花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

正月花(3)

2008年12月31日 | 嵯峨御流

今年最後にアップするお花は金明竹と万年青の盛花
竹類は水揚げが難しく
節を打ち抜くかもしくは各節の上部に穴をあけ
節間に熱い塩水かアルコール液を注ぐとよいそうですが
まだ試したことはありません。

竹類の中でも比較的水揚げが良好なのがこの金明竹です。
購入したものはすでに水揚げしてあり、上記のような水揚げをする必要はありませんが
それでも乾燥した室内にしばらく置いておくと葉がまいてくることがあります。
そんなときには半日ほどたっぷりとした水に浸けておくとよいそうです。
でも・・・丈のあるものをどっぷりと浸けておく場所なんて
ある方は深水につけるのに洗濯機を利用したそうですが
さすがにこの丈だと洗濯機でも無理となると・・・
大抵の家庭でその隣にある そう!浴槽です^^
えっもしかしてこの床にいけてある竹 浴槽に浸かってたの?
ええ実はそうなんです。
でももちろん暮れの大掃除をかねて浴槽も綺麗にお掃除してから浸けましたよ。

なんだか最後にしまりのない内容になりましたが
そろそろ今年も押し迫ってきたのでこの辺で・・・
一年間私の拙い花とblogにおつきあいいただきありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。


正月花(2)

2008年12月30日 | 嵯峨御流

今日は嬉しいプレゼントをいただいたのでこちらの花を先にアップします。
玄関に飾った正月花ですが、この松も先月いただいた剪定枝です。
みごとでしょう。
これにもいただいた千両とそして何か・・・思いついたのがパフィオペディルム
一昨日いつもお世話になっている花屋に電話してみたところ
在庫はないし年内の入荷はもう無理だとのこと、残念。
手元にあった葉牡丹をそえてみましたが
千両だけのほうがかえってシンプルでいいように感じたので
松に千両という正月花 のつもりでした。

ところが今日になってパフィオの代わりになれば・・・と
花屋さんがわざわざ自宅に蘭を届けてくださったのです。
なんと嬉しい^^
早速障子の張り替えの手を止め
(まあ 今になって・・・普通は花生けと障子張り 順番逆でしょ)
いけかえました。松、千両、蘭のつもりがどうもうまい具合に入らなくて
千両の代わりに庭の吉祥草をそえてみました。
まだ花が咲いている株がひとつだけあったんです。
古くからこの花が咲くと吉事があるという言い伝えがある縁起花です。
なにかおめでたいことがあるでしょうか。
あることを祈りつつ・・・


 


正月花

2008年12月29日 | 嵯峨御流

週末加村先生宅にお正月花をいけさせてもらいに伺いました。
クリスマス花が散々だったので正月花こそは心をこめて…
前もって仮活けもしてみました。
用意した花材、主材は松これは先月いけた槇といっしょにいただいた剪定松です。

http://blog.goo.ne.jp/niwanohanako3/e/e962fa21a5b89692515a405a1214578b

正月まで保ってくれるか半信半疑でしたが
さすが不老を象徴する「百木の王」松葉の緑も綺麗なままです。
いけさせていただく花器も早くから決めてました。
加村先生の作品の中でもかなりモダンなイメージの大壺、
しかも大自然の生のエネルギーが大地から沸き立つような迫力を感じされてくれる作品です
いただいた松は剪定するにはあまりにもったいないような立派なもの
大地にしっかりと根ざして何十年と生きていたであろうみごとな幹です。
だから添える副材はできるだけシンプルなものに…
といっても壺と松の迫力に負けないだけの存在感は必要
そんなことを考えて過ごしたこの一ヶ月
偶然手にはいった仏手柑
もうこれしかない!そう感じてこれも大事に冷蔵庫で保存…
そんなおり思いがけず千両までいただいて
あれこれ悩むことなくおのずといけたいものが私ももとにやってきてくれました^^
ありがたいことです。
小高い場所にある加村先生宅、この日は北風に粉雪が舞う冷たい日和にもかからわず
お花を通していろんな方から沢山の恵みをいただいたことの幸せを感じ
とても温かでした^^

 


ヒベルニカ

2008年12月27日 | バラ

以前いけたロサ・オドラータはオレンジ色の丸いつやつやのヒップでしたが
イブにいただいたこれはどことなくアンティークな雰囲気





Rosa cannina x Rosa sponosissima のHybrid Species だそうです。
花はカニナ似みたいだけど
ヒップの丸みや味のある枝の雰囲気(妙のこの一枝が気に入ったのよ)はスピノ似かな。
もちろん種は蒔いてみるつもりですが
その前に少しの間お気に入りの琺瑯にいれて楽しみましょう
白侘助も添えて・・・

 

 


