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ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

COME ON!ROCKIN' ROAD(4/19)

2020-05-03 16:05:00 | メディア
第3回目も、近藤さんがご自宅からリモート放送ということで
30分30秒に「お知らせのあとは、先月スタジオで収録させて貰った
4月のマンスリーゲスト甲斐よしひろさんの登場です」とのコールがあり、32分から前回の続き…

近藤さんが「宇崎竜童さんが、奥さんがやっぱり詞を書かれてて
そいで、初期の頃は詞先ばっかりだったらしいんですね
奥さんが詞をバーッと…百恵さんの詞とか書いて来て、そっから自分でギターで…」
…と話されている途中から「ああ、そうなんですね、へぇー!」とか
「あっ、そうなんだ?曲先じゃないんだ?へぇー!」と驚かれていた甲斐さん(笑)

「甲斐さんは曲先?」と訊かれて「イヤ…イヤもう判んない…色んなのがある
で、たいてい…さっきも言ったけど、その…3日…3日間くらい
頭ん中、メロディが残ってないと…っていうのと
あと、たいてい僕、詞はタイトルから作るんですよ
タイトル、バーン!とキャッチーなのが来たら
たぶん出来るんですよ…っていうのもあるしね

ナンかね、素直に最初の1行、思い浮かんだからイケるんだって思ったんだ
…っていうのは、たぶん一切ないかも知んない…詞はタイトルから行く」とお答えになると
今度は「『HERO』は、やっぱ好きな曲の中に入ります?
ヒットもちろんしたんですけど…」と訊ねられ

「うーん…イヤ、まあ僕の中の20曲の中に…
でもさ、ヒット曲、特にそうですけど、自分が書いて、好きだと思ったから書く訳じゃない?
だけど、売れるじゃない?売れたら、それ、自分のものじゃなくなって来るんだよね」
…と「いったん曲を世に出したら、それは聴き手のものだから」という持論を披露された一方で

「だから、俺が良いと思ってる所と…だから『HERO』も
人が良いと思ってる所って全然違うんですよ
僕は『銀幕の中 痩せっぽちの俺たちが見えるだろう』っていうのが好きで
その1行を膨らましただけなんですよ
だから、そんなもんですよね」…と「どう聴こうが聴き手の勝手」という
プロとしての覚悟とは別に、作り手としてのこだわりにも触れておられました

もっとも予てより、この「HERO」の中の「痩せっぽちの俺たちが見えるだろう」と
「破れたハートを売り物に」の「生きることを素晴らしいと思いたい」という
「ホントに歌いたいところ」以外の歌詞は「前菜と後菜でしかない(笑)」
「これを歌いたいがために、膨大な作業をしてるみたいなところがあって、ま、アホだね(笑)
ホント、こんなことやってる人は(笑)」とおっしゃっていたし

また「あと、もう1コは、演じてる側の感じ方と
聴いてくれてるから有難いんですけど、聴いてくれてる一辺倒の人たちの感じ方って違いますよね
やり手側の奴らが『ここ!そうそう!』っていうの、確実にあるよね」というのは
かつて「サンスト」でも「この歌詞が好きだから」「この1行が読みたかったから」と
番組で流す曲や読むハガキをお選びになる基準にも表れていたんじゃないかと…?

それはさておき…近藤さんが、中学時代にお友達の家にお泊まりなさった時の話になり…
甲斐バンドのカセットテープを流しながら
大人の香り(笑)「タクティクス」のローションを塗り、徹夜で語り合われた翌朝
江ノ島にナンパに行かれたり、バスの中で眠り込んでしまわれたことを明かされ
「だから、甲斐さん = 徹夜・タクティクスなんですよ(笑)」とおっしゃると(笑)

「ナチュラルハイな訳じゃないですか
10代で、ナチュラルハイから来る被害妄想って、スゴイ大事ですからね
全て…俺は世界中、全て俺は網羅したくらいの気持ちになれるんですよね、ねぇ?(笑)
でも、それ大事なんだよね」と甲斐さん
「ナンか、そういうある種の被害妄想が、世界を作る感じがすごいしますけどね」…って
そういえば、甲斐さんも10代の頃に、妙安寺ファミリーバンドの皆さんの合宿所で
「誰が一番寝ないでいられるか競争」を開催なさってたんですよね?(笑)

続いて、近藤さんが「ナンか最近、テレビによく出られてますけど、アレはどうなんですか?」と質問(笑)
甲斐さんは「そう!そう!そう!今日も出て来ました(笑)イヤ、あのね、60過ぎたらね…
(今までは)そういうオファーが来たら全部断ってたんですよ
そいで、バラエティは超好きなんで、出るの…
バラエティは、ちゃんと定期的に色んな…
まっ『行列』とか、すごい定期的に出てるんですよ

