ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

Happy Go Lucky!(12/16)その2

2021-12-25 14:48:00 | メディア
長岡さんによる「甲斐バンドツアー」の裏話は続き…
「一度ね、盛岡に行った時には、すごい面白かった
食堂車でメンバーと時間潰してたら、ウェイトレスの可愛い女の子がいて
で、その女の子と話すことになって、僕たち喋ってたんですよね
で、まあ無事に(到着して)そいで、その日は盛岡でコンサートが終わって…

甲斐くんと2人でね…甲斐くん、覚えてるかなあ?…盛岡の繁華街を歩きながらね
『ナンかちょっと飲み足りないねぇ』とか言って『どっかスナックに入ってみようか』って…
スナック『はりまや』って『はりまや橋』の『はりまや』って、ひらがなで書いてある…
『変な名前だね』って入ったんですよ

入ったらですね、ナンとね、そこのカウンターにね、さっき…昼間話してた
食堂車でウェイトレスやってた女の子が、カウンターにいて『あら、こんばんは!』って…(笑)
もうね、すごい盛り上がって、偶然っていうか
『夜はここでバイトしてます』とかって…偶然でね、もう、すごいお話が弾んで
酔っぱらって、もうヘロヘロになってホテルに帰った記憶があります(笑)可笑しいでしょ?」

…と、ホントに思い出し笑いをなさいながら話されてましたが(笑)
奥さんは、甲斐さんが、いつぞやのライブMCでおっしゃっていた「焼き芋屋さんの陰謀(笑)」
…「ウチの焼き芋を持って、あるスナックに行ったら
そこの女の子が、店が終わったあとも付き合ってくれる」と言われて
焼き芋を買い、そのお店に行くと、全くのガセネタだと判明したのに
長岡さんだけが、最後まで諦め切れずにいらした(笑)…という話を思い出しクスクス(笑)

そうそう!長岡さんは「盛岡が一番遠かった!」とおっしゃっていたけど
奥さんは、その盛岡でのライブの翌日が山形でのライブという日程のツアーで
盛岡に宿を取り、翌朝そのまま山形に移動するつもりだったのが
盛岡-山形間を結ぶ列車はなく、いったん仙台まで戻ってから、山形を目指すしかなくて
「地図で見たら近いと思ったのになあ」と苦笑いしておりました(苦笑)

それはともかく…友廣さんが、この一連のツアーエピソードをお聴きになって
「でも、ナンか、そんな…それこそ当時の、まっ色々、ご移動はあったと思うんですけども
もう、ほぼ移動時間みたいな感じだったんじゃないですか?」とお訊ねになると
長岡さんは「そう!あのねぇ、それをまあ…
『九州ツアー』とか『東北ツアー』とか組み込まれてないんですよ

昨日福岡だったら、今日は宮崎とかね(だったらいいけど)
あっち行ったり、こっち行ったりするんですよ
九州なら九州をグルっと廻してくれればいいんだけど
行ったり来たりしてたから、動きがすごい大変でした
特に東北!東北は電車がすごい揺れるし…(笑)」と返されてましたが(笑)

例えば「東京→名古屋→岐阜→福井→大阪」といった日程があったとしたら
メンバーの皆さんやスタッフの方々は、徐々に東京から離れる感じで
ツアー先の宿から次のツアー先へと移動されていたみたいだけど
甲斐さんは「サンスト」の収録や雑誌の対談などのために
合間を縫って帰京されることが、ままおありだったらしく
その移動の大変さは、ひとしおでいらしたんじゃないかと…?(汗)

「さあ!3曲目に行きます!ね?今夜3曲目は
アラン・パーソンズ・プロジェクトっていうグループがいて
私の好きなグループなんですけども、そのアラン・パーソンズ・プロジェクトのナンバーから
『Days・Are・Numbers』って曲です!お送りします」と
曲を流されたあと「懐かし~!」と長岡さん

「これねぇ、レコード会社のディレクター時代にね、あのー、毎日これ…大好きで、カセットに…
(『あっ!そんなに好き?』と友廣さん)…僕の時代、カセットだった
カセットからCDプレイヤーになって、それがMDになって、iPod、ね?
今はケータイになってますけど、友廣さんは違うでしょ?」と質問され

友廣さんが「私は…でも、小学校の時はカセットでした
そっからもう、CDは早かったですね(笑)」とお答えになると
「CDね、こう…ヘッドホンして?」…「ハイ、聴いてました!
そっから、MDになって…『えっ!?ナンでこんな小っちゃいのに入るんだ!?』みたいな…」
「ねぇ?『はじめから小っちゃくしろよ!』ってね(笑)
チューイングガムみたいにね(笑)」と話が逸れたトコで(笑)

