「変わりゆくスポーツ雑誌」という記事に
甲斐さん御用達の「Number」が取り上げられてました♪
出版業界は右肩下がりで、市場は縮小傾向にあり
時代の流れに応じて、読者が求める中身も変化している今
1980年創刊の「日本初のスポーツ総合誌」は
今年4月に通算900号を超えたそうで
栄枯盛衰ある雑誌界を生き抜いて来た理由について
「スポーツする人を描く、という創刊時からのアイデアが
受け入れられた結果」と松井編集長
勝ち負けを軸に編集された専門誌が多い中で
「スポーツを全く別の角度から取り上げたら面白いのでは?」との発想から
創刊号には、山際淳司さんの「江夏の21球」を掲載
79年の日本シリーズ広島 vs 近鉄第7戦の最終回の攻防を描いた作品は
「雑誌のブランドイメージを作る上で大きかった」だけではなく
その後のスポーツ・ノンフィクションに大きな影響を与えたとされ
アイルトン・セナを中心としたF1ブームや
98年サッカーW杯の日本初出場など
時代の空気を的確に捉えた「人間ドラマ」を描き続け
ライバル誌の追随を許さない「本家」として
読者の支持を受け続けている…と記されてます
「切り取られたナマの一瞬の輝きに惹かれる」と甲斐さん
取り上げられるアスリートだけでなく
「書き手も新しいフィールドを切り拓いて行こうとしてる感覚が伝わって来る」
…と「パイオニア好き(笑)」のツボを刺激されたり
「素材も大切だけど、それをどう料理するかってところもすごく大事
でも、素材も料理人も意外と本人達は大したことやってると思ってないのよ
好きだから淡々とやってる。そこにホッとする」
…と、素材でもあり料理人でもいらっしゃるご自身と重なる部分に
共感を覚えておられるようなご発言も…
「時代の瞬間を独自の視点で切り取って
ナマのもの、旬のものを提出しながら
プロである以上、それを商品としてキッチリ成立させないといけない
でも、それを葛藤だとは思わないんだ
かなり楽しめるんだよ、やっぱり音楽が好きだから」と話されてます
「Number」は、コンパクトなのに内容が豊富なので
ツアー先や海外に出かける時にピッタリだともおっしゃってましたね(笑)
奥さんは、EUROやW杯、五輪など国際大会になると買いに走るんですが(笑)
確かに、見出しだけ見ても心惹かれる「切り口」がズラリ(笑)
例えば、EURO開幕前の号には
「川口能活・優れたGKは[顔]でわかる」
「ルーツ探訪ルポ・マディラ島へ
ロナウドはいかにしてつくられたのか」
「審判目線の楽しみ方・西村雄一
[レフェリーは選手を裁かない]」とか
甲子園中心の特集号では
「48歳の清原に捧ぐ・13本のホームラン物語」として
「打たれたライバル全員が語る」インタビューや
「桑田真澄・王者池田を撃った15歳」
「PL学園野球部最後の12人・名門校の一番長い日」
「清宮幸太郎・新主将の決意[あの打席を忘れない]」
「松井秀喜・チームメイトは見た!怪物が怪物になった日」など
まず「人間」ありきの姿勢は健在のようです
余談ですが…池上彰さんが「新聞ななめ読み」で
「オリンピックの新聞報道」について
「読者は前日のテレビで結果を知っているから
翌朝の新聞をじっくり読む人がどれだけいるのか?
