葉蘭のいけ分けの講習会を受講しました。
M先生のデモ、いけあげられた花姿に感嘆!
実技は「体を分ける」
九枚でいけました。
三和の筒の①と③の筒を用いて「和合(応用)」の置き方で黄菊を挿けました。
親先生のお稽古先でもなかなか思うようにならず
自宅に帰ってからもしばらく悪戦苦闘しました。
いじりすぎて茎葉はよれるし、爪は真っ黒になるし・・・
難しい!ふぅ~~~
やはり草物のお生花の中で一番苦手だわ・・・
親先生のお稽古は三和の筒の予定でしたが
花屋さんから届いた藪山査子が大変よいものだったので三管筒の変更とのこと
いけていた富士をはずして持参しました。
今回も置き方は「飛留」
おれやすい枝ですが縦姿は用流しにしてみました。
数年前から始めた山登り、富士山はまだ登ったことがありませんが
どんな山でもしんどければしんどいほど頂上にたどり着いたときの達成感は気持ちのよいものです。
いけばな、とくにお生花をいけあげたときの感覚って似てると私は思います。
富士をいけた!っていう達成感を感じてもらいたい
生徒さんにお花を教えるようになって五年あまり、
伊吹のお生花に限っていえば多い方でもまだ片手ほどの回数です。
正直私も心配でした。はたして富士にみえるような姿になるだろうかと・・・
でも私が手を出しすぎると誰がいけた花がわからなくなります。
登山だって自分の足で登頂するからこその爽快感です。
できるだけ口は出しても手は出すまい! だからいつもとは人が変わったようだったかも
非常に口うるさい・・・お稽古が終わったあとで思い出したらちょっと恥ずかしくなりました(笑)
でも生徒さんたちの初登頂!?の記念写真をみて嬉しくなりました。
手直しなしとはいえませんが、富士流しの枝は皆生徒さんひとりで仕立てられました。
いろんな表情の富士山^^
みなさんほんとにほんとによく頑張りました。
(ごめんなさい おひとりだけ写真が白黒です)
『富士山』が世界文化遺産登録となった今年、私も控えの富士流しを稽古しましたが
その花をみて生徒さんからいけてみたいという声もあがりました。
さすがにそれは…とも思いましたが、できばえはどうあれ
いけてみたいという気持ちを大事にして
この記念の年に初めての富士を経験させてあげたいと思いチャレンジしてもらいました。
とりあえず私がいけた富士流し
今回は体の後添流しの応用で流しの枝をためて富士山の姿としました。
一週間後は十三夜ですね。
それにあわせて月のお軸をかけてみました。
生徒さんの富士山も追って紹介させていただきます。