万年青:冬のいけ方

2008年12月26日 | 嵯峨御流

今年最後のお稽古では万年青のお生花をいけていただきました。
万年青には四季それぞれの生け方があり、その季節に応じた葉の扱いや名称があります。
赤い実時の冬の生け方では葉7枚と赤い実を用います。
青い実時の秋の生け方を稽古した時に比べ葉も実ととてもたっぷりとしており
とくに今年の実は今までで一番じゃないかと思うほどとても見事なものでしたので
いけあがった姿もお正月にふさわしい祝儀花になってくれたように思います。

参考花としていけた万年青には花留に亀を使いました。
それもちょっと(いえかなりかも)個性的なもの 
私も最初みたときは少々ぎょっとしました。
娘曰く顔は豚、尻尾は蛇みたい・・・
生徒さんの評判も・・・ひかえめながらも コワイとの声が・・・(笑)

いけばなの歴史をひもといていくと
特にお生花の場合中国の陰陽五行説など古代中国の思想が深く関わっています。
亀といえば四神(五神)の玄武、
この神は足の長い亀に蛇が巻き付いた形で描かれることが多いそうです。
この亀はその姿が少なからず影響しているのかもしれません。
10年前なら私もけっして手をだしていなかったお品かもしれませんが
神の姿と思えば愛着がわいてきます…(ほんと? うんだいぶ見慣れたしね…笑)

 

 


水仙

2008年12月25日 | 嵯峨御流

またまた水仙
数日前に届いた嵯峨誌に三管筒にいけた水仙のお生花が載っていました。
それをみていたらどうしても活けたくなりました。
暮れのそれでなくても何かと忙しいこんな時になんでまた…
そう、どこかにいけるわけでもなければ
だれかに見てもらいたいというわけでもありません。
(あっ でも生徒さんは見てくれたようです)
ただただやっぱり好きなんだと思います。花(水仙)と向き合っている時間が…
ようするにどんなに忙しくても好きなことを優先してしまったただそれだけなんです

嵯峨誌には短三管筒でいけてありましたが私は持っていないので
嵯峨御流のオリジナル花器の三和の筒を使いました。
竹器は割れてしまわないよう扱いや保管に気を配る必要がありますが
それに比べる三和の筒は扱いも簡単でどんな花にもわりとしっくりといけあがる
とても重宝する花器ですよ
(とそれとなく生徒さんにも勧めておきましょう^^)

今回はいける時間30分以内を目標にして頑張ってみましたが
やはりかなりオーバーしてしまいました。
できたつもりで次の筒をいけているといけあがったはずの葉のためが戻ってしまい
またやり直し…これの繰り返しでした。
いつになったら…だぶんこの言葉を一生言い続けていくんでしょう
でもそういえる一生を送れたとしたら
それこそが幸せなことだと思います。 


・・・

2008年12月18日 | 嵯峨御流

生徒さんたちとランチに行きました。
人気のあるお店で半年後のこの12月にやっと予約がとれました。
期待どおりどのお料理もとても美味しくて大満足^^
お食事が美味しいと話もはずみます。
ピアノの先生がおふたりいらっしゃるのですが 
美味しいものを食べた後ピアノをひくとどんな?
良い気分でいい演奏ができる?と尋ねてみました。
お返事はおふたりともNO! 緊張感のない状態でのいい演奏はありえないと・・・
そっかあ なるほどなあ・・・

この日は加村先生のところにお花を活けに行く日、
いつもは午前中に伺うのですがランチに行くので午後からにさせていただきました。
お花はランチの後、先日黒いカラーを買ったお店に寄ってみました。
クリスマス前なのでなにかまた素敵な花があるかもと期待して・・・
ところが残念ながら今回はなぜか活けたいと思うお花がありません。
もちろん花がないわけではありません。
初めて見る面白い花もあるのですがいけたいという気持ちにはなれません
でも何も買わないわけにもいかず、とりあえず買ってはみたもののどうしても納得いかず、
先生宅に行く途中でもう一軒別の花屋さんに寄ってみました。
(こちらもいつもお世話になっているお店ではありません)
目線の高さで花を眺めたくてポンポン菊を手にしたとたん
商品に触らないでと怒られてしまい、ここでもさらに気が滅入ってしまい 
はやく店を出たい一心であわてて少しだけ買いました。
当然のことながらいけあがった花はだれにも見てほしくないような花
花生けも美味しいもの食べた後は調子が乗らないのかしら
いえいえそんなことはありません。
ましてや
お花がよくないわけでも花屋によいお花がないわけでもありません。
(二軒目のお店にはもう行かないと思いますが・・・)
前もってきちんと準備をしていなかった私の気のゆるみのせいです。
先生ごめんなさいね こんな花で・・・


 


カラー他

2008年12月17日 | 嵯峨御流

一週間前、いえ半月前にいけたお花だってまだまだ元気です。
あの黒カラー(実際には濃い紫色)だってまだつやつや・・・
今までいけた花材を寄せ集めてみました。
再利用?!ならもっと遊び心あるお花をいけてみたいという気持ちはあるのですが
どうもなかなかアイデアが思いつきません。