それでも記事を書かなければならない
ここには、記者たちの熱い闘いもありました」
…と書かれ、各紙の記事を比較なさっているんだけど
例えば「バドミントン女子ダブルス決勝」に関して
「良くも悪くも[タカマツ]らしさの出た試合展開となった」との記事には
「残念。面白くありません」(苦笑)
「決勝のコートには、気負わずバドミントンを楽しむ
自信に満ちた姿があった」という記事には
「ありきたり。これなら、日本でテレビを見ていても書けそうです」(笑)
…と、バッサリ斬っておられた池上さん
でも、最終の第3ゲームで3連続失点した時の松友選手の
「心が折れかけていた」という心中を書き出しに使った記事は
「ドキッとした書き出しで引き込まれてしまっているので
その後も読んでしまいます
記事は2人への綿密な取材に裏づけられていました
試合後の深い取材があったからこそ
心の動きが描けるのです」と大絶賛
他にも「陸上男子400mリレー」の銀メダルが
「シューズ4分の1足分に込めた勇気」によるものだという記事や
「男子マラソン」で日本人の入賞者がいなかった理由を
3人の選手それぞれの担当記者3人が
解説・分析している記事を挙げられていて
オリンピック記事の魅力は「速報性」や「結果報告」ではなく
「選手」自身やその時の「心境」に迫るものにあるんだなあと…
それはさておき、右肩下がりのスポーツ出版業界でも
愛好者が多い分野には根強い支持があるそうで
「月刊ゴルフダイジェスト」の福田編集長は
「情報が溢れている中、ネットには載っていない情報を
読者にいかに与えられるかが重要になる」と
自社が動画サイトにアップしている映像だけでは判らない
ショットの解説などを掲載し
活字を読むことで、より理解できるという誌面との連動を進めておられたり
逆に「NHK 大相撲ジャーナル」の北出編集長は
「中継のガイドとして活用して貰いたい」と
年6場所に合わせ、場所前は展望号
場所後は決算号を発行なさっているんだとか…
出版科学研究所の分析によると…
「ネットが普及し、結果だけを求める人にとっては
情報源が雑誌である必要はなくなった
今は、好きな選手の長文インタビューや
ひとつのテーマを深堀りした特集を中心とした誌面作りがトレンド」らしい
…って、もしかしたら、このブログの閲覧数増加も
「甲斐さん」をテーマに?(笑)「深堀り」とまでは行かないけど
ゆるゆる書かせて頂いてるのがトレンドに?(笑)
冗談はともかく「甲斐バンド THE BIG GIG AGAIN 2016」以降も
それまでの閲覧数を大幅に上回ったまま下降する気配がなくて
過去の記事を遡って読んで下さっている方もおられるみたいで
本当にありがとうございます!m(__)m
ただ、ご覧のように
甲斐さんのことばかりではないので、恐縮しておりますが…(汗)
オヒマな時に読み流して頂ければ幸いです
あっ!ちなみに「Number」は
東京五輪のある2020年に「1千号」を迎えるそうで
「この雑誌の運命を感じている」と松井編集長
「人の汚なさも、崇高さも、カッコよさも、美しさも、醜さも
さらけ出してしまうのがスポーツ
そこに、みんなが魅了される
東京五輪のムーブメントを時代の記録として、雑誌にどう残すか
[やっぱりNumberはひと味違う]と言って貰いたいし、その野心もある」
…と語っておられますが
その前のロシアW杯、ラグビーW杯の時にまたお世話になりますよ♪(笑)
甲斐さん御用達の「Number」が取り上げられてました♪
出版業界は右肩下がりで、市場は縮小傾向にあり
時代の流れに応じて、読者が求める中身も変化している今
1980年創刊の「日本初のスポーツ総合誌」は
今年4月に通算900号を超えたそうで
栄枯盛衰ある雑誌界を生き抜いて来た理由について
「スポーツする人を描く、という創刊時からのアイデアが
受け入れられた結果」と松井編集長
勝ち負けを軸に編集された専門誌が多い中で
「スポーツを全く別の角度から取り上げたら面白いのでは?」との発想から
創刊号には、山際淳司さんの「江夏の21球」を掲載
79年の日本シリーズ広島 vs 近鉄第7戦の最終回の攻防を描いた作品は
「雑誌のブランドイメージを作る上で大きかった」だけではなく
その後のスポーツ・ノンフィクションに大きな影響を与えたとされ
アイルトン・セナを中心としたF1ブームや
98年サッカーW杯の日本初出場など
時代の空気を的確に捉えた「人間ドラマ」を描き続け
ライバル誌の追随を許さない「本家」として
読者の支持を受け続けている…と記されてます
「切り取られたナマの一瞬の輝きに惹かれる」と甲斐さん
取り上げられるアスリートだけでなく
「書き手も新しいフィールドを切り拓いて行こうとしてる感覚が伝わって来る」
…と「パイオニア好き(笑)」のツボを刺激されたり
「素材も大切だけど、それをどう料理するかってところもすごく大事
でも、素材も料理人も意外と本人達は大したことやってると思ってないのよ
好きだから淡々とやってる。そこにホッとする」
…と、素材でもあり料理人でもいらっしゃるご自身と重なる部分に
共感を覚えておられるようなご発言も…
「時代の瞬間を独自の視点で切り取って
ナマのもの、旬のものを提出しながら
プロである以上、それを商品としてキッチリ成立させないといけない
でも、それを葛藤だとは思わないんだ
かなり楽しめるんだよ、やっぱり音楽が好きだから」と話されてます
「Number」は、コンパクトなのに内容が豊富なので
ツアー先や海外に出かける時にピッタリだともおっしゃってましたね(笑)
奥さんは、EUROやW杯、五輪など国際大会になると買いに走るんですが(笑)
確かに、見出しだけ見ても心惹かれる「切り口」がズラリ(笑)
例えば、EURO開幕前の号には
「川口能活・優れたGKは[顔]でわかる」
「ルーツ探訪ルポ・マディラ島へ
ロナウドはいかにしてつくられたのか」
「審判目線の楽しみ方・西村雄一
[レフェリーは選手を裁かない]」とか
甲子園中心の特集号では
「48歳の清原に捧ぐ・13本のホームラン物語」として
「打たれたライバル全員が語る」インタビューや
「桑田真澄・王者池田を撃った15歳」
「PL学園野球部最後の12人・名門校の一番長い日」
「清宮幸太郎・新主将の決意[あの打席を忘れない]」
「松井秀喜・チームメイトは見た!怪物が怪物になった日」など
まず「人間」ありきの姿勢は健在のようです
余談ですが…池上彰さんが「新聞ななめ読み」で
「オリンピックの新聞報道」について
「読者は前日のテレビで結果を知っているから
翌朝の新聞をじっくり読む人がどれだけいるのか?
