花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

エノコログサ

2007年08月29日 | 野の花

隣の公園、町民による月一回の清掃ではなかなか草取りが追いつかず
今草原状態になってます。
エノコログサの穂もめだってきました。
すこしいただいて庭のオミナエシといっしょに束にしました。


亀の花留 

2007年08月26日 | 嵯峨御流

今月朝鮮槇の生花をお稽古するのは2度目
前回は五徳の花留を使って活けましたが今回は亀の花留です。
留め流しに挑戦してみましたが
甲羅を模した穴のひとつにすべての枝を納め
また留め流しは曲生けの中では一番しっかりとためなくてはならないため
前回活けた五徳の花留以上に難しく感じました。

なお亀の花留を使うときの注意点は
花器に足す水は夏を潤いを感じるように十分に、
冬はやや控えめにするのが基本ですが
亀の花留の場合は亀の顔と甲羅が水に隠れない程度に足し
また花留めは花器の中央に置かず、進行方向をやや広めにとることだそうです。

 活けるまでは四苦八苦し汗だく?!になりましたが
それでも真夏の猛暑にもかかわらず
青々とした瑞々しい姿を長い間保ってくれる朝鮮槇は
夏に欠かせないありがたい花材です。


春の実りを結いて。。。

2007年08月24日 | 庭の花

ドライにしていた春の実りものを集めてリースを作りました。
ニゲラ、クレマチス、カシワバアジサイ、ヒメコバンソウ、ムギ、ユーカリ。。。

そしてくらちゃんからいただいたルナリアとセンダイハギ

この透明感のあるルナリア、私も以前一度だけ育てたことがあります。
もちろんこの銀白色の膜みたいなものが見たくて。。。
2年草なのでこれを採るまでに2年
春に咲いた花後膨らんだ実から外皮と種をとってやっとこの綺麗な膜があらわれます。
このリナリアを枝ごとそれもわざわざ外皮や種も取ってからくださったのです。
もうひとつ センダイハギはちょっと驚きでした。
初夏に見たカラスノエンドウの黒く色づいた鞘、
今までなんとも感じてなかったその鞘を魅力的に感じることができたのは嬉しい発見でしたが
実がなるこそすら知らなかったセンダイハギの鞘もまた黒く色づいていました。
芽を出し花を咲かせ実を結ぶという植物の営みを終えたあとのその姿に
花の一生を成就した風格のようなものを感じました。
花の時以外でも見る者の視点によってその美しさはそれぞれなんですね。


花のあと。。。とてもおだやかな表情です。


 

 


トウテイラン

2007年08月22日 | 庭の花

白いうぶ毛に覆われたシルバーリーフもきれいだし
この薄青紫色の花もとても涼しげです。
ゴマノハグサ科 ルリトラノオ属の植物だそうです。
まさにルリ色。。。

 


○○さんもこの葉に惹かれていたのに
栽培難しいかも。。。なんて私が言ったものだから買いそびれたよね
ごめんなさい
思いのほか丈夫でした!
陽射しガンガンな場所で元気に咲いてます
どうぞこの秋には苗入手して下さいませペコリ(o_ _)o


薄荷

2007年08月21日 | 庭の花

どういった薄荷なのかはわかりませんが近所で野生化しているものです。
葉はしろい産毛に包まれています。
地植えすると背丈は1メートルほどにもなります
雑草を生やすぐらいなら。。。という場所に植えてますが
水やりなしでも暑さに負けず元気に咲いてくれます。
この季節はこんなはつらつとした花たちを見ると
しぜんと私までしゃきっとするようです。
香りをかぐとなおいっそう^^


タカサゴユリ

2007年08月20日 | 庭の花

休み明けの16日に活けた花です。
旅から帰ってみると眩暈がしそうなほどの猛暑。。。
それでも出かけるときには蕾だったタカサゴユリがあちらこちらで涼しげに咲いており
おかえりなさいと迎えてくれているように感じました。
なので休み明けまず最初に活ける花はこれ!と
この花を見た瞬間から決めていたものの添える花は16日の朝サブガーデンの庭を見まわし、
時間もあって多少焦りつつ活けました。
キキョウ、オミナエシ。。。と部屋と庭を行ったり来たりうぅ~んなんかもの足りない。。。
最後にススキの穂
偶然フライング気味にこの一本だけが咲いていたのです(ありがたや)
4種と数字的にはもう一種類ほしいところだけどなんとかこれで。。。

ひと足早く秋の風情です。


Humes Blush Tea-scented China

2007年08月07日 | バラ

休むっていうことを知らないかのように絶え間なく咲いてくれます。
さすがに花径は小さく3cmほど
それもまた健気でなんともいとおしい
台風前にもたくさん咲きました。(撮影8月2日 )
風雨で傷む前にカット

瀕死状態から復活したStanwell Perpetualが今年はとっても元気!
こちらもぽろぽろと咲いてくれます。


 

 

 


沼沢の景

2007年08月06日 | 嵯峨御流

この季節湿地や沼沢の水辺では水生植物が繁茂しています。
その景観を蒲、燕子花(カキツバタ)、睡蓮、日陰蔓を使って活け表しました。
さながら水盤は沼。。
よどんだ水辺ですがすっと伸びた蒲には風のそよぎも感じられ
燕子花は花から実へ季節は移ろい
そして泥中で勢いよく繁茂した藻(日陰蔓で表現)が水面を覆う中
睡蓮の花葉が自然界の静寂感を感じさせてくれるようです。

 

暑いこの時期花は傷むのが早くお稽古した花もすぐにだめになってしまいますが
だからこそその一時を大切に心を込めて活けたいものです。
というわけでここ最近の花もあわせてアップしておきます。
お花に敬意を表して。。。

 

 

朝鮮槇
五徳の花留めを使って三才格に活けました。

 

 

この様式花をアップするのは初めて
荘厳華をいいます。(これは親先生がお活けになったものです)
その中でこの花態は宝珠形体といい、如意宝珠の形を表したものだそうです。
この様式は仏前の花のイメージが強いため飾る場所はかなり選びますね。
そのためお稽古した花はお床や出窓に飾ることがほとんどですが
さすがにこの花だけはあまり飾る気持ちになれません。
というわけでお稽古はしたもののそのままの形では活けず
盛花に変えてみました。

ナツハゼに庭のキキョウとオミナエシを加え
河川の景

 


ビエネッタ

2007年08月03日 | クレマチス

ネットで見せていただいて欲しいと思っていたクレマチス、春偶然園芸店で見つけました。
テッセンと同じフロリダ系
うちの庭の環境にはこのフロリダ系が相性がいいせいもあって迷うことなく購入しました。
テッセンよりやや派手な花ですがそのぶん薔薇との相性はこちらのほうがいいかもしれません。
二番花が咲きました。
和室に一輪
蒸し暑いこの季節はシンプルに生けたほうが身も心もしゃきっとするように思います。
嬉しいことに花持ちもとてもいいんですよ^^