セイヤングには役立たなかった(笑)」とナイスツッコミ(笑)

…って、この放送中も「メダリスト大集結!ぶっちゃけ祭」を見てる奥さん(笑)
本格的にハネタクファンに…?(笑)

1曲目は、ビルボード・ライブの音源から【ブラッディ・マリー】
「おおっ!」と高まってるトコへ
「10月からのツアーに合わせて、DVD発売」のニュース♪

番組後半の正式な告知によると…
押尾さんとのツアーで「会場限定アイテムが2つ」と甲斐さん

その一つが、今年のビルボード・ライブの「DVD&CD」
「32ページのブックレット付き」らしいんだけど

前回のビルボード・ツアーの分は入ってないのかな?
シューティングもレコーディングもなさってるんですよね?
奥さんは「ダブってない曲だけCDに入れるんじゃない?」と…(笑)

まあ【夏の日の想い出】は、大人の事情で?ムリかも知れませんが
【10$の恋】は収録して欲しいなあ

もう一つは「BIGGIG 1983 フォトブック」
「AGAIN」当日に、甲斐さんが「メンバーとスタッフに配った」写真集を
「さらに」豪華にしたものみたいで

「A4変型サイズ、限定1,000冊、売り切れたら終わり」の
「超マニアックなヤツなんで
皆さん、無理して買わなくても良いですよ(笑)」とおっしゃってましたけど

「初日参戦でゲットする!」と奥さん(笑)
まあ、地元じゃなくても
グッズはいつも初日に買ってしまう人ですから…(笑)

この写真集は、元々「AGAIN」のTシャツ…
(高層ビルの写真のヤツ)…を作られる際
当時の原版がないので、似た写真を探しておられた時に

「どうやって、BIGGIGのステージを造ったか?」とか
「トラックが何台やって来て…」とか
バックステージ、ビフォー&アフターが
垣間見れるものが見つかったようです

そういえば、AGAINネタを書いてる時に
開演中のバックステージに、今で言う「ガテン系」のオジサン達が
ゾロゾロ現れたのは「ミラーボール」の準備のためじゃないか?との記事があり
関係者の方でもご存知ない方々が出入りなさってたんだ?と驚きましたが

甲斐さんもメンバーの皆さんも、ステージに上がられる方には
予め、または後から?話には聞いたってことが
いっぱいおありだったんでしょうね?

余談ですが…奥さんは今日公開の「ハドソン川の奇跡」を観に行き
「イーストウッド監督の[言いたいこと]は判りやすかった」と…(笑)

「号泣」覚悟で(笑)ハンカチを握り締めてたらしいんだけど
「グッと来る」シーンにもまして、ラストの爽快感が心地良かったようです

ネタバレになっちゃうといけないので、多くは書きませんが
トム・ハンクスより、アローン・エッカートの方が「オイシイ役」みたいで(笑)

あと、タイトルロールが流れ始めても
「すぐ席を立っちゃダメ!」なんだとか…

まあ、これは、かつて甲斐さんが
「時をかける少女」をご覧になった際にもおっしゃってましたし
ジャッキー・チェンがお好きな方には「常識」ですよね(笑)

でも実際、奥さんが観た回では、まだ場内が暗い内から
かなりの観客の方が、ゾロゾロ出口へ向かわれていたらしく
「もったいない」と申しておりました
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機関紙BEATNIK(Vol.6)その4

2016-09-23 12:21:00 | 日記
甲斐バンドのお三方それぞれの自己紹介風「対談」に続いて
この号では、ツアーメンバーでいらっしゃる
前島良彦さんのインタビューが掲載されてます

前の機関紙シリーズ(笑)の際に
井出情児さんのインタビューをご紹介しましたが
時期的には、この号の方が先ですし
甲斐バンドとの出会いも前島さんの方が早いんですよね

前島さんは「小学生時代から、ケンカっ早く
一度言い出したら、頑としてキカナイ少年だった
その性格が高じて、まず高校退学」

「全校生徒ボウズ刈りの校則」により
「明日までに断髪セヨ」とのお達しが下り
「三分に刈って、おまけに床屋が気をきかせ耳元のスソまで刈り上げた翌日

[耳元まで刈り上げたということは
またそのまま髪を伸ばすつもりだということだ]と言いがかりをつけられ

教師が平身低頭で自宅に謝りに来たのをヨソに
退学に基づく積立金の返済を要求
その金を持って、千葉の海へ魂の洗濯に出かけた」らしい(笑)

