ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

サーカス&サーカス2019その2(ネタバレあり)

2019-06-15 14:05:00 | 日記
かつて、甲斐さんが甲斐バンドの活動について…
「ツアーはエンジョイ出来たけど
レコーディングに関して、非常にエンジョイ出来にくい状態になってたわけ
やっぱり10年近くやってると、そういう部分も出て来るのね

リスナーの期待が、ミュージシャンにとってはプレッシャーになるじゃない?
オリジナルLPを作っていくことに対して、プレッシャーを感じる時もあるんだよ

自転車操業みたいにやってけばいいってものじゃないし
やっぱり、ある種の影響を与えたい
このロックシーンに貢献もしたい
自分の満足するスタイルで、しかも時代に準じて変わっていきたい
その辺のプレッシャーが、発散されることなく膨らんでいくとね

甲斐バンドの場合、そんなにシニカルにはなってなかったんだけどさ
気づいたらエンジョイ出来なくなっていたっていうのがあったのね
長いことやってると、どこのバンドだって同じだろうけど
アップの時、ダウンの時って、やっぱりあるからね

だから、本能を大切にしてる
自分たちのありのままの本能を信じて、それに従うことで
色んな困難とか危機を乗り越えられると信じてるし
実際にそれで乗り越えて来てるからさ」…と話された記事がありましたが

その「ダウンの時」に作られたのが【観覧車】であり
アルバム「GOLD」のスタジオ作業中に「ずっと考えていた」ことを
「心から消した」後に臨まれたのが「THE BIG GIG」で
4曲目は、その「1983年 at 都有5号地」からの【東京の一夜】

この曲に関しては、先日の「LEGENDS」で流された際に触れましたので
ここでは割愛させて頂きますけど
ただ、デビュー45周年という記念すべき年にリリースされるアルバムと
その曲順通りにライブが行われるツアーですし

単に「この時の演奏が素晴らしかった」という点だけではなく
バンドとしての節目とか周囲の環境や背景なども
セレクションの要素のひとつだとしたら
この全18曲は、なかなか興味深い内容なんじゃないかと…?

続く5曲目は【港からやってきた女】
この曲も【ジャンキーズ・ロックンロール】と同様に
収録された年と会場が記されていないので

奥さん待望の(笑)1979年の武道館ライブ版…
甲斐さんが「ふりし~~~ぼるように…」と歌われるバージョン…なのか?
「シークレット・ギグ」の中島みゆきさんとのデュエット(笑)が選ばれるのか?
それとも、全く別のライブ音源か?…気になりますねぇ(笑)

ともあれ、怒涛の5曲が終わり、6曲目には1986年の武道館…
解散ツアーの音源から【裏切りの街角】が選ばれてます
一時期「俺たちの客はもうそんなレベルじゃないんだ」と
いわゆるヒット曲を封印なさったことがあったそうですが

それは「おざなりに歌って済ますのは簡単だけど
そんなライブはやりたくないし、第一、客にも失礼だろ」という
ライブバンドとしての矜持に基づいたことだったみたいで

実際に「歌いたい」というモチベーションが高まられた時に封印は解かれたらしく
久しぶりに登場したライブはもちろん
「甲斐バンドの最終形」といった様相のパーティー・ツアーの中でも
この初期の曲は異彩を放っていたんじゃないかと…

この曲の間奏については、甲斐さんなりのこだわりがおありらしく
西村智彦さんが演奏された際に、何かが原因でやり直しになった時
「今まで、この間奏を弾いたギタリストの中で、いちばん上手かったのに…」

…と、とても残念がっていらしたそうだけど
奥さんは、大森さんを始め、歴代のギタリストの方々を思い浮かべ
とてもフクザツな心境になったんだとか…(苦笑)

続いても「LEGENDS」でネタバレした(笑)
1979年の武道館ライブの【シネマクラブ】
【HERO】のヒットにより、甲斐バンドは、一躍「時の人」となられましたが

そのイントロダクションは、先行してリリースされていた
アルバム「誘惑」から始まっていたようですし
タイトル通り「誘惑するのもされるのも多かった(笑)」頃の甲斐さんが
当時のお相手との関係が危うくなられた際に書かれたというこの曲も
B面(笑)の4曲目に収録されてます

もっとも、奥さんはその「誘惑」のラストナンバーであり
同じく武道館で歌われた、MC入りの【LADY】を切望していたんだけど(苦笑)
まあ、そこは「ベストアルバム」だけじゃなく
「ライブ」のセトリとなった時に
全体の構成や流れ、バランスといったことも考慮なさったんじゃないかと…?
コメント
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