ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

「麒麟がくる」を待つ5

2020-06-16 14:57:00 | 日記
さて「桶狭間の戦い」は、午前8時に丸根砦と鷲津砦が陥落
それを睨みながら信長は、午前9時に善照寺砦に向かい
同じ頃、今川義元は、沓掛城を出発し大高城を目指していたんだけど

光秀は、午前9時半にようやく清須城へ到着
…って、夜明け前に着けるはずだったんじゃ?と左馬助にツッコんでいたら(笑)
儚げな帰蝶さまも「よう参った、だが、来るのが遅い!
会うて色々、知恵を借りたいと思うていたが、殿はすでに出陣なされた…
もはや打つ手はない…」とプチクレーム(苦笑)
まあ、光秀が参戦していた史実はないですしねぇ…(苦笑)

その時、奇妙丸が声を上げ「あのお子は?」と光秀
帰蝶は、ほんの数時間前の衝撃の対面から立ち直り
「天から降って来た大事な預かりものじゃ」と答えるも
何かしら察したのか?光秀は「で、信長様の行く先は?」と話を戻し
善照寺砦で「今川と一戦交える」と聴くと
「お役に立てるかどうか判りませぬが…」と善照寺砦へ向かうことに…

その道中、光秀の頭の中では「あの男から目を離すな
信長となら、そなた、やれるやも知れぬ」という道三さまの言葉がリフレイン
「大きな国を作れ」という言葉と共に、光秀を信長の元へと導く伏線となっているようです

その信長は、午前10時に善照寺砦へ入り
善照寺砦に駐屯していた兵と丸根・鷲津両砦から引き上げて来た兵
それに自分が熱田・丹下砦から集めて来た兵を合わせても3千ほどであるのに対し
今川勢は、あちこちに兵を分けているとはいっても、まだ7~8千もの兵を擁しており
「今川の本軍をもう少し減らす手はないか?
大高城の元康の動きも気になる…」と思案中…

その元康は、午前10時半に大高城へ戻った途端
今川の家臣・鵜殿長照から、義元が朝廷より三河守を拝命していたことを知らされるも
内心を押し隠し「我らはこれにて…」と立ち去ろうとしたトコへ
「待たれよ!殿からお下知があったのじゃ」と引き留められ
信長が善照寺砦に入ったので、すぐにそのそばの鳴海城の加勢に行くよう命じられ

「しかし、我らは一戦を終えたばかり…
昨夜も兵糧を運び出すのに、一睡もしておりませぬ。明朝までご猶予頂けませぬか」と返すと
「ならぬ!すぐに行くようにとのご命令じゃ!直ちに出陣じゃ!」とブラックな指示(汗)
兵たちが色めき立つのを抑えながら「皆、疲れ果てております
せめて、一刻のご猶予を…」と願い出ても
「猶予などならぬ!」と言われて、何かがプチッと切れた模様…?

午前11時、今川本軍は、桶狭間で食事休憩中…
中嶋砦から、3百足らずの織田勢が出て来ているとの知らせを受け
義元は「その程度の兵なら、鷲津砦へ行った泰朝の兵を回せば良かろう」と命じたものの
「それが、まだ鷲津砦に留まっておるとの知らせがあり…」と聞いた途端
「まさか乱取りを行のうているのではあるまいな!?」と声を荒げ

「泰朝の兵だけでなく、他の兵たちも乱取りに走っているとのこと」と知るや
「愚か者めがー!敵が残した食い物や金目の物を漁り回るのは
野盗と変わらぬ下司の振る舞いぞ!それだけは禁じたはずじゃー!」と激オコ(汗)
まあ、これだけの大軍となれば、元康軍みたいに軍規を守る者ばかりじゃないのもむべなるかなと…

…が、ともかく、この場は「本軍から兵を出し、その3百を始末」するしかなく
午後0時、信長の思惑通り「3百の兵に対して
今川は本軍から千人以上の兵を出し、残り5千余り」となり
「よし!それならやれる!」と信長
…って、乱取りしていた兵がいなければ危なかったってこと?(汗)

「よいか!この先の山沿いの道を桶狭間へ向かって走る
他の者に目をくれるな!狙うは今川義元ただひとり!
義元の居所は塗り輿が目印じゃ!」と、ついに出陣!