「かといって、そうそうブラブラしている訳にもいかない
兄貴は?と見れば、何やら金を貰って旅行して歩く楽しそうな仕事

[それなら俺も]と頼んだら
[弟と同じ職場で仕事するのはイヤだ]と、一度は断られたものの
兄の働く[東京舞台照明]が
株式会社にするために人員を増やすことになって

[よし、今だ!金を貰って旅に行くのだ]
照明のシの字よりも先に、まずその魅力にとりつかれ(笑)
[兄貴とは絶対同じ現場には行かない]という条件付きで入社した

舞台照明といえば芝居に相場が決まっていた時代
[照明をやるなら芝居を知れ]の社長の一声で、まずは俳優座へ…
行った途端、スポットライトの椅子に座らされて
[上手から出て来る人を捕まえろ](笑)

必死にスポットを操って2ヶ月…
続いて[明治座に行け]とのお達し
大劇場の芝居になると、同じものが何日も続く
同じ所に何日も通って、何日も同じことをやる

[学校という所に毎日通うのさえイヤだったくらいだから
何でもいいから会社に戻してくれって懇願しましたよ]」と前島さん(笑)

「同じことをやるってのが、どうもダメなんですね
1ヶ月通うと、もうその場所にいることさえヤになっちゃう
だって、毎日変化があった方が楽しくて良いでしょ」と話されていて

今思うと、甲斐さんとは出会うべくして出会われた(笑)という感じだけど
甲斐さんって「旅行会社(笑)」にお勤めだったんですよね(笑)

ともあれ「照明よりも何よりも
毎日ドキドキワクワク過ごすことに重点を置いて、3年…
[照明の現場は芸術性よりも、どれだけ早く仕事をこなせるかという
職人仕事だから、そういうの得意だったんです

上手と下手で同じ照明の仕込みをするのに、絶対負けたくない
早くやった方が勝ちってのは俺向きの仕事だなと思って]

早くて確実な仕事をこなすようになるが
納得が行かなければ、3日に開けずケンカする
ハッキリ自分の筋を通す姿勢を
会社組織は快く受け入れはしなかった

同年輩の、同期入社の誰よりも仕事が出来るにも関わらず
人を使うチーフの仕事が廻って来ない
入社5年目には、しかるべき学校を卒業した後輩が入って来て
やがては、彼らに使われる羽目になってしまう

[正直、この時期が一番辛い時期だったと思う
反面、後から考えると、この時に人の使い方や仕事のさせ方を
使われて逆に随分覚えましたね

この頃は、毎日ヤメてやると思っていて
もう戻らないつもりで1ヶ月ほど海に行ったり…でも、親に口説かれてね
その時は、取りあえず思いとどまりました]

入社して8年…ふと海外の音楽のステージに目を向けてみると
ステージに[色]がついている
1968年当時の歌謡ショーといえば
上からライトが当たっていれば、それでヨシという時代だ
[芝居の舞台照明]の世界に、音楽が加わろうとしていた

やがて、東京舞台照明にも当然その波はやって来た
しかし、ウサン臭いような、芸術的でなさそうな
予算もあまりなさそうな音楽のステージ照明など
誰も引き受けたがらない(苦笑)

そこで、前島氏が登場する
[芝居がそれほど好きじゃなかったし
その頃の音楽のステージでやる照明といえば
出て来た歌手をスポットで追いかける程度のモノ
追いかけるピンスポだけは自信があったんです]

音楽の照明は、仕事の出来る一匹狼…前島氏にうってつけだった
予算の関係から、ツアーに同行できる照明は1人
後は、現地のホールスタッフやアルバイトを使って
その会場にあるだけの機材で、照明プランを立てなければならない

[照明の作り方を一番勉強したのがこの頃ですね
今から考えると、ウソのように楽な仕事でしたが…]

各地のホールで照明機材を揃えてあるのは、ごくわずかだった
ホールに着いて、天井を眺めたら
100Wの電球が4つブラ下がってるだけ
他は客席に2つのスポットがあるだけ…がザラだった

[東京からサブを1人連れて行かなければ無理だ]と
マネージャーに進言しても
[照明プランは実現させて欲しいが、人を増やす予算はない]と言われ

渋々ツアーに出たものの、ホールが雇ったアルバイトにピンスポを任せたら
途中でライトが点いたり消えたりの大わらわ(汗)
マネージャー氏が飛んで来て[何とかしてくれ]と泣きつく