「まあ、レコード会社にいる頃、毎日聴いてたんですけども、大好きな曲で
これ…面白いこと、気がついたんですけどね
UKのバンドに会いに…イギリスのバンドですね
で、私がレコーディングで、ロスアンジェルスに行くことになったんですよ
それも58日間、2ヶ月…『長い!』と思ってね
いつも聴いてるこの曲、もちろん入れて持参…持参する、この荷物の中にカセットテープでね
入れて持って…アルバムも全部、当然のように持参してね、毎日聴こうと思ってね」と軌道修正

「で、LAに着いて、すぐレンタカーを借りて、早速こう…道幅の…6車線以上あるようなね
高速道路、バーッと走りながらね、かけたんですけどね、ナンか違和感があるんですよ
大音響でこの曲かけたらね、全然景色と合わない!これ、合わない!
初めてだったんですけど『ナンで合わないんだろう?』と思って…

それでね、カセット取り出して、地元のFMを聴くとですね
ヘビメタとかハードロックがかかってんですよ!イヤ、もう、すっごい暑苦しいくらいの…
これがね、すごく合うんですよ(笑)アレね、初めての体験でした
これ、まるでね、京都の街でハワイアンを聴いてるようなね、違和感…ね?
芸者さんの前で『アロハ~!』って言ってる感じのね
だから、そういう体験したことないですよね

やっぱりね、LAって…ロサンゼルスの澄み切った、乾いた空にはね
こういうイギリスのね、ちょっと曇った音像は合わないんだなあと…
で、そこにいる2ヶ月間、僕はね、人生初の、
ハードロックとヘビメタ三昧の痛快な毎日でした(笑)
(『それはそれで良かったんですか?』)…うん!

それで、現地でたくさん…すごいヘビメタとハードロックに目覚めた私は(笑)
いっぱいアルバムをたくさん買って帰って来たんですよ
で、日本で聴いたら、最低なんです、これがまた…(笑)全然合わないんですよ
ヤブ蚊の大群みたいにギターがウワーンと鳴っててね
(『向こうでは良かったのに…?』)…そう!

だから、住む場所とか、国や地域によって
心地よい音楽の種類が変わるんだと…新しい発見でした
あのね、だから、北海道と沖縄でも…もっと極端に言うと
寒い所って『あいうえお』の『う』とかが多いんですよ…『う行』…母音…
ザルツブルク、イルクーツク、ね?ウラジオストックとか、ナンか暗いでしょ?

これが、ハワイ行くとね…『アロハ~!』とかね
ナンだっけな?『アラモアナ~!』とかね
『あいうえお』の『あ』とか、口開けるのが多いんですよ、やっぱり…
寒いとね…『そっだらぼっち言って、おめぇ』みたいなね、ボソボソってなるんです
『んだ、んだ』みたいにね」と、ナンちゃって東北弁で話されてましたが(笑)
確かに、関西に住んで久しいボクも、あまり大きく口を開くことはアリマセン(苦笑)

奥さんが、LAに行ってハイウェイを走っていた時には
判りやすく「ホテル・カリフォルニア」が、頭の中で流れ始めたようだけど(笑)
例えば「真夏の海辺で、サザンやTUBEは恥ずかしい」とか
「スキー場で聴くレゲエはイイよ~!」とか、あえてのミスマッチを好むのは
世代なのか?それとも、ひねりの効いた性格のせいなのか?(笑)

ともあれ…「これが暑いトコ…イタリアとか沖縄とか行くと
具志堅(用高)さんみたいに、あっけらかーんとなるんですよ
(『ちょっちゅね~(笑)』)…そうそうそうそうそう!(笑)『ちょっちゅね~』
そういうね、音楽にも影響があって…だから、その土地土地で結構変わるんですね
(『民謡とかも全然違いますもんね』)…ああ、違うなあ」と話されたあと

「さあ、今日、早いんですけど(笑)今夜のお別れの曲になってしまいました
(『あら!早い!』)早い!ね?…今日、男(の方の曲)ばっかりでしたからね
小田和正さんの曲です、ね?私が好きな曲…『たしかなこと』ね?
これ、あのー、九州人にはね、あんまりいない男のナイーブなデリカシーがね
そういうのを歌詞にすると、小田さんね、一番上手いですね

恋をしたり、人を愛したり、理屈に…そういうのに理屈は要らないんですけど
『好きになったんだから、しょうがないじゃない』って感じなんですけど
そこをね、小田さんの歌詞にね、理屈…理屈抜きの感情と
繊細な感情のね、論理がね、交錯している
で、人はね、感情で行動するわりに理屈を求めたがる、矛盾した生き物だなと…
そう思うことがあります、いつもね、そう思います(笑)」

…と、意味深な含み笑い(笑)と共に「お聴き下さい、小田和正で『たしかなこと』」を流され
友廣さんが「さあ、長岡さん、もっと話していたいんですが…」と
お別れの時間を告げるコメントを口になさった途端「もう30分!?」と驚かれ
「ハイ、30分です、また来週ですねぇ…」とのお返事に
いつも通りのご挨拶をなさって番組終了…
イヤ、ホントに内容の濃ゆ~い30分でした(笑)
コメント
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