午後1時、大雨が振り出し、強風にさらされた今川本軍は岩陰に退避
大高城では「信長の軍勢が桶狭間に向かっている」という知らせを受けた鵜殿氏が
「松平殿!メシなど食うておる場合ではない!
直ちに兵を率いて桶狭間へ向かい、信長を背後から攻めるのじゃ!」と大慌てで命じるも

元康軍全員が憮然として、手にしていた箸や茶碗を置く中
「それで?」と元康…って、エリカ様の「別に…」くらいの冷ややかさだし…(苦笑)
「先ほどは、鳴海城へ向かえと仰せられた。今度は桶狭間?
我ら三河の者は、桶狭間へは参りませぬ!
本日は、ここを一歩も動きませぬ!あしからず!」とキッパリ
兵たちも、ドン!ドン!と拳を床に叩きつけ、無言で抗議

結果…「元康は大高城に留まり、桶狭間に向かうことはなかった」ため
信長勢は背後から攻められる恐れはなくなった訳だけど
この時点では、そうと知る由もなく、まさに運を天に任せる形だったでしょう

でも、鵜殿氏に「あしからず!」と宣言したあと
元康が思い出していたのは、かつて織田家の人質だった頃
信長と将棋を指しながら、信長の兄との人質交換の話になった時に
「今川は敵です。いずれ討つべきと思うております」と言った自分自身で
成り行きとはいえ、その「いずれ」が今であることに気づいたんじゃないかと…?

その奥さん絶賛の(笑)「竹千代さま」の映像に続き
大雨の中、進軍する信長が映る辺り、於大の方の文が功を奏さなかったあとも
信長が、心のどこかで、あの「竹千代」を信じていることが表現されていたんじゃないかと…?

ともあれ…午後2時には雨が上がり、いよいよ桶狭間のシーンへ…
今井翼さん演じる毛利新介が「かかれー!かかれー!」と戦端を切り
食事の続きを取っていた今川軍を蹴散らし
斬り結びながらも「輿はどこじゃ!」「輿に向かえ!」「輿じゃー!」と目標はブレることなく…

ついに塗り輿を発見し、直前に退避したとおぼしき義元を追うと、義元自身も刀を抜き応戦
一応、史実では、服部小平太が一番槍をつけるも
義元に膝を斬られ、トドメを刺せずにいたところへ、毛利新介が…とされてるんだけど

この放送では、義元が膝に傷を受け、ひざまづいた時に、新介が空中から降って来る(笑)
…しかも、その姿が義元の目の中に映るという
ワイヤーアクションとVFXを駆使したスペクタクルに…♪

20キロ近い鎧を着けた人間がジャンプして、2メートルの高さから
降って来ることが出来るのかどうかはさておき(笑)
義元役の片岡愛之助さんの両目に、その鳥人(超人?(笑))の姿が徐々に迫って来るさまが
血糊が飛び散るよりも、はるかに怖く、死に行く者の恐怖が生々しくて
甲斐さん大絶賛の「スローな武士にしてくれ」で試していた
最新技術と時代劇のマリアージュ(笑)は、更に進化しているなあと…

ちなみに、義元が新介に討ち取られる際に、その指を噛みちぎった…という件はなく
NHK側は、義経の八艘飛びを彷彿させるジャンプをお見せになった
今井さんの出番を増やしてはどうか?という話が出ているらしい(笑)

それはともかく…桶狭間の戦いに勝利し、清須城へ向かう信長の前に
ナゼか(笑)光秀が現れ…って、左馬助はいずこへ?(笑)
信長が「水を所望したい」と言うのを知っていたかのように差し出すし(笑)
「無理やり、光秀を登場させなくてもよくね?」といったご意見もありつつ…(苦笑)

