ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIK(Vol.6)その3

2016-09-22 09:50:00 | 日記
その昔、甲斐さんがサンストで
「酔った女を誘う男は最低な男だから
女の人の方でも[色つきの酒を飲ませる男]には警戒を怠らないように」

…と話されてましたが、この号でも下森真澄さんが
「カクテルというと、どうも女の子にとって[キケン]というイメージがある
ひところ[スクリュードライバーがキケン]なんて話が飛び交って

そうか、ああいうキレイな色した甘そうな酒は[キケン]なのかと
キケンの意味もあまり判ってもいないのに
要注意マークをつけていた」と書かれてます(笑)

初めて甲斐さん御用達の渋谷のバーに行かれて
マスターから「カクテル自体が悪いんじゃなくて
甘くて飲みやすい酒は、ついついハイピッチで飲んじゃって
本人も気づかない内に、相当の量を飲んでるんですよ」とお聴きになり

「キケンなのは、飲み手の[飲み意地]という結論は
いや実に、私にはムネが痛い結論だ(苦笑)」と下森さん

その後「甘くて軽いカクテル」ではなく
「マティーニとかラムウォッカとか
辛くて強いカクテルを飲むことにした

これだと絶対と言っていいほど失敗しない
ナメル程度のピッチで、しかも、ひとナメすると水を飲むという格好で
いつまでもホロ酔い加減でいられる

よって[カクテルを飲みに行こう]と誘われても
[エーイ、もう好きにしてくれぃ]と
ワルイお兄さんの喜ぶような酔い方もしなくなった」んだとか…(笑)

甲斐さんは「酒を飲めない女っていうのは口説けないから
絶対つまりません、ハッキリ言って(笑)」とおっしゃってましたが

「飲み過ぎて騒ぎ過ぎるのも困りモン
ちっとも酔わない[ザル]みたいな人も嫌われる

やっぱり、女の人は一杯くらいは飲むんだけど
酒飲みの素質はないかなぁ…くらいのセンで決めて欲しいですな
男の勝手を言わせて貰えば…」とも話されていて(笑)

奥さんは、たぶん?翌日のことなど何も考えず
本気で飲めば、かなり飲めるんだけど(笑)
もっぱらカクテル1〜2杯で丁度良い体質になっております(笑)

そのカクテルも、そもそも甲斐さんから「女の人は服の色に合わせて
カクテルを選ぶと良い」とのオススメがあって(笑)飲み始め

「ドライのチンザノ」やらシェリーなど
甲斐さんが「好きでよく飲んでる」とおっしゃったカクテルにも挑戦し
「気分を非常にハイにする効果がある」かどうかも検証したらしい(笑)

甲斐さんは「その時時のてめえの感情を観察して
今日はこういう酒で行こう!とか、アレで行こう!とか
色々使い分けたら良いんだよね」と話されてましたが

作家の東山彰良さんも「酒はイメージで飲むものだ
そういう側面は、確かにある
その日の気分次第で飲む酒を変えるのは
大人ならではの楽しみだろう」と記されてます

「映画や小説でも、酒は音楽と並ぶほどの小道具である」と東山さん
「ニューヨークのセレブなクラブに集う女性たちには
オシャレでセクシーなカクテルを飲んで貰いたい

[セックス・アンド・ザ・シティ]のおかげで
コスモポリタンというカクテルに火が点いたが
もしも、それが黒霧島だったら、果してどうなっていただろうか?」(笑)

「髭面のガンマンが、決闘の前に
カシスオレンジという訳にはいかない(笑)
霧深いロンドンで美しい女スパイのバッグに入っているのは、拳銃とジンだ

ヤクザがカチコミの前に交わす兄弟盃が
梅酒のソーダ割りであって良いはずがない(笑)」

…と、大方の皆さんが持っておられるであろうイメージで
「やっぱ、そうでなきゃ!」というお約束のお酒ってありますよねぇ…(笑)

で、東山さんご自身は「テキーラ好きだが
さりとて、テキーラピーポーが好きだという訳ではない
むしろ苦手である」そうですが

「おそらく世の人々のテキーラに対するイメージは
塩を舐め、ライムをかじり
ショットグラスになみなみと注がれた酒を一気に飲み干すというものだろう

断っておくが、キチンとしたテキーラバーで
そのようなアホな飲み方をする者はいない

そもそも、塩を舐めるのは
昔のテキーラが苦かったためである
苦い酒を少しでも甘く感じられるようにする知恵なのだ
スイカに塩を振るのと同じ理屈である

しかし、今日のアガベ100%のテキーラは
すでに甘いので、塩など必要ない
しかも、そこそこ値が張るので、ゆっくり味わって飲みたい

物事の分かったバーなら
テキーラはブランデーグラスやシャンパングラスに似た
テキーラグラスで提供してくれる
ショットで一気なんぞ愚の骨頂だ」とおっしゃってるんだけど

これは、かつてプール・バーが流行った頃
キューを手に、狙いを定める際、スコッチを一気にあおる
…といったシーンが多かったことが影響しているのか?

それとも、志村けんさんの某シリーズで
罰ゲームにテキーラが使われていたせいか?(笑)

ともあれ「たまさかテキーラのイベント等があると
ここが人生の晴れ舞台と言わんばかりに
露出度の高い女たちが集まって来る
こうした女たちを目当てに筋骨たくましい男たちもやって来る

で、[サルー!サルー!]と叫びながら
乾杯に乾杯を重ねたあげく、醜態をさらすことになるのだ
ちくしょう、なんて楽しそうなんだ!(笑)

もしも、私が筋骨隆々のマッチョマンなら
露出度の高い女たちのために、どんなことでもやるだろう(笑)
ショットグラスで一気飲み?上等じゃないか
矢でも鉄砲でも持って来いってんだ(笑)

しかし、私は人がたくさん集まる場所が苦手だし
もうそれほど若くもないので
ブランデーグラスでちびちびやるのが性に合ってる
それでも美味いのが、テキーラという酒なのだ」と…

でも、やっぱりテキーラのイメージって
「サルー!サルー!」の方ですよね?(笑)
コメント
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