ステージの全体照明を操るコンソールの前で
ヒヤヒヤしながらも動く訳には行かない
やむを得ず、ピンスポなしの全体照明のみで何とかその場は切り抜け
結局、翌日からはサブを呼んでツアーへ…(苦笑)

ただ、このツアーを機に、照明プランに必要なサブが
ツアーに同行する体制に変わって行った」んだとか…

「日本の音楽ステージ照明の第一人者」前島さんのスタートは
道なき道を切り開くことから始まったようです
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機関紙BEATNIK(Vol.6)その3

2016-09-22 09:50:00 | 日記
その昔、甲斐さんがサンストで
「酔った女を誘う男は最低な男だから
女の人の方でも[色つきの酒を飲ませる男]には警戒を怠らないように」

…と話されてましたが、この号でも下森真澄さんが
「カクテルというと、どうも女の子にとって[キケン]というイメージがある
ひところ[スクリュードライバーがキケン]なんて話が飛び交って

そうか、ああいうキレイな色した甘そうな酒は[キケン]なのかと
キケンの意味もあまり判ってもいないのに
要注意マークをつけていた」と書かれてます(笑)

初めて甲斐さん御用達の渋谷のバーに行かれて
マスターから「カクテル自体が悪いんじゃなくて
甘くて飲みやすい酒は、ついついハイピッチで飲んじゃって
本人も気づかない内に、相当の量を飲んでるんですよ」とお聴きになり

「キケンなのは、飲み手の[飲み意地]という結論は
いや実に、私にはムネが痛い結論だ(苦笑)」と下森さん

その後「甘くて軽いカクテル」ではなく
「マティーニとかラムウォッカとか
辛くて強いカクテルを飲むことにした

これだと絶対と言っていいほど失敗しない
ナメル程度のピッチで、しかも、ひとナメすると水を飲むという格好で
いつまでもホロ酔い加減でいられる

よって[カクテルを飲みに行こう]と誘われても
[エーイ、もう好きにしてくれぃ]と
ワルイお兄さんの喜ぶような酔い方もしなくなった」んだとか…(笑)

甲斐さんは「酒を飲めない女っていうのは口説けないから
絶対つまりません、ハッキリ言って(笑)」とおっしゃってましたが

「飲み過ぎて騒ぎ過ぎるのも困りモン
ちっとも酔わない[ザル]みたいな人も嫌われる

やっぱり、女の人は一杯くらいは飲むんだけど
酒飲みの素質はないかなぁ…くらいのセンで決めて欲しいですな
男の勝手を言わせて貰えば…」とも話されていて(笑)

奥さんは、たぶん?翌日のことなど何も考えず
本気で飲めば、かなり飲めるんだけど(笑)
もっぱらカクテル1〜2杯で丁度良い体質になっております(笑)

そのカクテルも、そもそも甲斐さんから「女の人は服の色に合わせて
カクテルを選ぶと良い」とのオススメがあって(笑)飲み始め

「ドライのチンザノ」やらシェリーなど
甲斐さんが「好きでよく飲んでる」とおっしゃったカクテルにも挑戦し
「気分を非常にハイにする効果がある」かどうかも検証したらしい(笑)

甲斐さんは「その時時のてめえの感情を観察して
今日はこういう酒で行こう!とか、アレで行こう!とか
色々使い分けたら良いんだよね」と話されてましたが

作家の東山彰良さんも「酒はイメージで飲むものだ
そういう側面は、確かにある
その日の気分次第で飲む酒を変えるのは
大人ならではの楽しみだろう」と記されてます

「映画や小説でも、酒は音楽と並ぶほどの小道具である」と東山さん
「ニューヨークのセレブなクラブに集う女性たちには
オシャレでセクシーなカクテルを飲んで貰いたい

[セックス・アンド・ザ・シティ]のおかげで
コスモポリタンというカクテルに火が点いたが
もしも、それが黒霧島だったら、果してどうなっていただろうか?」(笑)

「髭面のガンマンが、決闘の前に
カシスオレンジという訳にはいかない(笑)
霧深いロンドンで美しい女スパイのバッグに入っているのは、拳銃とジンだ

ヤクザがカチコミの前に交わす兄弟盃が
梅酒のソーダ割りであって良いはずがない(笑)」

…と、大方の皆さんが持っておられるであろうイメージで
「やっぱ、そうでなきゃ!」というお約束のお酒ってありますよねぇ…(笑)