でも、かといって、どんどん出て行くのも違うし…
で、コメンテーターどうのっていうのも断ってたんですけど
60過ぎて、結構本気で(オファーが)来たんですよ
じゃあ、イイかなって思って…まあ、坂上くんがいて、ヒロミくんがいたんで…
だいたいみんな似た気性の感じの…ハイ(笑)それが大きいですかね」とお答えになり

「ああー、なるほど!他の番組じゃなくて坂上くんと…?」という近藤さんの言葉に
「あっ、その通り!ヒロミくんが隣にいて、2人でバンバン…
ナンか特に、僕らみたいな性格は、生番組の方が良いらしいんですよ
(『アブナイと思うんですけどね(笑)』と近藤さん(笑))

そう!だから、収録だとアブナイ発言、もっとするんだって、ヒロミくんからもそう言われたんで
『甲斐さんは生放送向いてる、俺たちと似てるから』(笑)」と話されると
近藤さんが「アイツ、甲斐さんに生意気なこと言いますね(笑)」とおっしゃって
一瞬、上下関係が判らなくなりました(笑)

甲斐さんが大笑いなさって「だから(生放送では)抑制するじゃないですか
だから、そっちの方が…最初、出るんだったら、生放送が良いらしいんですよ」と話されると
「でも過去にね、遡ると、わりとテレビとかイヤがって…」と近藤さん(笑)
甲斐さんは、その語尾に完全にカブセて「イヤイヤ、イヤイヤ!全然、全然好きじゃなかったもん!」と全力否定(笑)

「アレは出るもんじゃなくて、観るもんだと思ってましたしね
イヤイヤ、全然…『ベストテン』に1回出ただけですよ
『ベストテン』に1回出たんですよ…だから『HERO』が1位になった時…
で、1位…オリコンね、チャートで1位になってる訳じゃないですか?
当然『ベストテン』出て行って…

もう2ヶ月近く追っかけられたんですよ、当時、弟子丸さんっていう…いるでしょ?
弟子丸さんが、まあ、ひつこく…あの人、お坊さんの息子ですから(笑)名門の…
その…まあ、お坊さんの息子だから、口説くの上手いんです、弟子丸さん
延々、追っかけられて、で…『判りました』と…『出ましょう』と…

もう、行く先々にいるんですよ、ツアーで…
『判った!出ましょう』…で、決まりました、で、出た
フツー、1位だと思うじゃないですか?3位だったんですよ(笑)
どーゆーことだよ、これは…弟子丸に騙された(笑)
(『もう1位じゃなくなってたんですね?(笑)』と近藤さん)

イヤ、違う違う、そうじゃなくて、あの…チャート1位…
オリコンが1位でも『ザ・ベストテン』調べだから…(集計データが)ナンか色々、そういうのあって
(『あっ、それトータルすると3位だったんですね』と近藤さん)
そう(笑)それは1位にしてくれよ!ねぇ?

でも、ナンかね、向こう側の配慮にしたら
時間がなくなって(1位で)最後の曲で切れるって良くないじゃないですか?生ですから
…っていう配慮も、まあ、あったらしいんですよ」
…と甲斐バンドファンの皆さんにはお馴染みのエピソードを披露なさってましたが

当時の「ベストテン」には、通常ならテレビで見られないミュージシャンの方が
次々と出演なさる代わりに、別スタジオで…とか
楽曲だけでなく「メッセージ」や「コメント」を含めて…といった条件を出されていたので
タイムキーパーの方を始め、スタッフの皆さんは
さぞかし胃が痛い思いをなさったんじゃないかと…?(苦笑)

しかも…「僕ら、スタジオに(行って)やってないんですよ
僕らが、レコーディングスタジオで、ラジオの生放送やってるところを、向こうが来て
そこで、1曲くり貫くっていうか…生でやったんですよね」
…って「HERO」だけくり貫くための時間調整はもちろん

さすがに「国営放送のラジオ番組のスタジオに民放のカメラが入るのはマズイ」
ということで、東芝EMIのスタジオに変更されたとはいえ
NHKのMディレクターは、スポーツ紙に
「ミスター太っ腹」と書かれたくらい(笑)画期的な中継でしたよね?