それでも記事を書かなければならない
ここには、記者たちの熱い闘いもありました」
…と書かれ、各紙の記事を比較なさっているんだけど
例えば「バドミントン女子ダブルス決勝」に関して
「良くも悪くも[タカマツ]らしさの出た試合展開となった」との記事には
「残念。面白くありません」(苦笑)
「決勝のコートには、気負わずバドミントンを楽しむ
自信に満ちた姿があった」という記事には
「ありきたり。これなら、日本でテレビを見ていても書けそうです」(笑)
…と、バッサリ斬っておられた池上さん
でも、最終の第3ゲームで3連続失点した時の松友選手の
「心が折れかけていた」という心中を書き出しに使った記事は
「ドキッとした書き出しで引き込まれてしまっているので
その後も読んでしまいます
記事は2人への綿密な取材に裏づけられていました
試合後の深い取材があったからこそ
心の動きが描けるのです」と大絶賛
他にも「陸上男子400mリレー」の銀メダルが
「シューズ4分の1足分に込めた勇気」によるものだという記事や
「男子マラソン」で日本人の入賞者がいなかった理由を
3人の選手それぞれの担当記者3人が
解説・分析している記事を挙げられていて
オリンピック記事の魅力は「速報性」や「結果報告」ではなく
「選手」自身やその時の「心境」に迫るものにあるんだなあと…
それはさておき、右肩下がりのスポーツ出版業界でも
愛好者が多い分野には根強い支持があるそうで
「月刊ゴルフダイジェスト」の福田編集長は
「情報が溢れている中、ネットには載っていない情報を
読者にいかに与えられるかが重要になる」と
自社が動画サイトにアップしている映像だけでは判らない
ショットの解説などを掲載し
活字を読むことで、より理解できるという誌面との連動を進めておられたり
逆に「NHK 大相撲ジャーナル」の北出編集長は
「中継のガイドとして活用して貰いたい」と
年6場所に合わせ、場所前は展望号
場所後は決算号を発行なさっているんだとか…
出版科学研究所の分析によると…
「ネットが普及し、結果だけを求める人にとっては
情報源が雑誌である必要はなくなった
今は、好きな選手の長文インタビューや
ひとつのテーマを深堀りした特集を中心とした誌面作りがトレンド」らしい
…って、もしかしたら、このブログの閲覧数増加も
「甲斐さん」をテーマに?(笑)「深堀り」とまでは行かないけど
ゆるゆる書かせて頂いてるのがトレンドに?(笑)
冗談はともかく「甲斐バンド THE BIG GIG AGAIN 2016」以降も
それまでの閲覧数を大幅に上回ったまま下降する気配がなくて
過去の記事を遡って読んで下さっている方もおられるみたいで
本当にありがとうございます!m(__)m
ただ、ご覧のように
甲斐さんのことばかりではないので、恐縮しておりますが…(汗)
オヒマな時に読み流して頂ければ幸いです
あっ!ちなみに「Number」は
東京五輪のある2020年に「1千号」を迎えるそうで
「この雑誌の運命を感じている」と松井編集長
「人の汚なさも、崇高さも、カッコよさも、美しさも、醜さも
さらけ出してしまうのがスポーツ
そこに、みんなが魅了される
東京五輪のムーブメントを時代の記録として、雑誌にどう残すか
[やっぱりNumberはひと味違う]と言って貰いたいし、その野心もある」
…と語っておられますが
その前のロシアW杯、ラグビーW杯の時にまたお世話になりますよ♪(笑)