で、東山さんご自身は「テキーラ好きだが
さりとて、テキーラピーポーが好きだという訳ではない
むしろ苦手である」そうですが

「おそらく世の人々のテキーラに対するイメージは
塩を舐め、ライムをかじり
ショットグラスになみなみと注がれた酒を一気に飲み干すというものだろう

断っておくが、キチンとしたテキーラバーで
そのようなアホな飲み方をする者はいない

そもそも、塩を舐めるのは
昔のテキーラが苦かったためである
苦い酒を少しでも甘く感じられるようにする知恵なのだ
スイカに塩を振るのと同じ理屈である

しかし、今日のアガベ100%のテキーラは
すでに甘いので、塩など必要ない
しかも、そこそこ値が張るので、ゆっくり味わって飲みたい

物事の分かったバーなら
テキーラはブランデーグラスやシャンパングラスに似た
テキーラグラスで提供してくれる
ショットで一気なんぞ愚の骨頂だ」とおっしゃってるんだけど

これは、かつてプール・バーが流行った頃
キューを手に、狙いを定める際、スコッチを一気にあおる
…といったシーンが多かったことが影響しているのか?

それとも、志村けんさんの某シリーズで
罰ゲームにテキーラが使われていたせいか?(笑)

ともあれ「たまさかテキーラのイベント等があると
ここが人生の晴れ舞台と言わんばかりに
露出度の高い女たちが集まって来る
こうした女たちを目当てに筋骨たくましい男たちもやって来る

で、[サルー!サルー!]と叫びながら
乾杯に乾杯を重ねたあげく、醜態をさらすことになるのだ
ちくしょう、なんて楽しそうなんだ!(笑)

もしも、私が筋骨隆々のマッチョマンなら
露出度の高い女たちのために、どんなことでもやるだろう(笑)
ショットグラスで一気飲み?上等じゃないか
矢でも鉄砲でも持って来いってんだ(笑)

しかし、私は人がたくさん集まる場所が苦手だし
もうそれほど若くもないので
ブランデーグラスでちびちびやるのが性に合ってる
それでも美味いのが、テキーラという酒なのだ」と…

でも、やっぱりテキーラのイメージって
「サルー!サルー!」の方ですよね?(笑)
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機関紙BEATNIK(Vol.6)その2

2016-09-21 10:51:00 | 日記
前回、甲斐バンド初の「完全オフ」から
レコーディング開始にかけての記事をご紹介しましたが
別の雑誌にも松藤さんのインタビューが掲載されてます

取材には甲斐さんお一人で対応なさるというのが
当時のお約束だったみたいだから、かなり珍しいんじゃないかと…?

時期的には「8ヶ月ぶりのニューシングル」
(って書かれてるくらいコンスタンスにリリースされていたってことですね)
【無法者の愛】発売後らしいんだけど

事務所「BEATNIK」での取材前に
松藤さんは「クラッシュ」のビデオをご覧になっていたようで
「何とはなしにクラッシュのコンサートの話」からスタート

「年に1〜2度しかコンサートに行かない」という松藤さん
「自分たちと同じ系列のアーティストのコンサートだと
どうもやっぱり素直にのれないっていうのありますね

クラッシュは新宿厚生年金会館が一番よかった
中野サンプラザでの最終日は
客も、のらなきゃみたいなつもりで来てるせいか白々しかったな
僕らもあそこでやったことがあるけど
会場がロック向きじゃないね
一生懸命やっても遠い感じで…」とおっしゃってます(苦笑)

まあ「ハッピー・フォーク・コンテスト」の本選が行われた会場ですし(笑)
甲斐さんと押尾さんとのアコギライブには良いのかなあと…?

ともあれ、アレンジャーの椎名和夫さんについては
「3年くらい前から時々、彼と一緒にやってたんだけど
今回は、アレンジの最初から居て貰って
LPも同じように作って貰ってるんです
色々また実験というか新しい方法を試みて…」

そのアルバムのイメージを訊かれると
「まだ判らない、色んな曲があるからね
最終セレクションの段階で、どういう傾向の曲が多いか?とか

今、メンバー全員がオニのように曲を書いてて
誰の曲がどのくらい入るかによって違って来るでしょう
まだ、曲をどんどん録ってる段階で
全然そこまで行ってないんですよね」