近藤さんが「じゃあ『甲斐さーん!』とか言ったんですか?」とお訊ねになると
「ナシ!追っかけマンがやって来ました」と即答(笑)
「(追っかけマンが)来て、スタジオと掛け合い…?」との質問には
「ちょっと…イヤ、違ったね、話してない
実況中継みたいにして、スタジオの外でやってた
『今から甲斐さん始まります』みたいな…

で、Qがあって…僕ら元々スタジオで(ライブを)やってたんで…そしたら、ワーッと来ました
で(MCで)喋りながら、ドン!タッ!と始まった」と説明なさってましたが
当時の奥さんは、スタジオの外で、追っかけマンの松宮さんが喋っておられる間も
スタジオのガラス越しのコンソールの向こうのガラス越しに映る(笑)甲斐さんをガン見し(笑)
TBSのカメラが「ワーッと」突入するシーンにドキドキしたんだとか…(笑)

近藤さんに「じゃ、そういう過去に記憶に残る歌番組に出たの、それっきりくらいですか?」と訊かれ
「そうそうそう!全然出てないもん」と甲斐さん
「最初『ギンザNOW』に2回くらい…せんだみつおの…」とおっしゃったトコで
近藤さんが「ありましたねー!NOWコマーシャル!(笑)」と反応され、お二人で大笑い(笑)

「2~3回出たんですよ、あと『レッツゴーヤング』っていうのも2回出て…
だから、その2回しか出てないですよ
で、その『ギンザNOW』の時は…ナンか、出てたら
それを矢野顕子が見て『すごい甲斐くんイイ』って
よく判んないこと…褒められたことあるんですけど(笑)

で、で、そういう4~5回しか出たことないので、それでヤメたんですよ
だから、要するに、わずか2分半くらいのことで
朝9時半くらいに行かなきゃいけないじゃないですか?当時…昔、そうなんですよ
僕ら、特に生演奏なんで、余計早いんですよ
これ、ムダじゃん!って、すごい思って…

もう、200~300(人)くらいからでもいいから
もう、そういう自分たちのこと観に来てくれる人たちのためだけにやろうと…
で、完全にヤメて、ライブだけどんどんやるように…
だから、年間に150本やってましたよ」と話されると
「でも、他の人、違いましたよね?ダウンタウン・ブギウギバンドなんか、ガンガン出てって…」と近藤さん

甲斐さんが「そうそうそう、サザンがね
でも、みんなほら生き方があるから、ね?僕らは、こっち取ったって感じなんで…
だから今、花園ラグビー場…去年、W杯…ラグビーW杯でしたけど
花園ラグビー場のトコでやったりとか
今、都庁が建ってる所で『BIG GIG』っていう…3万人以上集めたりとか…」と話されると

「あーっ!知ってる!知ってる!伝説の…
ナンか、ビルの上からとか見れちゃう(笑)
歩道橋とかからも見ちゃうとかね(笑)」と反応なさってましたが
奥さんは、同じ年に予定されていた「たのきん」のコンサートは
安全面で許可が下りずに中止になったから「印象に残ってたのかなあ?」と…

ともあれ…甲斐さんが「だから、あれはやっぱり、そこだけ…ライブに執着して来た奴らの
ある種の…ちゃんとたどり着いた到達点というか…」とおっしゃった時
「あっ!テレビを選んだ人にとっては、レコ大や紅白が、その年の最終目標だろうけど
ライブバンドには関係ないもんねぇ」と今さらながら目ウロコでした(苦笑)

近藤さんは「逆に言うと、ライブに来てた甲斐バンドファンは
『テレビ出ないでよー!』と…」と返され
甲斐さんも「そういうのもありますよね」と頷いておられましたが
この「ベストテン」や、86年の解散前の「夜ヒット」ご出演は
「ライブに行きたくても行けないファン」のために出られたんですよね?

「で、その時に観てた中学生・高校生の人が、テレビ局に入って
わりとプロデューサークラスになったんですよ
そしたら『甲斐さん、1回だけ…リハ1回だけでいいですからね、やってくれます?』(笑)
やり易い環境で…なって来たんでまあ出始めたトコはありますよね」と甲斐さん

近藤さんに「ああ、やっぱりリハーサル嫌いなんですね(笑)」と言われて(笑)
「だから、1回はやらないとね(笑)
あの…ホントは3回くらいやらされるじゃないですか
だから、ナンかあのー、6時くらいから本番があると
ホントに5時くらいに入ってると思ってるヤツいっぱいいますからね
そんな訳ないじゃん!昼に入ってますからね」

…と視聴者にお鉢が回って来たトコで、第3回目は終了(笑)
13分20秒のトークのあと「非情のライセンス」が流れました♪
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