ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

この映画が観たいその2

2013-12-13 10:17:59 | メディア
ヒッチコック監督の【裏窓】を
『50回以上』と言いながら
実は100回近く観ているという甲斐さん(笑)

元カメラマンで絵コンテも描ける監督の
『映画に対する熱量や愛情がハンパない』ことに

『毎回感動する』
『同じ時代に生きてる幸運』を感じるそうだ

『良い映画が撮りたいという執念だけで』

【断崖】に登場する疑惑のミルク(笑)を撮す時に
グラスの底に豆電球を仕掛けたり

【めまい】を表現する映像の撮影法を1年がかりで考え

カメラを引きながらズームして撮ったことを挙げられ
映像に対する執着を絶賛しておられました


余談ですが…奥さんは
【裏窓】や【12人の怒れる男】のように
芝居の一場面みたいな密室で

視点が固定されるというか
登場人物が少ないというか
『しばり』のある作品に高まるらしい(笑)

セット代もかからず(笑)
出演料も抑えられる(笑)代わりに
緩急をつけないとすぐに飽きて退屈してしまう設定…

脚本やカメラワークがモノを言う訳ですが
甲斐さんのように作り手目線では観てないでしょう(爆)

でも、奥さんが好きな映画には
『閉ざされた空間』の作品が多い(笑)

メジャーなものでは【死刑台のエレベーター】
【ポセイドン・アドベンチャー】【タワーリング・インフェルノ】

【エアポート】シリーズ
【ダイハード1】【ラジオの時間】等々…

別に引きこもりたい(笑)とか
閉じ込められたい(爆)という願望の表れ!?
じゃないと思うんだけど…(笑)


それはさておき…

伊丹十三監督の【タンポポ】について…

何を観てもセットに凝っていて
作品は自分の子供も同然と手塩をかけ
細やかに愛情を降り注ぎ

出演者やスタッフなど周囲を捲き込むほどの(情)熱が
黒澤明監督に並ぶと思うと話されてました

ちなみに
当時ニューヨークにおられた甲斐さんによると

この映画を観たパワーステーションのスタッフの間で
密かにラーメンブームが起こっていたんだとか…(笑)


物語が見える曲を書きたいという甲斐さん

歌謡曲の歌詞が
固定カメラで撮られた映像だとすれば

【ポップコーン…】の歌詞は
1番と2番でカメラが切り替わっているという

アルバム1枚を1本の映画のように
頭の中で作り上げていても

絵コンテが描けないので(爆)
メンバーに上手く説明できないことが…(汗)

甲斐バンドという
限られた人数、限られた才能の中でやると

言い合いになることや
食ってかかられることもあったそうだけど

熱がないより、暴走気味でも
相手が何を考えているか判るし

『摩擦こそ熱だ』と思って
摩擦を厭わない甲斐さんには
望ましい展開だったんでしょうね(笑)
コメント
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