水を飲み干した信長が「勝ったぞ!」とドヤ顔で告げると(笑)
「おめでとうございます。お見事でございました」と光秀
「褒めてくれるか?」と言われて
「誰もが褒めそやしましょう。海道一の弓取り・今川義元を討ち果たされたのです」と返すと

「昔、父上を裏切った男の首を取って帰ったことがある
父上はワシを褒めなかった。余計なことをすると叱りつけられた
ワシは何をしても褒められぬ。子供の頃から、誰もワシを褒めぬ。母上も兄弟も…」
…って、竹千代さまの父・松平広忠の件が再登場し

「あっ、光秀は知らなかったんだっけか?
イヤ、竹千代が話しているのを聴いてたよね?」と記憶をたどっている内に(苦笑)
「帰蝶様はお褒めになりましょう」と話は進み
「帰蝶は何をしても褒める。いつも褒める。あれは、母親じゃ」と衝撃発言(汗)

これまで、史上最高に「ピュアな信長」ゆえ
おちゃめだったり、不気味だったりして来たんだけど
これもやはり「ピュア」な子供らしい残酷さなのかも知れませんねぇ…(苦笑)

「また会おう」と去って行く信長の背中に向かい
光秀が「今川を倒し、次は何をなされます?」と声をかけると
「美濃の国を獲る。美濃は帰蝶の郷じゃ
美濃を獲って、帰蝶を喜ばせてやる」と即答

帰蝶を大切に思っているのは間違いないんでしょうが
「母親じゃ」と聞いたあとでは、ちょっとフクザツな気分で(苦笑)
いつもより余計に「盛って」喜ぶ帰蝶の姿が思い浮かんだ次第…(苦笑)

「そのあとは?」という光秀の問いかけには答えず、信長は去り
ここで終わりかと思いきや、駿府にいる東庵とお駒ちゃんのシーンへ…
義元が討ち果たされたことだし、そろそろ京に戻ろうと相談する中で
お駒ちゃんが元康から貰った手紙の内容に触れられていて…

「戦が終わって、お母上にお会いになったそうです
お母上は泣いてばかりで、元康様も泣いてしまい、上手くお話が出来なかったそうです」とか
「織田信長様のお考えが色々あって、元康様は他の今川の方たちとは違う扱いになり
何とか、三河の岡崎へ戻れることになった」とか
実際にそのシーンが流れた訳じゃないのに
その場面を想像するだけで、グッと来てしまいました(笑)

だって、風間俊介さん演じる元康は
今川家で育てられたゆえの忍耐強さに覆われてはいても
「母上に会いたい!」と光秀に訴えた、あの少年が、そのまま大きくなったような…
竹千代役の岩田くんの面影が残っているかのように感じられたし
風間さんも、ご出演前の「竹千代」時代の「干し柿」のシーンに触れられ
いつか光秀と一緒に食べる瞬間が来ないかと願っておられるそうです(笑)

ただ、信長が桶狭間の戦いでの論功行賞を、義元の首級をあげた新介ではなく
本編にも描かれたように、今川勢の兵の割り振りを調べたり
義元本軍が桶狭間で食事休憩を取るのではないか?と考えたり
義元自身は馬ではなく塗り輿に乗っていることを突きとめるなど
情報戦で活躍した簗田政綱に与えたというエピソードがなくて、ちょっと残念…(苦笑)

そして、光秀が1人で(笑)越前に向かう途中で
道三の「大きな国を作るのじゃ。誰も手出しの出来ぬ大きな国を…」
という言葉がリフレインしているシーンで第21話終了…

撮影再開のめどが立ったとはいうものの、しばらくは「麒麟が来ない」日曜日が続きます(苦笑)
でも、予告を見ると…「将軍暗殺計画」や「新将軍擁立」の文字が踊り
松永氏の「ワシが憎いか?」やら、信長の「ワシに仕える気はないか?」やら
わくわくするセリフも聴こえ、それらを観られる日を楽しみに待ちたいと思います♪
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