五行格に挿けました。
八重の梅木空木が入荷してますとの花屋さんから連絡で
盛花予定を変更し瓶花のお稽古をすることにしました。
生徒さんからウツギってこんな字なのねという声!
そうなのよね。
ウツギと名のつく花木はいろいろあります。
空木や姫空木、梅木空木などはユキノシタ科の植物ですが
谷空木はスイカズラ科、藤空木はフジウツギ科と科もいろいろ
だけどどれも空木とつくのは、茎の中が空洞になっているという点が共通しているから。
ちょっと珍しい八重タイプの梅木空木でした。
綺麗な姿に生徒さんたちも心が弾みました。
留は芍薬です。
挿けるときには蕾や半開きの姿でしたのでとてもよい雰囲気にいけあがりました。
でもしっかり開花してしまうとあまりにその花は大きくて・・・
写真はそんなちょっとアンバランスになった姿です。
懸成体向う留に挿けました。
お伝書のある熊鷹蘭(熊竹蘭)とおなじショウガ科ハナミョウガ属の花茗荷
熊鷹蘭と同じ軸付葉物の扱いです。
ネット友から苗をいただきました。
増えたらお生花にいけたい!思い数年、今年やっと願いがかないました。
テキストには青の熊竹蘭の実時の花をいけたもの載ってますが
この花茗荷はそれほど実がつかないので
花時にいけてみました。
花がちょっとまがっているのは
庭ではこの花やや片流れのように傾いて育つため
これもご愛嬌・・・^^
こんなお花も大好き・・・
舟腹草(ふなばらそう)
オキシペタラムと同じガガイモ科の植物です。
秋につける袋果の形が舟腹に似てるからこの名がついたそうですが
まだ一度も結実したことはありません。
いつかその姿もいけてみたいものです。
舟腹草
こばのずいな
この季節だけはこんな華やかさも私の好みとして受け入れてます^^
だけどその中にも
モリイバラ・ノイバラなど日本の野山にさいている「野ばら」を添えるのがわたしなりのこだわり
モリイバラ・ノイバラってどこ?
左右の奥に細くしなやかの伸びているいるのが新芽の枝がモリイバラ
白の紫蘭の右横でたくましそうなまっすぐなものがノイバラ
野ばらといってもいろんな種類があり枝にも個性があります。
庭で育てている紫蘭です。
赤紫色の花を花をつけるのでその花色からシランと名づけられた花ですが
この花色は珍しいでしょう。
花丈も小ぶりです。
花色といい普通の紫蘭よりもちょっと高貴な雰囲気です。
回し葉の手法を用いながら三才格にいけてみましたが
なかなか葉組はうまくいかず
床には置かず小品花としてこちらに飾りました。
ひさしぶりに轡を取り出し、亀に組んで藤色の燕子花を挿けてみました。
シンプルに一花九葉しました。
最初に使った器だと亀が窮屈そうに感じたので
水盤を替えてみました。
これだともう少し花の丈を高く挿けたほうがよかったように思います。
連休中帰省した折には母が育てている花を眺めながらの花談義
近くだったらきっと毎日だって私の庭にもやってくることでしょう。
開花報告を兼ねて 今咲いている花をいろいろ集めました。
写真にして送ろうと思います。