「曲作りはどんな風に?」との質問には
「アレンジまで含めて、音楽的にはずいぶん色んなことをやってるけど
最初のインスピレーションを失わないように作ってる

例えば、甲斐宅に集まって、こんな曲があるって聴いて
それからリズムを決めて、楽器を弾いてデモテープを作るわけ

それからアレンジを決めるにしても
出来るだけ外れないようにして
ストレートなインスピレーションから作ったものを優先させてる

基本的に歌至上主義だから
歌が聴こえないようなアレンジはしないっていうことはあるけど
それ以外は全く自由に作ってる」と答えておられます

「ツアーがないというのは、どんなもんですか?」には
「やっぱりステージやりたいですね
もうムズムズしてる」と松藤さん

「今までツアーとレコーディングって、重なり重なりやって来てたから
いっぺん頭の中を整理できたのは良いんだけど
あの聴衆を目の前にしてやる感覚っていうのは
基本的に忘れられないもんですからね

今まで年間100本やってた者が、半年も休む訳でしょう
一種の病気(笑)みたいにやってたものを
スッとなくすっていうのは難しいですね

レコーディングに入るまで、やっぱりちょっと気が狂ってましたね
特に僕はタイコですから、タイコは家で叩けないんですよ
練習場かなんかに行って、一人でやってもダメでしょ?

みんなで一緒に[せーの]で入った時に始まるものだしね
今はレコーディングで叩いて、何とか誤魔化してはいるんだけど」

…と、長年「ライブバンド」として活動なさって来たハードな生活が
身体に染みついておられたことを改めて実感されたようです

そのツアーについては
「直前にならないと、どういう風になるか判らない
いつも、直前の通しリハをやった後で完璧に決まるって感じです」と話され

休養中に身体を作っておられたとの話になり
「コンサートをやり続ける人たちは、みんな大変でしょ

節制してないともたないし
好きに食べてたんじゃ、すぐブクブクになっちゃうし
メンバーもみんな身体作ってるみたい
甲斐よしひろも泳いでる」とおっしゃっると

インタビュアーの方いわく…水泳は全身を使うから
体調をキープするには良いんでしょう?

松藤さんが「うん、良いみたいですね」とお答えになるや
「マネージャー氏から[彼は泳げないから]の声」があったようで(笑)
松藤さんいわく…陸上動物の方が進化してるんです(笑)

甲斐さんが「水の近くに連れて行くだけで暴れ出す」と話されてましたが
何かトラウマがおありなんでしょうか?

それはさておき…今回の機関紙には
甲斐さんの「会見」後の緊急インタビューや
佐藤剛さんの「映画ラプソティー」に登場した「真夜中の映画館」について
下村誠さんがコラムを書かれてます

「普段は芝居とかを打ってる劇場を夜の10時から借りて
映画を1回だけ上映するというおかしな映画館」は

「ウィークデーの場合、大体7時の回で終わってしまう
普通の映画館では、体が空かない男たち…

僕たちのように、毎日コンサートに行ったりすることが仕事の人にとっては
凄く画期的で、魅力的な映画館だ

それに、ここで上映される映画は
一般的に名作と呼ばれるA級シネマではなく
ある意味で凄くラディカルな意味を持ったB級シネマばかりで

この現象はきっとオーナーの個性的な選定方法が
功を成しているからだと思うのだが
彼女の本当にマニアックながら、常にスペシャリズムを持った視点

…というか、誰もが感動してしまう
エネルギーを持った作品を選ぶ才能に驚かされた」と下村さん

ただ、甲斐さんが会見後の「お怒りモード」でご覧になった作品は
ラストでの「説明」がクドかったみたいです(苦笑)

ともあれ「10代の頃から、物凄い映画ファンだった」
オーナーの吉田さんが、この映画館を始められたのは

「女の子が一人で夜の街を歩く…そんなきっかけにして
都会の夜が生み出す現実とファンタジーの交錯する空間に
何かを見つけ出して欲しい」と思われたからだそうです

「【そばかすの天使】のススメ」みたいだけど(笑)
実際には「おじさま族(笑)」に人気みたいだし
女性の観客の方がどれくらいいらしたのか?気になるなあ(笑)

「彼女の選ぶ映画には、心の尖った
そう、子供の心を持った人たちしか感動しない
リリカルでナイーブな性格を持ったものが多い
映画の魅力を引き出すのは
観客一人一人の感性なのである」と記されてます

今は、レイトショーも当たり前になりましたが
当時のこういう「ちょいヤバ」なふんいきも懐かしいです(笑)
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